プロフィール
栗原 隆
栃木県
プロフィール詳細
カレンダー
検索
タグ
アーカイブ
QRコード
▼ 事件は起きた
- ジャンル:釣行記
- (遠征)
今月あたま、伊豆に行って来ました。


いつもながら、なかなか一尾に会えず、昼間の潮どまりとかには、磯場でカップ麺や大好きなコーヒーを飲む事に浸ったりしていました。
が、事件は起きたのです。
その事件が起きた晩に車中泊の車の中で、感情が新鮮なうちに書き留めておこうと思い、iphoneでFacebookに投稿したものです。
ーーーーー2013年12月3日ーーーーーー
書きます、「事件は起きた」
もう今回はボウズかなぁ、なんて思いもちらほら感じた昼下がり。
朝イチは前回ワラサを釣ったポイントも、ノーバイト。魚っ気もあまり感じられなかった。
そして昼イチ、午後に西風が吹く情報を確認したので、ヒラスズキで良さそうなポイントへ移動し、現場へ辿り着くも、凪。2時間くらい滞在したけど、波に変化はなかった。ここで夕方を迎え、根際にいるヒラスズキを狙うか。とかも考えたが、もう1箇所が気になった。日没の時間を考えると、移動しても1時間も竿を振れない事も分かっていたけど、意を決して移動。
車で移動し、徒歩で数十分。日没がせまっていたのもあり足速に、走れるところは走った。持久力、体力を考え、荷物を最小限に抑える。いつも持っているタモ網とビデオカメラのスタンドは車に置いた。簡易的なスタンドは持ったけど。汗びっしょりで現場に着けば、16時を回っていた。
肝心の現場の状況は、無風のくせに時折デカいセットが来る。恐怖と同時に期待感が僕の中でみなぎった。
カメラを岩にセットし、釣りの準備をし、早速サラシの中へルアーを通す。
が、無反応。
やっぱり、とネガティブにもなりながら、「ボウズ」という感覚が僕を覆った。
何度もルアーを通すも無反応。
一回一回ルアーを通す度、疲労も虚しさも増す。
ルアーの色変えたり、巻くスピードや巻き方を変えたり、潮目もほとんど確認出来なかったけどメタルジグで100m以上先を探ったり。疲労は重なっても、割と集中力はあったのか、エリアフィッシング並にあれやこれや試した。その間30分くらいか。
まだ明るさはあった。足下も確認できた。なら、と思い、少し岩の先に立つ。
目の前には幅4、5m、奥行10mくらいのサラシが広がっていた。
そして、そのサラシの中心あたりから1mくらい左にルアーを通す。
その時だった。アタリがあった(今思えばだけど)。今思えばと言えるのは変な反応だったのを覚えてる。ゴンとかグッ、というアタリではなく、もっと鋭く、金属か石みたいなもので、コッ!みたいな弾かれた様な。
ん?、と首をかしげたのも覚えてる。
そして、今度はその同じ様なサラシの今度は中心から1m右側にルアーを通した、というか漂わせた。
また同じ様なアタリ、コッ!!と。
あれ〜またかと頭に思い浮かべた、その2秒くらい後の事だった。
ガーーー!!!!!
っと、サラシの中深くへラインを引きずり込まれた。
ヒラスズキ!
かと思った。
けど、下にもぐる一方でエラ洗いなんて程遠い。
青物?
こんなとこにワラサ?もしやブリ?
完璧、魚側の主導権。
どちらにしても大物には変わりないと、僕も渾身の力で引っ張り上げる。
ラインや、ラインの結束強度を感覚で判断し、まだまだいけると思いながら引っ張り上げる。
ようやく上がって来たかなと、思ったら、魚がジャンプした。
「えー!!」
赤かった。
思わず声を出した、様な。僕はきっとアドレナリン前回だったでしょう。
フックが伸びちゃったり、ラインが切れるのは嫌だったけど、竿は折れてもいいや、なんて思っていたと思う。
とにかく、魚のアタマだけは水面上に出していたかった。水の中だと、泳ぐ力で主導権を魚に握られてしまうので。
そんなこんなで、岩際まで寄せたけど、僕は網を持って来なかった為、岩の上に上げるしか選択肢がなかった。
よく見れば、テールフックに掛かっているだけだった。
「波来い!」
僕は叫んだと思う。
数十秒後、来た波と同時に岩の上に引っ張り上げた。
「うぁー」
手の震えがしばらく止まらなかったのを覚えてる。
「だー。わぁー。うぉー。やったー」
何回も叫んだ。
でも、この時の一番の失敗。ビデオカメラの電池が切れていた。
ビデオにおさめられなかった。
が、そんな事より、嬉しかった。
叫んだ。
後、ストリンガーに繋いだ後のビデオにはおさめたけどね。
そして、叫んだ。
僕しか居ない、伊豆の地磯で。
因みにこの時のラインシステム、午後イチの現場で組み上げたもの。
1.2号PE、30lbフロロカーボンリーダーをノッターを使ったノーネームノット改、巻き付け18回、リーダーとのハーフヒッチ同じ方向8回、PE同士同じ方向8回。120lbスナップをリーダーとの結束に巻き結びとハーフヒッチ左右交互2回ずつ。
結束はよしとしても、PE1.2号に30lbのリーダー。良くやったと自分を褒めたい、
ルアーは、ジャンプライズのローディ130F、ブルピンイワシカラーです。フックはST46-♯4でした。これもよく上げられたと思いました。
思えば、真鯛、動いているやつは、テレビか水族館か。
まして、触るのは初めてだった。
知ってます?
真鯛って噛むんですよ。僕も危うくやられるとこでした。幸い手袋を噛まれただけですけど。あれ指だったらヤバかったです、たぶん。シーバスの様に口をつかんで記念撮影なんて出来ませんね。
釣った真鯛は、現場で血抜きワタ抜きしました。お腹の中からは、蟹のあしやら貝殻やら硬いものばかり出てきました。
親父にメールしたら、早く食べたいから早く帰って来いと。
それと、重さを計るものは持っていなかったけど、5kgはあったんじゃないかと。現場からの磯道がすげぇ大変だったんで。真っ暗でしたし。
大きさは、74cmでした。
僕の人生、初めて手にした真鯛。
いつも伊豆ではヒラスズキか青物しか考えてなかった。思わぬ展開にほんと身体も震えてました。
以上、殴り書きライクなとこもあるかと思いますが、事件の全容でした。
僕の感情、なうでピュアでフレッシュな内に。
ではでは。


