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清水ユウキ

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釣り歴は30年以上 渓流、川、海、船となんでもやります。 これまでちゃんとやったことがなかったのがルアーゲーム。巨大シーバスが釣りたいと2013年1月に思いつき準備開始。はじめてのルアーシーバス釣行は2013年2月。東京湾中心にやってます。

ついに!人生初ランカーと出会う

2015年9月6日未明。
荒川にてランカーを釣り上げることができました。

念願成就!!!

思い起こせばこの計画の原点は10年以上遡る。

2002年の春の晩に親友と一晩でとんでもない量の
シーバスを釣ったところからはじまる。
2人で竿を6本出して夜中から夜明けまでずっと釣れ続けた。
仕掛けは護岸からの胴付仕掛けで3本の針にそれぞれイソメ1本がけ。
ナイロンの道糸3号、ナイロンの1.5号のハリス。
針から魚を外す隙がないくらいに釣れた。

その時にどうしても上げられない魚がかかった。
とんでもない引きで一瞬で磯竿がのされて太刀打ちできなかった。
その時は、でかいのがいた。
それだけで楽しかった。

大学を卒業し、就職して、結婚して子供生まれて1年。
ふと釣り上げられなかったあの魚が気になりだした。
ちょっと調べてみると
スズキ=シーバスのでかいのはランカーというらしい。
どうやらルアーで釣り上げている人が多いみたいだということがわかった。

ルアーは他の釣りで少しやったことがある。
シーバスは結構釣ったことがある。
両方のかけあわせはないな・・・

「そうだ!今年はルアーでシーバスだ!」

そして釣り上げられなかったあのでかい魚。
「ランカーを釣ろう」
と決めた。それが2013年の元旦。


ランカーシーバスをルアーで釣るという着想から979日。
初実釣から926日。
はじめてルアーでシーバスを釣り上げてから891日。
釣行回数約150回。
釣り上げた本数約300本ほど。

ようやっとあの時釣り上げられなかった
でかい魚の顔を拝むことができた。
想像以上にでかく、違う種の魚のようだった・・・



この日2カ所目に入ったポイント。

港湾部から移動した荒川。

ストラクチャーからの流れの変化と
岸際の地形変化。
この数ヶ月で見つけた場所。
岸際も釣れるので極力そっと入る。

秋の河川の様子を確認したくて
チョイスは Blooowin!140(ブローウィン)。

ストラクチャーの上流部にアップで入れて
糸ふけをとったら水を噛ませて
あとは置いて流す。
角度を少しづつ変えて探る。

一度岸際のブレイクに差し掛かったところで
コンッとあたったがフックアップしない。


違うかな。

水面を見ながらしばし考える。

さざなみの中に青白い光が反射している。

見上げると雲が切れて半月が覗いている。


SNECON130S(スネコン)にしようかと
一度ルアーボックスを開けかけてやめる。
岸際で5センチほどの小さなベイトがざわついたからだ。

Tracy25(トレイシー)をチョイス。
ストラクチャのよれを探ってみる。
無反応。

角度を変えて岸際に寄せながら探る。
地形変化部分ではガツガツと底にあてながら回収してくる。

2投目に一度ゴッ!とルアーが弾かれるが
手元に来たら直径2センチほどのニゴイのウロコが2枚。

「ここ」っていうところに入れても
あたらないのでTracy15へチェンジ。

そこから5投ほど。
さらにスローに誘うが反応が得られない。

ブレイクに入る角度を変えるために
3メートル下流側に移動。

1投目

15メートルほどダウンにキャスト。

サミングしながら岸から約5メートルに着水させる。

水深は60センチもないだろう。

すぐに巻き始める。

底にコツ、コツとあてながらリトリーブ。

ちょんちょんとトゥイッチを入れては一瞬のストップを入れる。

リトリーブは波動が感じない程度に遅く。

地形変化で何本も上げてきたやり方。


リトリーブは10回ほど

あと5メートルもすると回収といったところ

地形変化の境。



あたりは非常に小さかった。



ちょんちょんのトゥイッチのあとのストップで

Tracy15がふわっと動きを止める。



トンッ!



ベイトがあたったような感触。



グググンッ!



