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〝 風速12mでの航行 〟

弊社艇123型への質問に「どの位の波高までなら、航行が可能でしょうか?」と聞かれるケースが間々あるので、ここでご報告させていただこう。

最終プロトタイプ艇では、艇体全体が隠れてしまう波高、約2m程での航行は経験した事があるが、乗船1名時でノンオプションでの状態であったので参考値としての報告にすぎない。

しかし、一昨年の晩秋に行われた「博多湾シーバストーナメント」に同行した際の航行実績は、忘れられない思い出となっている。

弊社艇は、123型と140型の二艇が参加していた。
前日の福岡市は、昼間の風速が15m近い暴風で、とてもボートが出せる海面コンディションでは無かった。翌日の本番当日に風が治まることを期待したが、大会当日も10m近い風が吹いていた。

主催者側もかなり、大会を開催するか否かに悩んだ末、遠方からの参加者もあったこともあり、安全を十分配慮した上で、何とか開催することとなり、各艇が一斉にスタートして行ったのである。

しかし、やはり風は収まるどころか午後に入り一層強さを増し、瞬間風速12m/sも記録したのである。そして、終了時間が迫る中、正直心配になっていた。140型はそれほどでも無かったが、123型は、二名乗船でしかも余分にバウモーターやサブバッテリーも搭載していたので、この白波の中では大変だろうと予想し、無意識の内に持参の望遠鏡で捜していた。

すると、遠くから黒ハルの140型と赤ハルの123型が対岸からこちらに向かって来るのを発見。一瞬、見失う程の波高とウネリの中に123型はバウを持ち上げて戻って来るではないか。胸を撫で下ろす気持ちで一杯であった。






後で聞いた話だが、その時参加された25フィート艇でも、対岸の能古島周辺まで行くことを躊躇し、対岸には行かなかったと聞いたほどの海面状況であった。また、風速12m/sとは陸上での計測値であり、海上ではその1.6~1.8倍で観測され、風力階級では8にあたる。

勿論、波高が高い時には、波に対する進角とアクセルコントロールに最大の注意が必要であるが、この大会にて123型の航行性の高さに更なる自信が持てたことは、云うまでもない。
 
 
   






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