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久保田剛之
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▼ 2015高知アカメ遠征 その1
今年も紅い目をした魚を追う冒険が始まった。
一昨年、昨年に続いて今年で3回目のアカメ遠征。
昨年は本当に運よくアカメに出会う事が出来た。
初めて対峙し目の当たりにした巨大なアカメ。
113cm23kgというサイズだったがそれが例え50cmであろうとも巨大に見えたに違いない。
それぐらい感動に震えた初対面だった。
今年はサイズアップを・・・なんてことは全く考えてなく、3日間という短い間に1度でもアカメからのコンタクトを獲れれば良い。
贅沢を言うならムロと共に1本ずつ獲れたら最高だろうなと思う。
今回の旅の準備は昨年の旅から戻ってきて直ぐに始めていた。
昨年僕らが感じたもの見たものから『もっと効果的に狙えるルアーはないだろうか?』と色々模索したのだけど、
僕らのイメージにピッタリくるものがネットで探しても見つからなかった。
ネットなどでアカメの情報を色々探しているとアカメゲームのメインはナイトゲーム。しかし僕らの旅の日程からナイトゲームが出来るのは二夜半。
あまりにも時間が少ない。一つの場所で下げと上げの様子を伺って、状況的にその場所の良し悪しを判断しても修正できるのは残り1夜半。
そこで昨年は昼も積極的にアカメを追うという作戦が功を奏した。
仮眠の時間を除いても昼間キャストし続ければ3日間で18時間は長く狙える。
しかしアカメのデイゲームの情報がネットではほとんど出てこない。
当然デイゲームに、僕らのイメージにピッタリとはまるルアーなんてものは売っていない。
無いのならば作ればいい。
実際に出発する日までは1年近くあったのだけど実に楽しい日々だった。
小学校でバス釣りを初め、当時の小遣いで手の届くルアーには限りがあった。
『あのアシ際をヒラヒラしながらゆっくりフォールさせたら凄ぇ釣れるんじゃない?』と思っても買ってイメージ通り動くのか試すほどの小遣いはない。
持ってないなら作ればいい。
そうしてルアーを作ったりしていたあの日のワクワク。家にいるのに製作している最中に想像してフィールドを感じるあのドキドキ。
子供の頃と同じようにワクワクドキドキしながらルアー製作から始まった。
2014年10月
とりあえず求めている重さやフォール速度はどうかなどを見る為にとりあえず削ってみた。
見て分かる通り僕の欲しいのはバイブレーション。しかも特大のものだ。フォール速度も遅すぎず早すぎず、そしてトゥイッチングでダートをしてくれる泳ぎ。
細かいところは多々あるけど、作りたいのはそんな物。
削り易さから最初はホウの木で簡単に削ってウェイトを仕込んでみたけど、ホウの木の浮力が強すぎてウェイトがかなり必要になることが判明。
ウェイトが多くなればなるほどウッドの部分が薄くなり強度が落ちる。またウエイトが入り過ぎると重心バランス、比重バランスが崩れて泳ぎが悪くなる。
もう少し比重の重い木材であるアガチスで製作していくことにする。
以前ハンドメイドルアーを作っていた時にはよく使っていた素材。硬く成形するのも大変だけど水の絡みが良いルアーが作りやすい。
仕事をしながら釣りをしてメディア関連の取材や原稿を書きながらもちろん家庭もないがしろにしない。
そんな生活の中での空き時間を使って1日15分とかの作業時間で進めて行くから当然進みも遅い。
色々ウェイトバランスやボディーのシェイプを変えて納得の泳ぎのプロトが1本出来たのは確か12月になってから。
川でスイムチェックをしてみてムロと大盛り上がり。2人の頭の中ではアカメはもう何十回とバイトをしてきてた(笑)
そこから量産、といっても3日間で2人で使う分なので複数個の作成に入る。
したから3個目が泳ぎがバッチリ出たやつ。
昨年のアカメよりもデカい奴がヒットし例えルアーがバラバラになろうともランディングは出来るように貫通ワイヤーの主軸もレーザー溶接を施す。
ウェイトを仕込む。もっと沢山作るならウェイトを鋳込む用のシリコンを作っても良かったんだけど、今回は師範の中通しの亀の子オモリを切断して使った。
