月が綺麗な日が続いてる。

昨晩は雨がふったようだったが
大阪の朝は気持ちよく晴れており
爽やかな空気と透明感のある陽光が降り注いでいた。
帰りの新幹線の車窓。
暗闇の中に月が煌々と浮かんでいる。

良い釣りはできている。
欲を言えば上は更にあるし
それを求めてもいる。
有限の時間の中で
試すだけ試し、追い求める。
何を一番にするかが悩む。

その時々でベストを尽くす。
これはできている。
だから悔いはない。

自分の技量
自分の知識
そこから紡ぎだされるInspiration
現場での交友や学び喜びや笑い
切望してる秋。
恋い焦がれる秋。
それは何なのか。
答えはまだない。
ずっとないのかもしれない。


こんな釣りもあるのか！
と思ったのはTracy（トレイシー）の早巻きにしかあたりが出ないナイト。
しかも、ただ早巻きしているとあたりだけで
追い食いさせる間を与えないとフックアップしない。
これは、横でTracyで連発させる常連さんから教えてもらった。
その日は自分は見よう見まねからなんとか一本。




後日もう一度試してみて
着水→即高速リーリング開始→あたりが出る
→リリーングストップ→ロッドを送り込む→フックアップ
というのがなんか掴んだ気がした。
昼間よりもよっぽど早い巻にしか反応が無いというのははじめてだった。




どの日も魚は間違いなくたっぷりと入っていて
ただ反応が取れないだけという感じ。


全く表層で反応がなく
ボイルもなし。
いないのかなと思ったら
底で高反応というのも。
そんな日の釣行。

釣れる魚は全てTracy25を丸呑み。
バレる魚は口の中に加えていて
フックがかかってない状態でスッポ抜ける感じ。
これは、以前お伝えしたこのパターンのトゥイッチが無いリーリング。
詳しくは河川でTracyを使うパターンと新製品紹介を参照ください。


その日は常連さんが1名先に来ており
挨拶して横に。
同時に来た方もいて一緒に並んで開始。
流れもほとんど効いていないタイミング。

おとなりの方がマリブでヒット。
しかもがっつりのみ込んでる。
タモ入れをお手伝い。

そんなのを見たものだから
俄然とやる気が出て
Gaboz!!!90（ガボッツ）から
SNECON130S（スネコン）とローテーションするが
あれ～ってくらいに反応がない。
Blooowin!140S（ブローウィン）なら大丈夫でしょと
流れが効き出したタイミングで投入するも
流せど流せどさっぱりあたらない・・・。
邪悪な気が伝わっている様子（笑）

居ないわけではない。

極端にパターンを変更して
Tracy25にして
底をとってゆっくりいーち、にーぃい、さーんと
リーリングしてはまた底を取ってを
繰り返しているとフォールの途中に

モゾ

ラインが張っていく
巻き込んであわせを入れる！
重みが乗る！
ファイト開始！
と巻いてくると呆気無くすっぽ抜け・・・

あれ、完璧だったように思ったんだけどな。
ちょっとあわせが遅かったかなと思って
気を取り直して再開。

パターンは同じ。
3回目のリーリングを
ゆっくりだけど少し長めにして
ふっとストップさせてフォールに

モゾ

同じ鉄は踏まないように
巻き込んであわせて
重みが乗ってから追い合わせ


重い。


スレ？


でも頭をふってる。


エラ洗いしない。


長くはないけど走ってドラグも時折出ていく。


かなり重い。


なんだこれと思っていると

上がってきたのはどでかい魚影！？

うわこれまたランカー行ったかも思いつつ慎重にファイト。

周りの方も手伝ってくださりランディング成功！！！




「でかい」「でかい」と騒ぎつつも

がっつりのみ込んでいたのですぐに外してまずは蘇生。

その後も蘇生しながら、写真撮影と計測を即座に行う。

惜しい！3センチ足りない。

でも納得の77センチ！

なんかもうこれで満足しそうな勢いだったけど

よくよく考えると1本目。

ザラザラになったリーダーを切って結び直して再開。


するとこの日はこのパターンがハマる。

連発。



同じようにのみ込んでいる2本目。


この一本は口の中にルアーがあるだけでかかってなかった模様。
ランディングして口を開けると
Tracyがどこにもかかってない状態であるだけだった。

それでわかったのだけどバラすのは口の中にルアーがあるだけで
どこにもかかってない、かかりが悪い場合なんだと。
あわせのタイミングとか
追いあわせのタイミングとかを変えると取れるのかもしれない。
3～4本バラしたのですが、
バラしたあともリーダーがザラザラになってたりということがあった。

サイズも良くて60アップがほとんど。



カラーを変えても同じようにのみ込む4本目。



5本目。もはやルアーは外からは見えない。
体高がかっこいい魚だったのでぶつ持ちで一枚。


釣れるたびにリーダーがザラザラに。

結び直すのでなんかテンポが悪い。

それが場を休ますのに良かったのか

パターンは同じでダラダラと潮が流れている間ずっと続いた。

周りの方にもパターンを伝えて楽しんでいただく。

流れが強くなり、底が取りづらくなると
あたりが出なくなった。
逆に表層でボイルがはじまる。

ここからBlooowin!140Sでしょと思って
投げ込んでみるものの反応なし。

正解はTracyの表層早巻き。
しかも表層は途端にサイズダウン。


50アップの6本目。

この1本のあと3本かけるけど全部バラす。
中層でデカイのがと考えていろいろ試すも結局ダメ。

納竿としました。
秋も色んなパターンがある。
一番ダメなのは固定概念だなと再確認。
これからもいろいろ試してみないといけない。
ルアーボックスの中を再度見直してみる。

・ロッド
APIA Foojin'R ベストバウワー 103MLX

・リール
ダイワ(Daiwa) 13 セルテート 2510PE-H

・ライン
TORAY シーバスPE パワーゲーム 1.2号 150ｍ
Daiwa morethan LEADER X’treme TYPE-F 25lb.

・ルアー
BlueBlue
Gaboz!!!90
SNECON130S
Blooowin!140S
Tracy15、2

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