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▼ 絡まってイライラする!その理由は?
どーも!デザインGのあんどぅーです。
ここしばらく雨が続き、週末には台風までやってきてなかなか釣りができずにウズウズしていた方も多いのではないでしょうか?
カーボンバイブ買ったけど、この天気でまだ投げてない・・・なんて方は、この3連休に思う存分ぶん投げて来てくださいね。
さて、今日はカーボンバイブの開発において苦労した「糸絡みの軽減」についてのお話です。
鉄板バイブの弱点でもある「糸絡み」。
カーボンバイブの開発時にも頭を抱えたキーワードでした。
なぜ鉄板バイブは糸絡みが多いのでしょう?
その原因を追求するため、あらゆる鉄板バイブを投げ倒し、試行錯誤する中で見えて来たものがありました。
①「フォール姿勢が頭下がりだとリアが上がり・・・」
フリーフォール時、頭が下を向いて落ちてしまうと、結果的にリア部分が上を向きます。そうなると、リアフックがラインを拾いやすくなります。回転してォールするようなら尚更です。フリーフォールよりカーブフォールの方が糸絡みが少ないのは、カーブフォールでラインテンションが掛かっていると、頭下がりになり難くく、回転もしないからです。
このことから、カーボンバイブはフリーフォールの姿勢に拘り、頭下がりになることを抑え、リアフックがラインに掛からないよう設計しました。
当然、カーブフォールも安定し、お腹の面を広くしたことで水受けがよく、一般的な鉄板バイブに比べ同重量でもフォールが遅い傾向にあります。これによりフォール中でもしっかりとアピールでき、ストンっと落ちるバイブより食べやすくなる事でフッキング率が上がると考えています。
ちなみに、糸絡みの少ない中空バイブは、前方・下部にウエイト、上部にエア層を設けているため、浮力で姿勢が安定するからです。
②「飛行時の姿勢も重要だけど、着水時の姿勢が・・・」
着水時の入水姿勢は飛行時の姿勢に左右されます。全てではありませんが、前方部分に重心がある鉄板バイブは、飛行時に頭を前方に、リア部分を後方に向け、背中を下に向けて飛んで行きます。この角度で入水すれば、背中を下にしたまま頭〜リアの順で水面に当たります。こうなると、背中に結んだラインは最後に入水するリアフックに接触しやすくなり、結果的に糸絡みが多発します。
着水直後にラインテンションを掛ける事によって糸絡みを解消できるのは、テンションを掛ける事により下を向いていた背中が後方へ引っ張られ姿勢が変わり、リア部分は上を、頭は下を向きます。この角度で入水すれば絡まり難くなりますね。
カーボンバイブはテンションを掛けなくても、頭は下向き、リアは上向き姿勢で飛んで行くので着水時の入水姿勢がよく、糸絡みが軽減されます。ただし、どのバイブでも言える事ですが、飛行姿勢が崩れて変な角度で入水すると糸を拾ってしまいます。特にちょい投げ、横投げは飛行姿勢と入水姿勢を崩し易い傾向にありますので、糸絡みが多くなってしまいます。
③「アクションが大きすぎると緩んだ時に・・・」
鉄板バイブが絡まりやすいシチェーションとして、リフト&フォール、ジャーク、トゥイッチなど、アクションを加えた時が上げられます。鉄板バイブはバタバタと激しく振るう物が多いため、アクションを付ける時に竿を煽ったりして更に力を加えると、より激しくアクションします。次のアクションに移るタイミングで瞬間的にラインテンションが緩み、少量の糸フケが発生します。この時、激しく動いた直後にテンションの緩んだルアーはバランスを崩し、糸を拾ってしまうのではないかと考えられます。
カーボンバイブはピッチが細かく、大きくアクションを加えても動きが破断し難くなっています。そのため、鉄板バイブの苦手とするマニュアルなアクションも対応します。
どうでしょう。鉄板バイブが絡まる理由は、大きく分けると以上の三つではないかと思います。
以上の事を踏まえて、日頃使っている鉄板バイブやカーボンバイブを投げ比べてみてくださいね。違いを感じて頂けたら幸いです!
やっぱりたくさんルアーを投げてみると、色々な発見がありますよね。
さて、次はどんなルアーをお腹いっぱい、ゲップが出るくらい投げ倒すことになるのかな・・・笑
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この機会によろしくお願いします
by デザインG あんどぅー
- 2015年7月18日
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