【花釣風月】秋の薫り

今年は台風の当たり年らしい。
まだ9月の初めだというのに既に数えて21号。
おまけに太平洋高気圧が弱いもんだから九州を回らずに本州直撃コース。
仕事で影響を受けている方も多いと思うが、関西国際空港の事故。
例に漏れず僕の会社でも物流路に大きな影響を与えており、スタッフ達が情報整理と調整に追われている。
台風が通り過ぎるにつれ、徐々に気温も下がり秋めいている、そんなウイークデー。
水中の季節が少しだけ気になったので大橋川を覗きに行ってみた。

普段あり得ないほどの高潮で護岸の縁まで水が上がっていた。
水面にはボイルこそ無いものの、ベイトの波紋が広がっていた。
グリグリとスイッチヒッターの105を引いてみたが、反応は無かった。
さっさと結果を出したかったのでロデムの3インチを入れてみると、尻尾の先だけ食われた(笑)
っていうか、ロデムの3インチってやたら尻尾の先だけ食われることが多い。
ダツなのかチヌなのか、はたまたシーバスなのかは分からないが。
余りにも食われるので替えのワームが無くなってしまったので、何を刺そうか思案中。

10回投げたら帰ろうと心に決め、思い出したようにシャローアッパー127F。
ダウンクロスで巻いているとブレイクの付近でヒットした。
結構走るので50センチ位はあるのかと思ったが、意外とスリムな40センチ。

最近グリグリ水を当てる釣りかたをし始めているのだが、シャローアッパーはサイズ感としては結構小型のシーバスも食ってくる傾向が強いように思う。
リアクション誘発系の泳ぎなのか小さく見えるのかは分からないのだが、久々にパイロットとしてしばらく使ってみようかな…。

あと、Fimoの企画でシーバスPE パワーゲーム10周年のキャンペーンに当選した。
丁度ラインの入れ換えを考えていたので、とりあえずフライングで在庫していた0.8号を巻いてみた。
発売から10年経ったラインとしては珍しく今でも普通に使えるよなと。
たまーに実家をガサガサすると昔のPEが出てくるのだが本当にこんなの良く使ってたよなと思うものが出てくる。
8本撚りのクセに巻いてて恥ずかしくなるぐらいの音がなるヤツとか。
そう考えると最近のラインは全部卒なく使えるものになったんだなと数年分の進化を体感したり。
まぁ、この辺りはまた後程。

帰りの車、涼しかったのでエアコンのコンプレッサーを切り、外気を取り込む。
ふと流れ込む野焼きの薫り。
秋の訪れを知らせる燻し香にどこか淋しさを覚えつつアクセルを踏み込んだ。

タックルデータ
ロッド : モアザンエキスパート AGS87LML アーバンサイドカスタム(グローブライド)
リール : イグジスト LT4000-CXH(グローブライド)
ライン : シーバスPE パワーゲーム 0.8号(東レモノフィラメント)

リーダー : フロロ 16lb(3.5号)
ルアー : モアザンシャローアッパー 127F(グローブライド)