この秋、再び日本を離れ、南米での長期滞在を迎えるTERU。毎度、毎年のことながら、毎回特別な気持ちでこの旅立ちを迎えるようだ。





デュエルスタッフとして望んだ昨年のブラジル遠征は、製品のテストなど課題もこなし、ますます充実した滞在になったそう。そして、今年は……。






旅立ちを待つTERUに、いまの心境を聞いてみた。






今年の予定としては、まず、8/27からサンパウロで南米最大のフィッシング・ショーがあります。まず、ここに、ブラジルフィッシング界では知らない者はいない、20年以上も第一線で活躍されておられる、あのネルソン・ナカムラ氏に招待されているので、フィッシング・ショー会場に訪れる予定です。南北米中の一流ブランドからガレージブランドまで一堂に会するこの機会に、南米と日本のアングラー、メーカーさんとの釣りや文化交流を、
更には、デュエル・ヨーヅリプロスタッフとしてのデュエル・ヨーヅリ製品の素晴らしさとアマゾンで効くハードコア爆釣メソッドを披露してきたいと思います。今年はたくさんの日本人アングラー、撮影チームと共に楽しい旅になりそうな予感。

９月に入ると、いよいよ、アマゾン州の首都マナウスに飛び、更に小型セスナ機で奥アマゾンに位置するネグロ河に向かいます。バルセロスというネグロ河中流域に位置する村に降り立ち、ここから冒険が始まります。例年でいえば１０月からが雨期明けの釣りシーズンになるのですが、９月という雨期明けギリギリ時期なので、今回はそれが吉とでるか、凶とでるかはわかりません。

 
釣りのパターンが全く変わることも予想されます。しかし、それがこの釣りの面白いところで、常夏の熱帯ジャングルといえど、シーズナルパターンは強くあります。当然、スポーニングもありますし、水位によって潜入できるラグーンのあるなしもありますし、数千種という魚がそれぞれのパターンを作っていますから、状況によって様々なパターンが混在し、ゲームを難解で楽しいものにしてくれています。特にピーコックバスフィッシングいうのは、それが顕著に表れるゲームであり、複雑で難解なパズルを解いていかなければなりません。そのパターンや釣法を見抜いた者だけが大爆発の洗礼を受けるのです。

私も長年通い込み、というか滞在し続け、数え切れない超大物をこの手にしてきましたが、何度行っても飽きることはありません。ブラックバスに似ていて、ここが不思議な魅力のひとつでもあります。島国日本人は周りを海に囲まれ、世界でみてもこれほど、釣具に対して工夫できる民族はいません。その釣りのサラブレッドのDNAをもってすれば、まだまだ誰も知らないリグやメソッドが見つかるはずなのです。


アマゾンはまだまだ謎に満ちていてミステリアスです。学術的見地からでも、まだ名前すらついていない魚が山ほどいるのです。ひとりでも多くこの浪漫あふれるミステリーに興味を持って頂けるアングラーが増えれば、私の存在も意味があるかもしれません。

さあ、ワクワクしてきました！
2013ボンバダ南米遠征いよいよ始動!
デュエル・ヨーヅリルアーを塗装がなくなるまでボロボロにしてきます！