今度こそは釣れそうな気がする。多分今度ぐらいがラストチャンスだろう。

潮時表を見て、本日をXデーと定め、超気合いを入れて朝起きた。

日の出と同時に現場到着。風も無いし潮も満潮に向けてのアゲぽよだ。今日こそはいけそうな気がするー。

ところが一台も車が無い。
あれ。変だぞう。いつもならズラっと路駐の列が…
まぁいいわい。一番槍俺が頂き。


…ベイトは何処に。これは祭り終了ってやつでは無いかい？どうりで誰も居ないハズだ。

何たる誤算。
せっかく取って置きの、一定時間無敵になれるマジックアイテム（代休）を発動させたのに。
また空振りかー！


嘆きながら投げているとポツポツ釣り人が現れ始めた。
まだチャンスはありそうだ。

その後Gさんに声を掛けて頂き、暫くご一緒させて頂いた。
良かった。これでマジックアイテムが無駄にならずに済んだ。それどころか大収穫だ。また一つ賢くなったぞう。


でもあんまりよく無い収穫もあった。

「283君のブランジーノ、少しゴリゴリしとるよ。」

小ゴリ発覚。

ブランジーノ、おまえもか！
と言うよりソレが仕様だと思ってました…。
シャリスリするセルテートと比べて巻き心地が違うのはタフな証だと思ってました。自分では全然気がつかなんだ…

これはもう催眠療法で直すしか無い。マインドコントロールで気づかんかった事にする。

…………よし。直ったー！

たとえもっと酷くなっても竿を細かく振動させもってリーリングすればゴリ感は相殺されるはずだから大丈夫だ。


円満解決したものの魚は釣れる気配が無いので…撤収。


そろそろホームの調査に行こう。
年末里帰りしてくる友人の為に情報を収集しとかんといけん。
そこで駄目なら、釣り納めは極寒の島流しに確定してしまう。
南予でなんとか結果を出さねば…。