【fimo Staff Log】【ロケ後記】 "UNKNOWN WORLD"という未知の旅

2018年12月末に5回目であり、最終回でもある「新潟佐渡島編」を公開しました。本編では収めきれなかった旅の様子をロケ後記として残したいと思います。

【遠すぎた佐渡島】

実は2017年12月末に「UNKNOWN WORLD VOL.4」として佐渡ロケを行う予定でした。

しかし、出発する数日前に訪れた大寒波による強風で、フェリーの欠航が濃厚、仮にこんな状況で出航できたとしても釣りにならないと判断、翌2018年1月に延期にしました。

年が明け、佐渡の釣果は好調でこれは良い釣行になりそうだと思いつつ天気予報と睨めっこをしていたのですが、またしても寒波というどうする事も出来ない問題により、我々の思いは佐渡島に届かず、残念ながらロケ中止となりました。

【車を停めるな！】

そして2018年12月25日、ロケを計画してから丸一年、ついにその願いが叶いました。

ロケ当日は朝5時に都内で集合、12時台の便で本土から出航するフェリーに乗るスケジュール。

早朝ということもあり、渋滞に巻き込まれることなく関越道を順調に進んでいたのですが、関越トンネル内でまさかの事故が発生。

数百m後ろにいた我々はそのまま3時間半もの間立ち往生...

案の定、予定していた12時台のフェリーに乗れず、便を変更。結局、佐渡島に着いたのは夜。

こうして幾度となく襲い掛かるトラブルと遭遇しながら、ロケが始まりました。

【ワンチャンという言葉の意味】

島に到着し、すぐにでも釣りを始めたかったのですが、今度は荒天で深夜まで宿で待機...

ただでさえ、最終日は殆ど釣りができないスケジュールで来ている上に、初日まで大幅に時間を削がれてしまう始末。

結果、このシリーズで一番釣行時間が少ないロケとなりましたが、ランガンにより佐渡島のポイントを把握していく様子は、まさに湾奥で行うようなピンの釣りをしている感覚でした。

そして何箇所も回った先に手にした一尾。

結果的にこのたった一度のアタリでしたが、それをものにし、さらにサイズが91cmと言う驚きの結末で幕を閉じました。

【未知と既知】

私の感想ですが、本企画は大野氏の"未知"への挑戦でありながら、実際はホームエリアで日々行っているスタイルを当てはめてシーバスを釣り上げる展開だと感じました。

言い換えるなら、初めて訪れる地でも勝て知ったるシーバス釣り、確信を持って釣りに挑んでいる姿勢を大野氏の背中から伝わってきました。

勿論、ご当地の釣りをリスペクトする気持ちは前提で、地元の方との交流を通して釣り上げたシーバスでもありました。

今回の佐渡島を含め、これまでの釣り全てにおいて大野氏にとっては既知である答えを確かめに行く釣行だったのかも知れません。

【最後に】

冒頭でも触れましたが、「UNKNOWN WORLD」は今回の新潟佐渡島編をもって終了となります。

2019年はまた違う企画として、大野ゆうき氏のシーバス釣りをお届けけする予定です。是非ご期待ください！

今後も皆様にシーバス釣りの楽しさを伝えていきますので、ご視聴いただけると幸いです。

P.S.

【ハタハタパターンで一番重要な事】

ハタハタパターン（東北、北陸）をやる上で一番重要だと感じたことを共有します。

このパターンは年の瀬である12月や1月がメインとなりますので、高確立で雪が降ります。

今回のロケはその中でも豪雪でした。