現在絶好調の東京湾奥のシーバス！　昨夜は旧江戸で私もいい釣りをしてきました。そんなシーバスフィーバー中の東京湾奥ですが、荻野プロからもレポートが届いているので、本日はそちらを公開します♪　さらに釣果を上げるコツが満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。



みなさんこんにちは。荻野貴生です。
金木犀が香る季節になってきましたね。台風の大雨が降ってからというもの、東京も朝晩はだいぶ冷えるようになって、季節はすっかり秋になりました。僕のホームグランドの隅田川でも、大雨後の濁りが落ち着いた途端にカタクチイワシとサッパの群れがグングンと入り込んできている状態。あとは沖からフレッシュなシーバスの群れが入ってくればシーバス祭りのスタートになるわけですよ。
 
現状は未だ夏の名残りを釣っている状態で、橋脚や護岸沿いなどのストラクチャー際をタイトに攻めてバイトを出しています。釣れてくるシーバスはみなスレンダーなボディで日焼けして真っ黒な魚体。夏の間も湾奥に居着いていて、ここにきてベイトフィッシュが増えたことでアグレッシブになり始めたシーバスたちですね。
 
最近はハードコアミノ―flat70SPが抜群に調子が良いです。狙ったスポットにリトリーブで送り込み、「ここぞ」というタイミングで２～３回ジャーク！！橋脚際、護岸の切れ目、土管の前、水中に伸びるハシゴの前など、ちょっとした変化が狙い目。動きが止まった後のボディの揺らぎでシーバスがバイトしてくるので、ロッドを煽った直後にラインスラックを作ることが肝心。デイゲームであればバイトが丸見えで楽しいですよ♪

 
このアプローチで散々攻めた後、または浅いレンジでバイトが出ない場合はフォルテ７０のリフト＆フォールでレンジを下げてサーチ。フォールする時のスライドアクションが効きます！！ これもジャークと同様、リフトした後にラインスラックを作ることが大切。カーブフォールになってしまうと大きくスライドしないですから。
 
ハードコアミノ―flatもフォルテも、このようなリアクション的な使い方はデイゲームならでは・・・と思われがちですが、水色が澄んでいる時にはナイトゲームでも有効なパターンなのです。常夜灯で水面が明るく照らされている場所では、ストレートリトリーブだけでは見切られてしまうことも少なくありません。台風などの大雨が降った後の濁りが取れると、一時的に水がとてもクリアになります。良いシーズンだからといって毎日同じパターンで釣れ続けるわけではありません。今、隅田川がまさにそのタイミング。水質が変わればシーバスのコンディションも変わるわけで、それに対していかに対応するか？アプローチのバリエーションが増えれば、シーバスゲームはより楽しくなります。
 
このコラムが皆さんの目に留まる頃には沖から銀ピカのシーバスが大挙して、シーバス祭がすでに始まっていることでしょう。好調の中で訪れるタフな日をただの「釣れない日」という事で片付けないことが「シーバスゲーム」なのではないでしょうか？