とあるフックシステムの有用性を探る

延べ3回に渡って書いてきた、とあるフックシステム。

実際に使った事は無いから、偉そうな事を言いません。

ただ、形状を見るだけで、大体の事は判るもんで…
(ダメージやバラシ云々を抜きにすれば、ダブルフックと変わらんからね)


今回は、ルアーフィッシングを始めたばかりの方が 騙されない 勘違いしない為のログです


そりゃ、メーカーは宣伝ログなんだから、良い事しか言わないのは当然。

多少の誇張は仕方ない事と、私も学びました(笑)

ただ、初心者があのログを読んだだけだと、

「このフック使えば、魚バンバン掛かってバシバシ釣れて、魚にダメージ与えないでリリース♪」

と思ってしまうのではないかと。


現実はそこまで甘くねーよ


ショートバイトを捕れるようになったのではなく、ショートバイトが取れなくなったと考えたら?

今回は、そんな話。


先ず、前提としてこのフックシステムは「ただ巻き特化」。特にスローでは絶大な効果が得られると思う。

理由は簡単で、初回に書いた事と被るが、最もキャッチし易い部分に、通常1本の針が2本あるのだから当然。

確かに一連のログでもビッグベイト中心に書かれてますよね。

あれを高速リトリーブして使う人は(ほぼ)居ないだろうから、やはり使い手は使い方を解ってる。

また、あの時は明言を避けたが、トリプルのフック自体が同じ構造をしてるのだから、キャッチ率が高い=ヒット率も高いのだろうと推測出来る。

フックアップ→バラシとなった場合、バラすまでのプロセスは一緒な訳で。

となればバラす確率は一緒→キャッチ率=ヒット率(数とは言ってない)と言っても良いのではないかな、と。

「あれ?前にキャッチ率は上がったが、ヒット率は下がった」って言ってなかったか?と思った方は鋭い。

問題はバイト率とヒット率の関係。それが絡んでくる。

あ、以前ラパラだったかな? センターが異常に大きいフックが売っていた。

それも、

「サイドフックなんて飾りです。偉い人にはそれが判らんのです」

とでも言いたげなサイズで(笑)

コイツはフックポイントが甘すぎて残念な代物だったが、アイデアは良かったなと。
(詳しくは、ソルストのバックナンバーで)

何故アイデアが良かった、というと「シングルの欠点をカバーしてるから」。

そして、この欠点、ダブルフックでも同じ事が言える。

って事で、その欠点を中心に少し書いていこうかと。


シングルフックの有用性は、可動域の広さから来るバレにくさ。

そしてゲイブが大きくなるので(フック重量を無視すれば別だが)、これもバレにくさに貢献。

その上、シャンクも長くなるので、直前の見切り反転でフックを拾ってくれる(可能性がある)。

しつこいようだが、ダメージ云々は今回は抜きで。

ダブルフックについては、これらの効果(?)が各々減るが、トリプルよりは優位になる。

その上で、最も魚が掛かる(と思われる)センターにフックが2つある訳だから、ある意味最強w


が、しかし


それを凌駕するデメリットがある。

先ずは自重によるウェイトバランス。

針が少ない分、その重量を稼ぐには大型にするか軸を太くするしかない。

大型にすればフックを背負ったり前後で絡んだり、軸が太ければ硬い部分にフッキングしたら奥まで入り難い。

そして最も問題になるのが、「可動域の広さ」。

冒頭で「ただ巻き+スロー特化」と書いたのはこれで、それで使ってる分にはデメリットは殆ど出てこない。

が、これがジャークであったりダートであったり高速巻きだった場合。

高速巻きで限定すれば、最近流行りのI字系であれば特に問題は起こらないかも知れない。
(使った事無いので判りませんがw)

が、それ以外の場合だと、サイドフックが非常に大きな役割を果たす。

それは「フック位置の安定化」。

サイドフックがボディを挟む事によってフックが固定され、バイトを明確に取ってくれる。

明確に取ってくれるという事は、フックアップする可能性が高くなると言う事。


具体的な話をしていこう。

常夜灯の足元で、ベイスラをチョンチョンして遊んでいた。

フォールの瞬間魚がアタックしてきたが、その時フックポイントは何処にあったと思う?


