とある日。


おい、大石。
この日とこの日空いてるか？行こうぜ。

そう、タケさんからの電話だった。

急遽空きましたよ。何いくんすか？

マルかなぁ。もしかしたら、青に遭遇するかも。

青！？

行きましょう！

去年はタケさん、勇次くん、僕の三人で行った時に僕だけ完敗した記憶がある。
ここにきて、色々な事情で休みを取ったのだがリベンジの機会がきた。
もちろん、行きます！と返事をした。

電話が終わった後に、釣具屋に駆け込み、２番フックだけを買った。
これが、後に心にダメージを与えることになる。


当日

石谷家に行き、在庫が余りまくっているタケさんルアーを物色し、僕の誕生日プレゼントだとルアーを頂いた。泣

１時間くらい仮眠して出発。到着し速攻入磯。

先行地元アングラーさんが一人。
挨拶して、去年もお会いしたと分かり少しお話をし、青のお話をする。

最近は不発らしく、今日も・・・なんて言っていた。

そうですか。と話が終わり隣の離れた場所に入れてもらった。


しばらく、岩礁帯のスリットを打つが。すっきりしないのだ。
気持ちはすでにブルーランナーに逢いたがっていた。


ふと後ろ振り向くと赤いレインを着たアングラーと仲間のアングラーであろう２人が立っていた。

その赤いアングラーは僕の右側に入り、打つ前に会釈をしてきた。

ここで打っていいですか？きっとそんな意味だろう。

もちろん僕もどうぞ！なんて意味をこめて会釈をした。

さらにそこから時間は過ぎ、離れた場所にポジションを取っていたタケさん。

その方面に鳥達が集まりだし、かなりの数になっていた。

おそらくタケさんの目の前だろう。

赤いアングラーも気になるらしく、頻繁に気にしていた。

そして、タケさんのロッドが曲がった！
腰を落としてファイトしている。

かなり曲がっているが大丈夫かな？なんて思うがどうも青っぽい。

期待が高まり、リベンジ心が燃える。


遂に前の沖目まで流れきた。

バシュ！っと聞こえてきそうな赤いアングラーのキャスト・・・

そして、ポンピング。ゴリ巻きしている。

岩が前にあるこのポジションならそうなるか。。

ふむふむ。

そして、自分もフルキャスト。



ゴンッ！！

ジー！！


ドラグやべぇ！


慌てて締める。

そこからロッドに負荷がかかり曲がる。
こんなんか！重。
角度をつけて耐えると

ふっ

と外れてしまった。

回収したルアーを見るとフックが折られていた。
完全に予想を上回るサイズに上回る走りっぷり。

焦りが出始める。

ブルーブルー２０ｇのフックがやられたので３０ｇに換える。

沖目にキャストし巻き始め。


ゴン！

走りと止めて、巻き始めに

ふっ・・・


またしても、フックが逝く。


こうなったらと３番トリプルフックをシーライドに換装。

くるくる・・・・・・・


グンっ！


意地になって無理矢理巻く。
自然とポンピングゴリ巻きスタイル。


手前の岩達を回避してあと少しで


ふっ・・



トリプルフック３番、伸びる。。



こうして朝のラッシュは通過し、皆集まりだし、談笑し始める。

この敗北感は堪らないものだったが、皆の魚を見て誓う。

次は獲ると。

そして、気付いた。甘かったと。

赤いアングラーの正体はよしフィッシュ君。
タケさんの知り合いだった。

二人仲良く撮影。

よしフィッシュ君、タケさんから聞いていた通りのアングラー
レーザービームをぶち曲げてました。
サイズは80ｕｐ。


そしてタケさん、75ｃｍ。ルアー　MARINO

二人とも爽やかでした。

談笑も終わり皆さん仕事に出勤。

よし君は翌日、一緒に遊べることになった。

僕らは一旦休憩しに車に戻る。

上げ潮が効き始めた頃、僕一人で入磯。


イワシが溜まっているエリアに絞り、到来を待つ。

沖目に見える、水しぶき。

もっと近くに、もっと、もっと・・・・

バシュ！ザババ！


射程範囲にきた。

魚の進行方向にシコトゥイッチャーをキャストし、フォールをまぜて・・・


ゴッ。


食った！強引に寄せる！





ふっ。




３番フック、伸びる。



そこからヒットはなくなり１５時くらいに４ヒット４バラシで終わり。
宿に戻り、２番フックに換えリーダー結び直して、反省。



そりゃ、こんなしかめっ面になりますね。

予想を上回った初日の魚、ファイトの荒さ。後悔しっぱなしのまま就寝。

Blue のままじゃ終われない！翌日はどうなるか・・・

ロッド　北西SP
リール　ツインパワー4000XG