最近寝る前にyoutubeでよく観る映画がある。

青い春

2002年の邦画

ストーリーは…

朝日高等学校（男子校）。ここでは屋上の最上階のベランダの外側で手を叩き、回数を多く叩いた者が番長になれるというしきたりがある。
新3年生の者…九条、眼鏡を掛けた雪男、野球部のエース木村、九条の幼馴染の青木が競い合い、一番多く8回手を叩いたのが暗い印象の男　九条だった。
九条は特に学校を仕切りたい訳でもなく、ただ何となくゲームに参加しただけだった。
雪男が先輩に可愛がられていい気になって天狗になっている同級生の大田をトイレで肉切り包丁で滅多刺しにして逮捕され、高校野球の試合で負け…ふてくされていた野球部の木村は極道の世界に入っていった…。
残された九条は寂しさからか学校の花壇で花を育てている花田先生と一緒に花を育てるようになる。
ある日、2年生のレオがベランダゲームで手を7回叩いた。ベランダゲームで勝負し勝った九条はヘラヘラ調子に乗っているレオをシメるが、それに輪を掛けた様に金属バットでひたすらレオを殴ったのが同級生の青木だった。
そんな狂気じみた姿を見て青木とのズレを感じる九条。青木を無視するようになる。
何とか九条に自分を見てほしい青木は無表情で髪型を鳥肌実の様にサイドとバックを剃り落とし眉毛を全部剃り落とし登校。
雪男が逮捕されいい気になっていたパシリの吉村の腕をへし折り素っ裸にして真冬のプールに落とし、シンナー中毒の学生の口に空き缶を噛ませその上からストンピングしたり、カツアゲをするようになる。
ある日学校のろうかで九条と青木が鉢合わせ。お互いの髪をつかみ殴り合いお互いの思っていることを言い合う。
それでもお互いの仲が修復することはなかった。
ますます青木との距離を置く九条。
青木は寂しさからか自殺を選択する。
1人で皆の登校時間に学校の屋上の最上階でベランダゲームをする青木。
九条が青木の心情を察知し全速力で屋上に向かった。
青木を呼び止めたが…青木は13回手を叩いて屋上の最上階から落下。頭が割れて血を大量に流し死亡。
残された九条は親友の心情に早く察知してやれなかった悔しさに涙を流すのだった…。


↑予告編
主演は松田龍平。青木役に新井浩文、雪男役に高岡蒼佑…その他余命数ヶ月で桜の木から毛虫を取り除くオバケ役に瑛太、野球部の後輩役に塚本高史、シンナー中毒の学生役にピースの又吉直樹
。今も活躍している俳優やタレントが多数出演してます。
松田龍平の何とも言えない寂しそうな表情…ホント松田優作にそっくりだと思いました。

あとこの映画で印象的なのが音楽。音楽を担当しているのがミッシェル・ガン・エレファント。格好いいです。