６月某日　最終

ここ数日は上げがメインだったため下げを確認すべく出撃

さらに、ここ数日に無い変化としては月が出ていることだ。



エントリー開始、釣り座は貸し切り

潮の払出しは撃ちやすい方向だが決して強くない状況

なんとなく魚が入って来るように思えた。


その答えが出たのは開始３０分のこと。

少し沖目で根掛かり？のようなアタリ

一瞬、動かない

次の瞬間、もの凄いトルクで走り出した。

キタ！

ここで走られたら絶対に負ける。

頭の向きを変えるようにして、ゴリ巻きで応戦

ヒヤヒヤのやりとりだったがずり上げに成功

修理から戻ったグリップを掛けた。

も・も・もしかして～　　　が、しかし１ｃｍ足らない



７９ｃｍ也　ヒラスズキ

この時点では自分のミスに全く気付いていなかった。


しばらくして２本目がヒット

合わせと同時に魚体が持ち上がり５０ｃｍあるなしを確認

そして即バラシ

まだまだ居るはず

程なく３本目がヒット

今度は１本目の７９ｃｍより明らかに引きが強い

ランカーサイズに間違いない！

近寄って来てもまだまだパワーはある

取込み態勢に入り、波に乗せたと思った瞬間

勢いよく走られラインは、フ～っと軽くなった。

魚は私の数メートル先で

見事なまでの魚体を見せつけ海に帰って行った。


しばし呆然・・・・。言葉がない。


ルアーを確認すると無残にもフックは伸びていた。

１本目のキャッチで形こそ変化していないように見えたフックだが

限界だったのか、交換していればキャッチできたのだろうか。


ここでやっと自分のミスに気が付いた。