よっしゃぁ〜〜〜

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木曜日。
仕事が終わった後、家でぼけ〜っとしながら折れた竿をどーするか考える。
分けわからんブランドの安物の竿だけど、相棒がプレゼントしてくれた竿だ。しかも相棒とおそろいだ。
いい歳したおっちゃんが、おそろい。っつーのもアレだが
金額では表せない、ちょっと赤面するような気持ちが入っているのだ。
おそそかには出来ない。したくない。

よし。っつーコトで修理する事にした。
材料は家にあるモノを使う。接着剤だけ100均で買ったきた。

バラしたり、外したり、切ったり、削ったり、
こねたり、塗ったり、差し込んだり、押し込んだり、

できたー。2〜3時間したら接着剤も乾くだろうから
明日の朝に試し釣り・・じゃなく試し投げしてみよう
ちょっと接着剤を付け過ぎてこんもりとなっているが、
細かい仕上げはその後にするコトにした。




で、翌朝。
重いのやら、軽いのやら付けて、フワッと投げたり
ちょっと強めに投げたり、ちかっぱ投げたりしてみた。
最初の方に小さく「ピキッ」「パキッ」とか聞こえたけど
その後は変な音も無し。普通に投げれる状態だ。

大丈夫やん。コレはいけんじゃね?

よおし。後は実釣だ。魚がかかった場合にどーなるかだ
投げることは出来ても、魚とのやり取りができなかったんじゃお話にならない。
それで、夕マズメの博多湾の西の漁港に行く事にした。

いったん昼飯食いに帰宅。
移動時間を含めて、出発するには時間がいっぱいあるんで
しまい込んでたり、ほったらかしてたりしてた釣り道具の発掘をしてると
未使用のラインが出てきた。
ナイロンで磯用の3号。ソフトで糸よれしにくい。って書いてある。
ラッキー。これに巻き替えちゃえ。てなコトでライン交換。
本当はねー、PEとか使ってちゃんとした方がいいんだろうけど
なんかアレって好きになれないのよねー。
値段が高い。っつーとこもあるけど編糸っつーのがどーも・・・
それに釣り糸はナイロンじゃないと!昭和の人だから!
って、まったく意味不明でございますが・・・・

と、ライン交換も終えて、一応リーダーもつけて準備完了
ぽけっと横になりテレビなんぞを見ながら時間をつぶす・・・
んが、つぶすつもりが寝てしまってた。すごい安眠してた。
起きると5時近い。
おお、満潮前の上げの時間に間に合わねー!バタバタ釣り場へ出発だー

まぁ、なんとか狙いの時間に釣り場につく。

お、人が少ねぇ。ラッキー!
狙っているポイントはどーかな?と見てみると
若人のカップルがいるよ。サビキしてるねぇ。楽しそうだねぇ
しかし、おねえちゃんスカート短かないか?
釣りにくるかっこうじゃないぞ。寒くないのか?
まぁ仕方ねぇな。楽しんでる若者を邪魔するのも野暮だしな
でも、この時間だ。あのカップルはそろそろ釣りをやめるだろう
んで、どっかの洒落た店にでもご飯食べにいくだろう。
そうなったらあの場所に移動しちゃろう。
で、ちょい離れたとこで釣りを始める

巻き直したラインをなじますようにルアーを投げる

投げる。巻く。投げる。巻く。投げる。巻く。投げる。巻く。
投げる。巻く。ちょっとヨレの状態確認。投げる。巻く。

あら、ヨレが出にくいじゃん。さすがソフト。いい感じ。
でも、ソフトすぎるとルアーの動きに影響出ていかんのじゃないか???とか、
いっちょまえに思ってはみたけど、まーよかろー。いい感じやけん。

するとカップルが帰り支度を始めた。やりっ!
帰った早々に場所移動。やっぱココやね
さぁ、やるぜ!本腰入れて釣ったるぜ!
まずは水面の確認をば・・・・
ベイトはいないねぇ。ま、いつものコトだ
防波堤の影にも何も見えない。まだ時間が早いかな
足下はどーかなぁ・・・・・・・・・

おー、クサフグ天国!!

ああ、確かカップルが帰る時に余ったアミを放りまくってたなぁ
それによってきたんだろうクサフグさん。
ちっちゃいのが湧きまくってるよ、凄ぇ。

そんなこんなで2時間程釣りを続ける
たまーにクサフグさんと遊びながら。
たまーに来る釣り人と言葉を交わしながら。
たまーに防波堤に止まっているでかい鳥に話しかけながら。

アタリも何も無いのよ。あたってくるのはクサフグさんだけなのよ。
あー、今日はもう帰ろう。明日仕事やし。
明後日日曜なんで土曜の夜からまたがんばろう!