重みを感じすかさず合わせを入れる。

ロッドが一気に弧を描く。


その刹那

水面がガバッと割れて魚体がもんどり打つ


うっぉ!


一瞬見えた魚のでかさに思わず呻きがもれる。

エラ洗いしたように見えたが、いつものそれではなかった。



ジーーーーーーッ

ジーーーーーーッ

ジーーーーーーッ



ドラグが唸り一気にラインが下流に向けて出て行く。



止まったところで追い合わせを入れる。

首を振っているのがラインを通して伝わってくる。


一気にアドレナリンが放出されて緊張感が高まる。



「これは違う」



ここまでのファーストコンタクトで

とんでもないのを掛けたことはわかった。

これまでの魚と凶暴さが段違いだ。



ロッドを上流側に傾けて丁寧に寄せる。

重く、浮き上がる気配はない。


ドラグを緩めて身切れを防ぐ。

さらにラインが出る。

寄せると走り、ドラグが鳴るを繰り返す。

徐々に寄ってくると

今度は一気に上流部に走る。



ロッドを今度は下流側に傾けて耐える。

上流にはストラクチャがあるので

そちらのほうが危険だ。


ドラグを唸らせて出て行くライン。


リールのスプールを指で押さえる力を徐々に上げ

走りをゆっくり止める。


手前に寄せると上流に走る。

2度ほどやり取りして危険は回避した。

鼓動ははちきれんばかり。



「これはランカーだ」

と直感している。

「ついに来た!ついに来ちゃったよ!」

と上ずる気持ちに

「焦るな」

と自分に言い聞かせる。以外に冷静な自分もいる。



「さあ、ランディングだ」とタモを用意。

と、今度は沖にむけて走りだす。

10メートルほど走ったところで

魚体が浮いてきて水面が割れる。

自分の重さで水面からは離れないけれど

全身で重厚なエラ洗い!


青白い月光に照らされてスローモーションのようにその魚体はうねり躍動していた。

その光景は神々しかった。


それが最後の抵抗になって

寄せてくると伸ばしたタモの中におさまった。


引き上げる段階でその重さに驚いた。

タモが壊れるかもと頭のなかによぎったくらい。


丁重に引き上げて目の前に横たわった魚体は

想像していたランカーのイメージよりずっと大きかった。


そんなはずはないのだけど

違う魚なんじゃないかとライトで何度も確認してしまった。

顔とか口とか体高とか肉の厚み今までの魚とは全く違う。


幸いなことにタモにルアーが絡んでなかったので

さっとタモから出して

急いで写真撮影。


潮位が低くなっていたのでタモで水中に移して蘇生。

エラに水が回ると元気になって泳いでいきました。

泳ぎ去っていく中、畏敬の念が湧き思わず手を合わせてしまった。

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人生初ランカー。メモリアルフィッシュと出会った。

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ルアーはBlueBlue Tracy15のカラーブルーブルー。

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リリースしてからようやっと実感が出てきて感無量。

達成の余韻に浸りました。




ランカーは達成でもあり、スタートでもあるような気持ちがしています。

ランカーが釣れなくて焦った時期もあったけど

今は落ち着いて釣りに向き合っています。


相手が自然だと、ランカーとの距離を縮めていると確信していても

やはり、いつ釣れるかわからないので苦しくなる時もありました。


それでもランカーを釣りたいという気持ちが

フィールドに向かわせ、ロッドを振り続けさせてくれました。

そして、現場でお会いした方々やfimoで交流させていただいている方々に

いろいろ教えていただきました。


BlueBlueのテスターになってからは

一番ルアーフィッシングの経験がない私のために

BlueBlueスタッフさん、テスターの諸先輩方が支えてくれました。

そして家族。気持よくいつも釣りに送り出してくれました。


そういった皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

どうもありがとうございました!

自分がいただいたこのご恩をお返しできるよう今後も釣り精進します。

これからも釣りで出会う感動を発信していきます。

と思っている次第です。


・ロッド
APIA Foojin'R ベストバウワー 103MLX

・リール
シマノ(SHIMANO) 12 エクスセンスBB C3000HGM

・ライン
TORAY シーバスPE パワーゲーム 1号 150m
Daiwa morethan LEADER X’treme TYPE-F

・ルアー
BlueBlue Tracy15、25
BlueBlue Blooowin!140

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