結婚を機にほとんど釣りに行けなくなった高校時代の友人が、シーバスを釣りたいと言ってきた。

時間帯さえ外さなければ、一時間もあれば一匹は確実に釣れると豪語するビッグマウスの小生。

それなら行ってみたいということになり、お互い次の日も仕事があるので、小生の言っていた通り制限時間を一時間と決め、友人と釣りへ行くことに。

仕事帰り友人の車で向かうことに。
BGMはアンダーワールドがかかっていた。




懐かしい。

小生が考える、最高の時間帯にポイントへ到着。
水位等はいい感じだが、潮が想像していたよりも遥かに動いていない・・・
イナッコも少ない・・・
いい日は硫黄というか、ケミカルな臭いのするポイントだが、今日は無臭・・・

なんだか嫌な予感をしつつ、とりあえずフィーディングスポット等を説明し、バイブレーションを打っていってもらう。

・・・。

アタリも何もないという。

他の明暗やフィーディングスポットを説明し、打っていってもらうも、反応なし。

その後、小生が一通り打ってみるも確かに反応なし・・・

まだ魚が入ってきていないのか・・・

この時すでに50分経過・・・

一時間はやはり言い過ぎた・・・

内心、自分のビッグマウスぶりに後悔しつつ、延長戦をお願いし、ポイントを下流域へ移動することに。

下流域のポイントに着くと、先程いた場所よりもイナッコの量が多い。

とりあえずここでのポイントの説明をし、打っていってもらう。

なんだか時おりアタリらしきものはあるが、イナッコにあたっているのか、シーバスのアタリなのかわからないらしい。

打つべきポイントも残り少なくなり、ボウズの３文字が頭をよぎり始めた頃に、ギギギギというドラグ音が。

待望のヒット。

２０００円位で購入したという友人のロッドは、ふにゃっと曲がり、得体の知れないリールはドラグがギギギギと奇妙な音をたてている。
あえて聴いていなかったが、ラインはリールについていたPEをルアーに直結しているらしい。

なんだか心配な事が一杯だったが、とりあえずドラグをユルユルにし、走らせるだけ走らせる。
隙が出来たら少し巻き、抵抗があったらすぐに走らせる。

これを繰り返していると、なんとか寄ってきたシーバス。

タイミングを見計らって、一気にタモ入れ。

サイズもそこそこあり、喜ぶ友人。



時計を見ると一時間半は経過してしまっていたが、なんとか釣れてくれて良かった。