帰り道すがら、ちょっと考える。
ああ、そーだ、あそこに行こう!
家のすぐ近くだし、竿が折れた場所に行こう!
復活した竿を試す場所はココしかないじゃない!!
と近くの堤防へ寄る。

こないだよりは波がある。風も左から右へ吹いている。
状況は全然違うし、釣れそうな気も全然しないねぇ・・
まーいーや。投げてみよう。と釣り開始

近くに投げたり、横に投げたり、ルアーを変えたり、
浅めを引いたり、真ん中当たりを引いたり、下の方を引いたり、
なんやかんやしてると、今日の感じがちょっとわかってきた
沖の方に投げて、ゆっくりと中層より上を引いてくると軽いアタリがある
食いきれないみたいなので、まずはルアーのサイズを落としてやってみる
すると1投目からきた!サイズは小さいがエラ洗いして暴れてる。
あげてみると35cmくらいの塩焼きサイズのセイゴ
おうおう、小さくても嬉しいねぇ。うひょひょ
それから同じパターンで狙ってみる。
沖めに投げて竿を立ててゆっくりただ巻き。

すると

ググっと来て

バシャっと沖の方で飛ぶ魚の姿!!

おー!!来たー!!!いいサイズだー!!!!

遠目でしか見えなかったが大きいっぽい
引き具合はこないだの60アップより遥かに強い。そして重い!

しなる竿、鳴るドラグ、にやけが止まらない俺。
いやいや、ここで悦んではいけない。釣り上げるまでは悦んではいけないのだ!
しかしなかなか寄ってこない。ライン巻くと、すぐ出される。
いやぁ、楽しい〜〜!修理した竿もしっかり仕事してるみたいやし、
なにより引きがいい!!重さも伝わってきて非常に楽しい!!
ここはやり取りの楽しさでにやけてもオッケーだろう!
釣り上げたら穫った嬉しさでさらににやけるコトにしよう!!

ところがだ、楽しくてたまらんのだけど、一抹の不安が頭をよぎりだした。

取り込みは慎重に。最大の難関はここですよ。と・・

そーだ、そーだ。
今までの大きいサイズ(50〜60未満やけど)のときは常に相棒がいた。
んが、今回はいないのだ。俺一人なのだ。
前回の竿が折れた日に釣れた60アップの時も一人だったのだが
運が良かったのと、潮の具合が良かったのが重なって
引き潮で水面に出てきた石組みの上に、波に押されてスゥッと乗ってくれたので楽に取り込みが出来た
今回は違う。まだ潮は高くて石組みは水の中だ。

そんなこんなしてると、やっと魚が近づいてきた。
いやいや、大きいよん。80近いんじゃぁないか?!
だいぶん大人しくなったんで、出糸の長さを調整して
右手にしっかり曲がった竿。左手にタモを持つ。
足場はちょっと高いとこにあるんで、魚を誘導しつつ

「伸びろオイラのタモ〜〜〜〜!」

と心の中で叫び、タモを突出し!
しかしだ、このタモの柄は4m半くらいに伸びるのだが
突出した勢いがありすぎたのか、一気に最大伸長しやがった。
魚のいるとこにタモを持っていくには、これでは長過ぎる。
短くしようにも勢いのために伸びきった柄は、片手では短くなってくれない
フガフガしながらやっとの思いで魚のとこにタモを持っていく
なんとかタモ入れ成功!!やったー!!!

いやぁ、腹はそんなにふくらんでないけど、重い〜〜。
サイズは73。きれいな魚体してて、回遊してるヤツだと確信。
ここの居着きは色が違うんでわかり易いのだ。
で、下顎もって口を開けると、ルアーは丸呑みしとりますよ。

そのおかげでエラ洗い連発攻撃にも耐えたのかもしれない。

で、ささっと〆てしまって気がついたが

あ、このサイズだと家の包丁じゃ捌くの大変。どーしよ?

まーいーかー。どーにかなるやろー。うひょひょ〜〜〜

ってな訳で、竿の修理もオッケー!しかもサイズアップの70オーバー!
いや〜〜嬉しい〜〜〜〜。次は80アップだ!!

お持帰りした魚は、お隣の友人の力を借りてしっかり捌きましたでございます。
まずは洗いにしてパクパク。旨いっ!友人宅にお裾分けして
残りは今日のお楽しみ。でございます〜〜〜


ところで・・・

基本持って帰る場合、必要以上は〆ないでリリースするんだけど
鱸に限らず、大きいサイズの魚をいっぱい釣ってる人いるじゃぁないですか。
餌釣りの人だったらクーラー満タンしてたり、
どこぞのブログとかで見る、ストリンガーにでっかいのを一杯付けてる写真とか。アレってその後どしてんの?
あとからリリースしました。ってならいいんだけど
持って帰るとして、そんなにいっぱいどーすんだ?って場合。
近所にお裾分け。っつーのは別として、
あの人達は何か良か方法を知ってるんだろなぁ

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