美しい新緑の季節がやってきた。

Spring〜Early summer





新緑に染まる大河が大好きだ…

そして海から約〜１５０km上流純淡水域のこのエリアが釣り人で一番混雑する時期。
それは人気のターゲット”桜鱒”が遡上してくる季節。
本流鱒ブームの近年、この時期ポイントによっては満員御礼といった状況の中、同じ完全淡水エリアの清流鱸とこの時期は桜鱒を追い求める隣県のリバージャンキーが仕留めた桜鱒に刺激を受け、虎柄狙いの合間に桜鱒を意識した攻めを繰り返した。


しかし相手にしてくれるのは大半が好敵手のニゴイといった状況。
折角掛けた桜鱒もあと一息といった所でフックアウト…

そんな中、ようやく輝く銀鱗を手にする事が出来た。

美しい魚体に暫し見蕩れる…


豊富な魚種が狙える大河は本当に懐深い…

時期的にオープンウォーターに姿を現し始めた虎柄も格好のターゲット。

釣馬鹿兄弟で沢山の川散歩をした。

そして虎柄や桜鱒をデイゲームで狙う傍ら、可能性が高まって来た本命”純淡水域川鱸”狙いの早暁ゲームも同時に熟して行った。


川霧立ち昇る幻想的な大河で一本に出逢う為に通い続けた。

昨年の手応えからして、早い時期に今季は獲れるだろうと高を括っていたのが裏目に出たのか、本命狙いのゲームでは全く結果が出せない状況。
まだ時期が早いと自分に言い聞かせながらも焦りは加速していった…

そんな中、隣県のリバージャンキーの本命開幕。
そして同行中の兄が虎柄狙いのソフトベイトで仕留めた本命”純淡水域川鱸”


良型暴れん坊フッコサイズ。


この一本が今季始めて姿を拝んだ本命となってしまった…

その後も引き続き本命に的を絞った釣行を繰り返すものの、一度だけ本命らしいボイルに遭遇した以外は一切反応を得る事無く日は過ぎて行った…

そして初夏の装いとなってきた大河は名物の巨大魚に埋め尽くされる…

平均メーターオーバーの白鰱…

場所によっては一面が巨大魚の壁となり、疑似餌を撃つ事も、巻く事も、流す事も許されないような状況。

大河では産卵時期は禁漁の為、掛かってしまったら速やかにリリースしなければならない…


そして梅雨入りとなった関東地方北部も、空梅雨といった状況に、纏まった降雨も無く、自分には味方となる”増水”も無いまま季節は進む…