いつもながら、なかなか一尾に会えず、昼間の潮どまりとかには、磯場でカップ麺や大好きなコーヒーを飲む事に浸ったりしていました。
が、事件は起きたのです。
その事件が起きた晩に車中泊の車の中で、感情が新鮮なうちに書き留めておこうと思い、iphoneでFacebookに投稿したものです。
ーーーーー2013年12月3日ーーーーーー
書きます、「事件は起きた」
もう今回はボウズかなぁ、なんて思いもちらほら感じた昼下がり。
朝イチは前回ワラサを釣ったポイントも、ノーバイト。魚っ気もあまり感じられなかった。
そして昼イチ、午後に西風が吹く情報を確認したので、ヒラスズキで良さそうなポイントへ移動し、現場へ辿り着くも、凪。2時間くらい滞在したけど、波に変化はなかった。ここで夕方を迎え、根際にいるヒラスズキを狙うか。とかも考えたが、もう1箇所が気になった。日没の時間を考えると、移動しても1時間も竿を振れない事も分かっていたけど、意を決して移動。
車で移動し、徒歩で数十分。日没がせまっていたのもあり足速に、走れるところは走った。持久力、体力を考え、荷物を最小限に抑える。いつも持っているタモ網とビデオカメラのスタンドは車に置いた。簡易的なスタンドは持ったけど。汗びっしょりで現場に着けば、16時を回っていた。
肝心の現場の状況は、無風のくせに時折デカいセットが来る。恐怖と同時に期待感が僕の中でみなぎった。
カメラを岩にセットし、釣りの準備をし、早速サラシの中へルアーを通す。
が、無反応。
やっぱり、とネガティブにもなりながら、「ボウズ」という感覚が僕を覆った。
何度もルアーを通すも無反応。
一回一回ルアーを通す度、疲労も虚しさも増す。
ルアーの色変えたり、巻くスピードや巻き方を変えたり、潮目もほとんど確認出来なかったけどメタルジグで100m以上先を探ったり。疲労は重なっても、割と集中力はあったのか、エリアフィッシング並にあれやこれや試した。その間30分くらいか。
まだ明るさはあった。足下も確認できた。なら、と思い、少し岩の先に立つ。
目の前には幅4、5m、奥行10mくらいのサラシが広がっていた。
そして、そのサラシの中心あたりから1mくらい左にルアーを通す。
その時だった。アタリがあった(今思えばだけど)。今思えばと言えるのは変な反応だったのを覚えてる。ゴンとかグッ、というアタリではなく、もっと鋭く、金属か石みたいなもので、コッ!みたいな弾かれた様な。
ん?、と首をかしげたのも覚えてる。
そして、今度はその同じ様なサラシの今度は中心から1m右側にルアーを通した、というか漂わせた。
また同じ様なアタリ、コッ!!と。
あれ〜またかと頭に思い浮かべた、その2秒くらい後の事だった。
ガーーー!!!!!
っと、サラシの中深くへラインを引きずり込まれた。
ヒラスズキ!
かと思った。
けど、下にもぐる一方でエラ洗いなんて程遠い。
青物?
こんなとこにワラサ?もしやブリ?
完璧、魚側の主導権。
どちらにしても大物には変わりないと、僕も渾身の力で引っ張り上げる。
ラインや、ラインの結束強度を感覚で判断し、まだまだいけると思いながら引っ張り上げる。
ようやく上がって来たかなと、思ったら、魚がジャンプした。
「えー!!」
赤かった。
思わず声を出した、様な。僕はきっとアドレナリン前回だったでしょう。
フックが伸びちゃったり、ラインが切れるのは嫌だったけど、竿は折れてもいいや、なんて思っていたと思う。
とにかく、魚のアタマだけは水面上に出していたかった。水の中だと、泳ぐ力で主導権を魚に握られてしまうので。
そんなこんなで、岩際まで寄せたけど、僕は網を持って来なかった為、岩の上に上げるしか選択肢がなかった。
よく見れば、テールフックに掛かっているだけだった。
「波来い!」
僕は叫んだと思う。
数十秒後、来た波と同時に岩の上に引っ張り上げた。
「うぁー」
手の震えがしばらく止まらなかったのを覚えてる。
