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▼ 恐怖のゴミ袋（秋の夜長の怪談話）

  • ジャンル:日記/一般
真夜中いつもの河川で

橋脚の袂の明暗部を撃つ

いつもと違い全く生命感の無い

暗く淀んだ水面を見ながら・・・





秋とは言いながら全くの無風のせいか全力でキャストを繰り返す為なのか少し蒸し暑く感じる夜だった。

バイブで底ギリギリを狙いリトリーブしていると竿先を引き込まれるようにハッキリとしたアタリを感じ咄嗟にアワせるがスグに魚以外のモノと判る感触に落胆した。

『またゴミかよ!!』そう一人事を吐き捨てて、ゆっくりと掛ったモノを引き寄せ始める。

（くそぉ～かなり重いなぁ）

水を含んで膨れたうえに流れを受けたゴミ袋程重いものはない・・・全く迷惑な話だ!!

姿を現した黒いビニール袋を見ながらうんざりするような気持ちで刺さったフックを外し、罪悪感を感じながらもゴミ袋をそのまま川に戻した。

ゴミ袋の中には何かモノが入っているらしくかなり重く、口が厳重にビニールテープで何重にも括られている・・・

沈みながら流れていくそんなゴミ袋を見ながら何ともいい知れない気味の悪さを感じ背筋に寒さが走った。

（考えすぎか・・・）
思わず首を横に振りながら自嘲する。

そして気を取り直してフックやスナップそしてラインのチェックをサッっと済ましアップクロスにルアーを投げ入れて釣りを再開した。

ボトムコンタクトの後、竿を軽くあおって底をきりリトリーブを始めて流れの本流を捉えたところで突然デジャヴ（既視感）に襲われた!!

『チッ!!またかよ!!』

（クソッ!!これもやけに重いぞぉ）

ラインの先の水面に浮かび上がって来たモノを見た途端に一気に血の気が引いていく

『あっ・・・あっ・・・』

あまりの事に声が出すことができなくなった。

さっき投げ捨て下流に流れていった筈のゴミ袋が目の前にあるのだ!!

全身の力が抜けてその場にへたり込むとラインのテンションが抜けゴミ袋はゆっくりと沈んでいった。

まるでスローモションのようにゆっくり沈んでいくゴミ袋から目が離せないでいる私の背後で

ガサッ・・・ガサッ・・・

草薮を踏み分ける音に気付いて振り返ると























『私の体を返して!!』



これはよくある類の怪談話。
（私の個人的妄想の垂れ流し）





実は私の家の近所の河川である事件が・・・

バラバラにした被害者のご遺体の一部をゴミ袋に入れて橋の上から投げ捨てたと・・・

残酷なある事件の容疑者が自供してます。

知らずに釣行してたのですが昨日あるソル友さんからの忠告で知ったのです!!

水中の捜索は続いてるようですが、捜索の甲斐なく投げ捨てられたご遺体の一部はまだ見つかっていないようです。

一日も早く発見されてご遺族の元にお戻りになることを願うばかりです。




まったくなんてこった!!

さすがに気色悪くて夜間の釣行は辛いなぁ

ゴミ袋引っ掛けたらどうしよう・・・

(((( ;゜Д゜)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

よくゴミ袋掛る場所なのでその度に冷汗かく事になるんだろうなぁ・・・

捜索の邪魔をするつもりはありませんし、立ち入り制限の規制もかかってないので釣行はするつもりです。

ビビってても仕方ないですからね!!


では、また～

今回は申し訳ありませんがコメント不可にしてあります。

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