紆余曲折のロッド新調

  • ジャンル:釣り具インプレ
複数の竿を同時に使いこなすバス釣り(ボート)とは異なり、シーバスをメインに据える皆さんは特に「右腕」と呼べる竿を主軸に頑張っておられると思います。

私にとっての右腕。
それはZENAQのDEFI PLAISIR DP93です。
なにより、その軽快かつ瞬発力のあるキャストフィール。
そして有り余るバットパワー。
この10年近く、ずっと手放せない一本です。
ただ、1oz前後かそれを超える重さのルアーを投げ続けるのはさすがにしんどく、もうワンクラスか半クラスヘビーな竿をもう一つの右腕として欲していました。
そんな矢先、少々の臨時収入を元手に某有名メーカーの廉価機種のプレミアム版(98ML)を衝動買い。
ホクホク顔でフィールド投入。
ところが・・・・
合わない。
とにかく合わない。
メーカーの名誉のために「合わない」と言っておきます。
本心は察してください。

振りぬいた時の「暖簾に腕押し」な感じ。
大幅なスライス具合(藁)。
数本のシーバスを掛け、問題なく取り込むも、DP93と使い分けるにはあまりにも使用感が違いすぎる。
 
悩んだ挙句、2回使用の段階で、つてを辿って実際に使ってもらい、何とか気に入ってくれる人を探して譲り渡した。
後日談ですが、譲り渡した先方はいたく気に入っておられる様子。
やはり俺が合わなかっただけか・・・。

さて、振り出しに戻った。
やはり愛刀DP93の使用感は捨てがたい。
自分にとってはこれが基本だ。
でも同シリーズの上位機種はヘビーすぎる。
そこで気になっていたのがレクシータ。
でも高すぎる。
完全に予算オーバー。
次の選択肢で気になっていたのが・・・SURF SHOT 99M。
がまかつが出したサーフ用のルアーロッド。
ヒラメ用のニュアンスで売り出されているが、カタログスペックでは自分の希望を満たしている。
そもそも、この手の竿に「シーバス用」も「ヒラメ用」も無いと思っている自分には、興味深々だった。
ショップでたまたま見つけ、継いでみて振りぬく。
・・・・・・
もういっぺん振りぬく・・・・

「ええやん・・・・
レジ直行

翌日、某小規模河川の河口に立つ俺。

本気モードで振りぬく・・・・

「ええや~~~~ん 
闇夜に不気味なエクスタシー声が響き渡る。

軽快なんだけど、振りぬく瞬間の「うりゃっ」な感じ。
DP93と同じ感触とまではいかないけど、似た方向性を感じる使用感。
トゥイッチも入れやすく、感度も申し分ない。

とりあえず遠回りしたけど、右腕が2本に増えたのは間違いない。

ヒラメちゃん用とかケチ臭いこと言わずに売り出せばいいのにぃ!


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