【SandWalker】エクストリームⅢ

先ずはおもむろにタグを確認。今回も素材はコーデュラで出来ているみたいですね。
コーティングされた布地を裁断、縫製してライフジャケットは作られますが、このコーティングの回数によって布地の強度というのは変わり、それに伴い呼び名も変わります。
通常のライジャケでは１～２回コーティングの布地で作られますが、Anglers Design社は３回コーティングのコーデュラを使用しています。

米軍の軍服や布製装備にも採用されているのがコーデュラです。強い布地を使う事により縫製の際に太い糸を採用できることになり、裂けや切れに対して強い製品になります。
釣り業界ではコーデュラを採用しているのはAnglers Design社のみではないでしょうか。

■ 大型ポケットに粋の世界 ■

まず広げて最初に目に入るのは内面裏地のメッシュから覗く浮力体のカモフラカラーがお洒落♪
お洒落ですが肝心の浮力もバッチリ！！

今回Ⅱとの大きな違いはルアーを入れるメインポケットの大容量化。
ルアーＢＯＸ２個入れても楽々です♪ 僕も遠征時はルアーの装備数が多くなるのでこれは助かる機能です。

ファスナーはⅡでは止水ファスナが採用されていましたが、Ⅲではスムーズな開閉の樹脂製に。

ファスナーの持ち手もループ式に変更となり指が引っかけやすくなりました。

そしてポケット内面の裏地生地にカモフラ地。
見える所ではなく普段使いの中にチラリと魅せる拘りが『江戸の粋』です。
その昔、男性着物の羽織は外地は落ち着いた色合いで作り、脱ぐ時にチラリと見える羽織の内面の生地に鮮やかさを演出するのを粋とされていました。
そんな粋な心意気を感じます。

背面ポケットは前作同様、左側面のロックを外すと可動式に♪

肩パット内面はⅡでも採用されていたグリップ性能のある素材（なんていうのか知りませんが）
これと肩背面の３Ｄメッシュが包み込むようにライジャケのポジションをキープするのでⅡ以上に肩こり軽減効果がありそうです。

肩ポケットは車の鍵を入れることも多い場所。
そういう所はⅡに引き続き止水ファスナーなのは嬉しい気配りです。

■ 標準装備が充実 ■

ドリンクホルダー

ペットボトルホルダー

ロッドホルダー

ロングノーズプライヤー対応のプライヤーシース

これらが標準装備となっており、装着位置の移動可能となっています。

僕はロッドホルダーとしてはあまり使わなそうなので、そのままフィッシュグリップホルダーとして代用してみますが、
この使い方でもなかなかいいかも♪

■ 細かいこだわり ■

随所に細かいこだわりが見え隠れしています。

先ずは本体左メインポケットの外側。ＡＤのロゴの所が小さいポケットになっていました。
指を入れてみると・・・ん？

ちょっと写真では見えにくいですが、小さなポケットですが内面に帯状にマジックテープの鍵状じゃない方の素材が。
何を狙って着けられたのか？？？
分からなかったのでAnglersDesignに聞いてみた所、リーダーを結びなおした時などに出る廃棄ライン入れ。

ラインの切れ端を入れてもフィールドで落ちないように内面にわざわざ違う素材を採用してあるそうです。
んん～～細かい気配りです♪

細かい所で言えば・・・

ペットボトルホルダー。

ペットボトルの首にカチンとつけるタイプ。これ自体は単体で釣具屋で見かけますが、ＡＤの細かさはこんなところにも！