ルアーの横www


針サイドから来てくれたら掛かるかも知れない。

が、逆サイドから来たので、そのままルアーが吹っ飛ばされただけだった(爆)


これが全てです


「有効な位置にフックがある事が重要」と言われてたと思いますが、魚と反対側にあるフックが「有効な位置」でしょうか?

可動域の広さ故に、フックがあらぬ方向に意図せず向いてしまうのが最大の欠点。

いやね、針の向きすらコントロールしてルアーを動かせる超エキスパートなら別ですよ。

もしかしたら、このフックシステムを開発した方は、それが出来るのかも知れないw

ただ、そんな凄腕はそういない訳で。

トリプルのサイドフックは、ルアーがアクションした際にフックを(半)固定する役割があります。

また、こんな事がありました。

巻いてきたルアーに、横から魚がアタックしてきた時、「キラッ」と光りました。

魚の反転? 違います。

フックが横に吹っ飛ばされただけでした(爆)

その時、水圧は感じましたが明確なバイトとしては竿先に出ていない。

まあ上から見ただけなのでルアー(針先)と魚の距離は判りません。

が、もしスレスレだった場合、トリプルならそちら側のサイドかセンターに掛かるでしょう。


これが「ショートバイトが取れなくなったと考えたら?」の現実です。


針が動きやすくなればなるほど、ルアーと針の位置は離れ、ルアーにアタックしてきた魚に掛かる可能性が下がります。

だって、魚は針にアタックする訳じゃないですからねぇw

前にも言いましたが、私はヒット数に執着します。

つまりバイトが取れない=ヒットもしない(オートフッキングは別)というのが最大のストレスとなり、シングルとダブルの道を捨てました。

じゃあ、なんでベイスラをアシストに? という疑問はごもっとも。


針の摩耗が激しすぎるんで、コストダウンの為だよっっ(泣)


話が逸れました。

それでも、もし「このシステムが最強」と言い張るのであれば、それはある認識違いをされてるのではないかと。

それは「シーバスの捕食方法」という点。

殆どの方は「吸い込み捕食」と思われてると思いますが、これ自体は否定しません。

捕食シーンの動画見ると、全てがそればかりですからね。

吸い込み「のみ」であれば、フックがあらぬ方向にあっても、針ごと吸い込まれてフッキングするでしょう。

逆に言えば、可動域が広く安易に動くのであれば、むしろボディに干渉しない方が吸い込まれやすいかと。

となれば「このフック最強♪」と声高に謳うのも仕方ない事かと。


でもね


捕食って、それだけじゃないのよ。

これまた私の拙い経験からなので、「こういう事も実際にあるよ」程度の認識で読んで欲しい。

ルアーを足元まで引っ張ってきた際、チェイスしてきたので一瞬ステイさせたら「ルアーを咥えた」。

そう、咥えるという表現がぴったりで、吸い込む際の鰓の広がりもなく、そっと口に入れた感じ。

んで、反転してオートフッキング(笑)

これでも「ヒットはヒット」ですからw

こんな感じで、「魚の捕食には色々あるのよ」と。

勿論、私はシーバス(と鯊w)しか知りません。

他魚種に関して言われれば、まあマルタとボラなら解りますが、それ以外は何も言えません。

どうせそれら全てに対応出来るフックなんざ無いんだから、好きなの使えばいいんじゃね? と。


と、最後になりましたが、人によって「釣り」に求めるものはそれぞれなので、このシステム自体は否定しません。

自分も、今度のバチシーズンでは、一度は試してみようかと。

…まあ、求めるのはコストとロングシャンクだけですが(笑)

「掛かった魚をバラすのは屈辱」と思われてるならば、今回販売されたバーブ付のフックシステムは最適ではないでしょうか。

ただね、如何にも素人受けしそうな話を並べて「素晴らしいシステム」と豪語される姿に違和感を覚えたので、3話に渡って書き連ねました。


これを使うも使わぬも、貴方次第です♪


 

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