オモリは10号を使用。
木工用ボンドで内面を接着して貼り合わせの表面部分は瞬間接着剤でガチガチに固める。
コーティングをしていない状態で約75g。長さは16cmほど。完成時にはもう10gほど重くなる予定。
なかなかイカれた仕様だと我ながら思う。こんなに重いのに相当泳ぎ、トゥイッチ?ジャーク?ではもの凄いヒラを打つ。
ちなみにスイムテストをしている時にシーバスロッドを使っていたのだけど、ロッドを叩くあまりの振動に近くに居た人が魚がヒットしてファイトしているのと勘違いしたほどだ(笑)
セルロースセメントでコーティングしていきアルミの貼り付け作業に入る頃にはもう2015年の新年度になっていた。
デイゲームで使うものだしリアル系のルアーにしたい。
ハンドメイドルアーの製作には人それぞれの楽しみ方がある。斬新な形状の物を作る楽しみ、奇抜な色に塗ってみる楽しみ、逆に実物の魚を模す楽しみ。
僕はどちらかと言えば実物の魚を模すのが好きだ。
模すためには魚をよく観察する。銀色だと思っていたけど薄らと黄色っぽい色なんだな~とか細かく観察するのが好きで、それを再現する為にはどうやったらいいんだろう?と考えるのが好きだ。
観察した通りに出来上がるかどうかは別の話ですけど(笑)
クロダイカラー、リアリティーを出すためにアルミシールをポンチを使って円形にくり抜きそれを並べて凹凸を感じるリアル鱗にしようかな
という作戦だったけど上手くいかずに失敗。
面倒な割に鱗っぽく出来なかったので普通にアルミを貼る。この段階だとメカクロダイって感じ
再びコーティング。コーティングは仕事をしながらトイレに行くフリをして作業場に移動してチャプチャプやるだけなので、それなりに作業ペースが上がった。
職場の人には1時間半に1回はトイレに行く頻尿男だと思われていたでしょうけど。
エアブラシで塗装をしていき完成。
結局フォール速度や泳ぎを追求した結果完成品は100gというモンスターバイブが完成した。
そんなお手製ルアーを引っさげての今年の高知入り。
さてこのルアーが火を吹く瞬間は訪れるのか?
続く
一昨年、昨年に続いて今年で3回目のアカメ遠征。
昨年は本当に運よくアカメに出会う事が出来た。
初めて対峙し目の当たりにした巨大なアカメ。
113cm23kgというサイズだったがそれが例え50cmであろうとも巨大に見えたに違いない。
それぐらい感動に震えた初対面だった。
今年はサイズアップを・・・なんてことは全く考えてなく、3日間という短い間に1度でもアカメからのコンタクトを獲れれば良い。
贅沢を言うならムロと共に1本ずつ獲れたら最高だろうなと思う。
今回の旅の準備は昨年の旅から戻ってきて直ぐに始めていた。
昨年僕らが感じたもの見たものから『もっと効果的に狙えるルアーはないだろうか?』と色々模索したのだけど、
僕らのイメージにピッタリくるものがネットで探しても見つからなかった。
ネットなどでアカメの情報を色々探しているとアカメゲームのメインはナイトゲーム。しかし僕らの旅の日程からナイトゲームが出来るのは二夜半。
あまりにも時間が少ない。一つの場所で下げと上げの様子を伺って、状況的にその場所の良し悪しを判断しても修正できるのは残り1夜半。
そこで昨年は昼も積極的にアカメを追うという作戦が功を奏した。
仮眠の時間を除いても昼間キャストし続ければ3日間で18時間は長く狙える。
しかしアカメのデイゲームの情報がネットではほとんど出てこない。
当然デイゲームに、僕らのイメージにピッタリとはまるルアーなんてものは売っていない。
無いのならば作ればいい。
実際に出発する日までは1年近くあったのだけど実に楽しい日々だった。
小学校でバス釣りを初め、当時の小遣いで手の届くルアーには限りがあった。
『あのアシ際をヒラヒラしながらゆっくりフォールさせたら凄ぇ釣れるんじゃない?』と思っても買ってイメージ通り動くのか試すほどの小遣いはない。
持ってないなら作ればいい。
そうしてルアーを作ったりしていたあの日のワクワク。家にいるのに製作している最中に想像してフィールドを感じるあのドキドキ。
子供の頃と同じようにワクワクドキドキしながらルアー製作から始まった。
2014年10月
