8月も残すところあとわずか。
私の子供達も例に漏れず、夏休みの宿題の追い込みの真っ最中（笑）

血は争えないというか蛙の子は蛙というか、私も子供の頃はいつも夏休みの最後の数日は宿題に追われていました・・・。
そして、大抵一番最後に残るのは・・・

読書感想文。

本を読むのは大好きだったんですが、その感想を書くのは大の苦手でいつもいつも嫌いなものは後回し。
切羽詰らないと重い腰を上げないところは、今も昔とまったく変わりません（笑）

そんな私が本の紹介をするのもチャンチャラ可笑しいのですが、最近読んだ本でとても面白い本があったので紹介します！



魚の行動習性を利用する 釣り入門
科学が明かした「水面下の生態」のすべて

講談社 ブルーバックス
川村 軍蔵 著


釣りをしていると色々な疑問が出て来たり、釣果を上げる為にタックルやリグやアクションを工夫したり、ベイトの存在や潮汐や風などから魚の居場所を捜したりと、工夫したり悩んだりすると思います。
そうした事に関して「何故そうなるのか」を魚の習性やら行動を元に科学的に分析・実験し、わかりやすく、そして理屈っぽくまとめたのがこの本です。

私は根っからの理系人間で理屈っぽいと良く言われますが（笑）、そんな屁理屈釣りバカにはもってこいの本です！

「釣り入門」と書かれていますが、この本を読んでも釣りのやり方は一切書かれていません（笑）
疑問に関しての答えも直接書かれている訳ではありませんが、今まで漠然と理由も良く分からず先入観だけで話をしていたものが科学的に説明されており、答えを導き出す「種」がいくつもありました。

私は汁物のワームが好きで良く使いますが、そうした「匂い」になぜ魚は反応するのかとか、なぜ魚によって反応しやすいワームの色が異なるのかとか疑問に思っていました。
そうした事について色んな例を交えて詳しく説明してあり、とても参考になりました。

自分の釣りをステップアップさせていくための知識として、なかなか良い本だと思います。
まぁ、？？な部分もありましたが読み物としても面白いですし、釣りをしない人でも十分楽しめる内容ですよ！



これからの台風シーズンで釣りに行けないような時や秋の夜長などにこうした本を読んで理屈っぽくなってみるのはいかがですか？（笑）