やぷの気まぐれにより、ウルグアイ行きを決めた丁度その頃、臼井氏との会話の中で。

「オッキーも一緒にウルグアイ行かない？山も一緒に行くよ」

！！！！！！！

「行きます行かさせてもらいます」

あまりにもタイムリーすぎてＹＥＳと答えてしまった。

しかも山さんが行くなら行くしかねえ。

彼と初めて会ったのはテレスピレスだった。

酒と魚が大好きで夜な夜な酔っぱらっては懐中電灯片手に網で小魚を捕まえる

日々だった。

俺もそれに付き合い非常に楽しかった思いがある。

テレスピレスから帰ったあとも親交は続いている。

色々と調べるとルアーはディープ系の奴が良いらしい。

特にラパラのＸ－ＲＡＰマグナムとか鉄板みたいだ。

やっぱラパラはすげえなあ。

とか思いつつ、忙しい間をぬって準備を着々と進ませていった。

準備をして色々と考えたり妄想をしている時が一番楽しかったりするもんだが、

最近ではただただ面倒臭いの一言に尽きる。

そんな忙しい最中、臼井氏から連絡が入った。

彼の連絡はいつも仕事中に訪れる。

連絡を待っている時は一向に来ないのに、待ってないときは頻繁にくる。

「毎度毎度の臼井です～♪オッキー今忙しい？所でどっか面白そうな場所ないかな？」

エージェントのくせに俺に聞くのおかしくね？ｗｗｗｗ

彼はおかしいと可笑しいの紙一重みたいな人で、中々憎めず色々と協力して

しまったりしている。

フレンチギアナとか記録級のタライロンを狙うには良いんじゃないか？

俺も行ってみたいし。

って事で詳細情報をメールで送った。

数日後、また臼井氏から電話が。

「どうもどうも～臼井で～す。オッキーさ、あのフレンチギアナのタライロンはヤバイ。
あれは凄い。てことでウルグアイからそのまま一度行って来ようと思います・・・・・・。」

ん？

んんん？？？

「ちょっと待って下さいよｗｗｗ抜け駆けずるくないっすか？ｗｗｗｗ
　　　　　　　　　　　　　　トンビに油揚げ持ってかれた感じですよマジでｗｗｗｗｗ」

「まあでも日数も長くなるしオッキーも流石に無理でしょ？」

確かにそうだ。３週間も常識的に考えて休めるわけがない。

一度は大人しく引き下がったがどうも収まりが悪い。

南米なんてめったに行かないし、遠しい、どうせならフレンチギアナも行きたい。

どうすれば俺も長期休暇を取れるか・・・・。

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