釣果が良かった時のことや
良い感じに出来た釣りの再現をしたくて釣りに行くと
上手くいかない時が多い。

先日はボイルうちで出たので
その状況とタイミングを再確認がしたくて
この場合、調査、という言葉が当てはまりそうな
釣行をすることにした。
あまり調査という言葉はつかいたくないのだが
事実、調査的なのでしょうがない。

この日の潮回りだと満潮の時間が遅いのでボイルの
タイミングをモノに出来ないと
日の出になってしまい
いつものポイントでの釣りの時合が
一瞬になってしまうと思ったが
まあそれでも、と出発。

今日は30分強で釣り場まで着けたのは幸い。

2016.4.11未明 出戻り
水位はかなり低い。
とりあえずボイルポイントをチェック。
何となく出る前から嫌な感じがしていたが
北風のせいか。
今日の風は上げの流れを押してしまって
あまり好ましくない。
表層は下げ続ける。

明暗付近をチェックしていると
ワームでワンバイト。
魚は居るみたいだけど風で岸際は濁ってる。

あるタイミングでハクの群れを発見。
しばらく眺めてるとスズキがついてそう。
すかさずセコいワームを投入するも反応無し。
風が強く上げが上っ面に効かないからかボイル地点が
散漫な感じがする。
しばらく粘ってみるもはまらなく
あきらめて移動。
うむむ流れはあったほうがやりやすい。

潮位が微妙に上がって来たので
いつものポイント。
アングラーはぽつぽつと二人。
まだタイミング的に早いのでしばらく投げ回数をセーブして
探っていると根掛かりラインブレイク。
時間が少ない時にかぎってこういうことが起る。
しかもpeで切れた。どこにひっかかっていたのか。

ラインを組んでいる間にアングラーは移動したので
少し広範囲に探る。
だが流れが全然効いてない。
うーむ風の影響が・・
そのなかでも少し流れが効いてる所をみつけて通すと
ヒット、するも小さくて水上スキー中にフックアウト。
そして徐々に白んでくる。
やっぱり短かった。
いつもならバイブに変えるところをワームで粘るも
反応無し。

明るくなり仕方なしにバイブに代えて
広範囲に探りつつ
帰ることに。
完敗な感じだった、と思って
ログはどんなふうに書くかと考えていると
手前足元
微妙に下げてしまっている流れに逆らって
ハクがぴろぴろ岸に寄ってきている。
そこをパクっと何かが食いあげてる。
ありゃ、ボイル。

明るくなってしかもこんな手前で喰うだろうか、と
半信半疑でセコいワームに替えて
岸際ギリギリを通すと
なんともヒット。
でも超小さい。
網は用意出来ないと思って
少し水をかぶっていた足場に
そのままずり上げるとぽろっとフックアウト。
またかい。
だが、前より水位が無いので魚がまだ川に戻れない。
ぱちゃぱちゃやってるのを慌てて手で掴もうとするも波でキラキラするので見失う。
なんてこったい。
どっかに行ってしまった・・と思ったら足元に横になってる
小さくて踏みつぶす所だった。
手でわしづかみにして安全地帯へ。



最近釣った中で一番小さい。
慌てて魚を掴もうとして
グローブも長靴のなかも濡れてしまった。

全然満足出来ない。
逆に悔しいくらいだが
でも、釣れたのは・・良いことなのだ。
と思って納得する。
なんとも業深になったものだ。

釈然とはしないが
それはまた釈然とするくらいのものを釣った時のために
うずうずさせとくしかない。

悔、とごりごりに書いた上から
小さい字で嬉、と書いたような気持ちの状態で
明るくなった釣り場を写真でぱしゃぱしゃ
した後に納竿とした。


帰り際
高いところから水辺をみると
1mくらいの鯉かなにかがゆらゆら泳いでおり
その周りでたくさん魚がぎらぎらざわめいていた。
魚はいっぱい居るのだ。
今日もおそらくいっぱい居たろうのう。

いつも同じでないってのは
違いがあるということなのだから
それは困ったことなのではなく
把握したい差なのだ。
違いのわかるオトコになりたい。

また、釣りに行こう。



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2016年度の戦績
22スズキ／最大63cm