「だー。わぁー。うぉー。やったー」
何回も叫んだ。
でも、この時の一番の失敗。ビデオカメラの電池が切れていた。
ビデオにおさめられなかった。
が、そんな事より、嬉しかった。
叫んだ。
後、ストリンガーに繋いだ後のビデオにはおさめたけどね。
そして、叫んだ。
僕しか居ない、伊豆の地磯で。
因みにこの時のラインシステム、午後イチの現場で組み上げたもの。
1.2号PE、30lbフロロカーボンリーダーをノッターを使ったノーネームノット改、巻き付け18回、リーダーとのハーフヒッチ同じ方向8回、PE同士同じ方向8回。120lbスナップをリーダーとの結束に巻き結びとハーフヒッチ左右交互2回ずつ。
結束はよしとしても、PE1.2号に30lbのリーダー。良くやったと自分を褒めたい、
ルアーは、ジャンプライズのローディ130F、ブルピンイワシカラーです。フックはST46-♯4でした。これもよく上げられたと思いました。
思えば、真鯛、動いているやつは、テレビか水族館か。
まして、触るのは初めてだった。
知ってます?
真鯛って噛むんですよ。僕も危うくやられるとこでした。幸い手袋を噛まれただけですけど。あれ指だったらヤバかったです、たぶん。シーバスの様に口をつかんで記念撮影なんて出来ませんね。
釣った真鯛は、現場で血抜きワタ抜きしました。お腹の中からは、蟹のあしやら貝殻やら硬いものばかり出てきました。
親父にメールしたら、早く食べたいから早く帰って来いと。
それと、重さを計るものは持っていなかったけど、5kgはあったんじゃないかと。現場からの磯道がすげぇ大変だったんで。真っ暗でしたし。
大きさは、74cmでした。
僕の人生、初めて手にした真鯛。
いつも伊豆ではヒラスズキか青物しか考えてなかった。思わぬ展開にほんと身体も震えてました。
以上、殴り書きライクなとこもあるかと思いますが、事件の全容でした。
僕の感情、なうでピュアでフレッシュな内に。
ではでは。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
追記
まず、誤字、「アドレナリン前回」→「アドレナリン全開」ですねw
携帯でこんなに書いたいつぶりか…あの子に送ったメール以来か、、なんつって。
因に、リールは、ダイワ セルテート3012H、ロッドはメジャークラフト KGS-1102HIRAでした。
ヒットルアーは、ジャンプライズ Rowdy130F ブルピンイワシゆうきver でした。

魚を上げた時はテールフックのみでした。
最初はセンターフックにも掛かっていたんですね。
そして、その時には載せられなかった画像を。

叫んだ。

74cm!


エラ、ワタ抜いた状態で4kgジャスト!

湯霜造り、初トライ。

アラが一番脂がのってた様な。

焼いても旨かった。

焼いたやつは、赤ワインとの良く合った。
と、数日間、真鯛ばかり食べていました。
一年を締めくくる12月に人生初真鯛。
脳裏に刻まれる時間を過ごさせて頂きました。
自然に感謝。
ありがとう。

- 2013年12月8日
- コメント(2)
コメントを見る
栗原 隆さんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- 百虫夜行
- 5 日前
- はしおさん
- 林漁具:えび型しゃくり
- 10 日前
- ichi-goさん
- 雨雲レーダーの間違った使い方
- 16 日前
- rattleheadさん
- 淀川バス釣り開拓記と66センチ…
- 17 日前
- 登石 ナオミチさん
- 『DIY系アングラー?』
- 21 日前
- hikaruさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 下越サーフでアイザー125F置いておい…
- そそそげ
-
- BELUGA復帰戦
- ハマコー
最新のコメント