とりあえず求めている重さやフォール速度はどうかなどを見る為にとりあえず削ってみた。
見て分かる通り僕の欲しいのはバイブレーション。しかも特大のものだ。フォール速度も遅すぎず早すぎず、そしてトゥイッチングでダートをしてくれる泳ぎ。
細かいところは多々あるけど、作りたいのはそんな物。
削り易さから最初はホウの木で簡単に削ってウェイトを仕込んでみたけど、ホウの木の浮力が強すぎてウェイトがかなり必要になることが判明。
ウェイトが多くなればなるほどウッドの部分が薄くなり強度が落ちる。またウエイトが入り過ぎると重心バランス、比重バランスが崩れて泳ぎが悪くなる。
もう少し比重の重い木材であるアガチスで製作していくことにする。
以前ハンドメイドルアーを作っていた時にはよく使っていた素材。硬く成形するのも大変だけど水の絡みが良いルアーが作りやすい。
仕事をしながら釣りをしてメディア関連の取材や原稿を書きながらもちろん家庭もないがしろにしない。
そんな生活の中での空き時間を使って1日15分とかの作業時間で進めて行くから当然進みも遅い。
色々ウェイトバランスやボディーのシェイプを変えて納得の泳ぎのプロトが1本出来たのは確か12月になってから。
川でスイムチェックをしてみてムロと大盛り上がり。2人の頭の中ではアカメはもう何十回とバイトをしてきてた(笑)
そこから量産、といっても3日間で2人で使う分なので複数個の作成に入る。
したから3個目が泳ぎがバッチリ出たやつ。
昨年のアカメよりもデカい奴がヒットし例えルアーがバラバラになろうともランディングは出来るように貫通ワイヤーの主軸もレーザー溶接を施す。
ウェイトを仕込む。もっと沢山作るならウェイトを鋳込む用のシリコンを作っても良かったんだけど、今回は師範の中通しの亀の子オモリを切断して使った。
オモリは10号を使用。
木工用ボンドで内面を接着して貼り合わせの表面部分は瞬間接着剤でガチガチに固める。
コーティングをしていない状態で約75g。長さは16cmほど。完成時にはもう10gほど重くなる予定。
なかなかイカれた仕様だと我ながら思う。こんなに重いのに相当泳ぎ、トゥイッチ?ジャーク?ではもの凄いヒラを打つ。
ちなみにスイムテストをしている時にシーバスロッドを使っていたのだけど、ロッドを叩くあまりの振動に近くに居た人が魚がヒットしてファイトしているのと勘違いしたほどだ(笑)
セルロースセメントでコーティングしていきアルミの貼り付け作業に入る頃にはもう2015年の新年度になっていた。
デイゲームで使うものだしリアル系のルアーにしたい。
ハンドメイドルアーの製作には人それぞれの楽しみ方がある。斬新な形状の物を作る楽しみ、奇抜な色に塗ってみる楽しみ、逆に実物の魚を模す楽しみ。
僕はどちらかと言えば実物の魚を模すのが好きだ。
模すためには魚をよく観察する。銀色だと思っていたけど薄らと黄色っぽい色なんだな~とか細かく観察するのが好きで、それを再現する為にはどうやったらいいんだろう?と考えるのが好きだ。
観察した通りに出来上がるかどうかは別の話ですけど(笑)
クロダイカラー、リアリティーを出すためにアルミシールをポンチを使って円形にくり抜きそれを並べて凹凸を感じるリアル鱗にしようかな
という作戦だったけど上手くいかずに失敗。
面倒な割に鱗っぽく出来なかったので普通にアルミを貼る。この段階だとメカクロダイって感じ
再びコーティング。コーティングは仕事をしながらトイレに行くフリをして作業場に移動してチャプチャプやるだけなので、それなりに作業ペースが上がった。
職場の人には1時間半に1回はトイレに行く頻尿男だと思われていたでしょうけど。
エアブラシで塗装をしていき完成。
結局フォール速度や泳ぎを追求した結果完成品は100gというモンスターバイブが完成した。
そんなお手製ルアーを引っさげての今年の高知入り。
さてこのルアーが火を吹く瞬間は訪れるのか?
続く
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9月のメディア掲載
東京中日スポーツ新聞
14日(月) 28日(月)
- 2015年9月9日
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