プロフィール
kazu@食べる!
その他アジア
プロフィール詳細
カレンダー
タグ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:6
- 昨日のアクセス:27
- 総アクセス数:312873
アーカイブ
検索
痕跡なきトリック
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
東野圭吾『聖女の救済』読了。
誰が「聖女」で、誰を「救済」するのか、ずっと意識しながら読み進めていきました。ちなみに、作品中に「救済」という文言は一度しか出てきません。「聖女」に至っては全く出てこないので、想像力を働かせて読むことができました。
一般的な謎解きものとは異なり、「痕跡なきトリッ…
誰が「聖女」で、誰を「救済」するのか、ずっと意識しながら読み進めていきました。ちなみに、作品中に「救済」という文言は一度しか出てきません。「聖女」に至っては全く出てこないので、想像力を働かせて読むことができました。
一般的な謎解きものとは異なり、「痕跡なきトリッ…
- 2018年5月28日
- コメント(0)
回顧と展望
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
西加奈子『サラバ!』読了。
この作品の印象を一言でいうと、「美しい」ということだろうと思います。
主人公がその半生を回顧し、自らが「信じるもの」を見つけて、未来へと「歩」み始める姿を綴ったこの作品。
主人公が、「自らをなくすことに長けていて、常に受け身で、進んで自己表現しない」とい…
この作品の印象を一言でいうと、「美しい」ということだろうと思います。
主人公がその半生を回顧し、自らが「信じるもの」を見つけて、未来へと「歩」み始める姿を綴ったこの作品。
主人公が、「自らをなくすことに長けていて、常に受け身で、進んで自己表現しない」とい…
- 2018年5月7日
- コメント(0)
俺にしかできない
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
柳広司『ジョーカー・ゲーム』読了。
なんと極上のインテリジェンス・ミステリーだろうか。
陸軍中野学校をモチーフにした諜報員養成学校の第一期生5人が、「俺ならできる」、「俺にしかできない」という強い自負心のもと、淡々ととスパイの任務を遂行する姿がオムニバス形式で描かれています。
作中の次…
なんと極上のインテリジェンス・ミステリーだろうか。
陸軍中野学校をモチーフにした諜報員養成学校の第一期生5人が、「俺ならできる」、「俺にしかできない」という強い自負心のもと、淡々ととスパイの任務を遂行する姿がオムニバス形式で描かれています。
作中の次…
- 2018年4月16日
- コメント(0)
覚悟と心得
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
辻村深月『ツナグ』読了。
良い!
キーワードは、覚悟。
満月の夜一晩だけ、生者と死者の再会を叶える使者(ツナグ)。
死者と向き合う四人の生者の覚悟がオムニバス形式で描かれています。
最終章での使者の心得やいかに! 構成(フリとオチ)がとてもしっかりしていて、その美しさに思わず唸って…
良い!
キーワードは、覚悟。
満月の夜一晩だけ、生者と死者の再会を叶える使者(ツナグ)。
死者と向き合う四人の生者の覚悟がオムニバス形式で描かれています。
最終章での使者の心得やいかに! 構成(フリとオチ)がとてもしっかりしていて、その美しさに思わず唸って…
- 2018年4月9日
- コメント(0)
レスティンピース
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
雫井脩介『犯人に告ぐ 2 闇の蜃気楼』読了。
数年前、テレビ出演による公開捜査という手法により、連続児童殺人事件を解決に導いた神奈川県警の巻島特別捜査官(シリーズ1作目『犯人に告ぐ』)。
シリーズ2作目となる本作では、振り込め詐欺や「誘拐ビジネス」を実行する知能犯と対峙します。
キーワードは「レ…
数年前、テレビ出演による公開捜査という手法により、連続児童殺人事件を解決に導いた神奈川県警の巻島特別捜査官(シリーズ1作目『犯人に告ぐ』)。
シリーズ2作目となる本作では、振り込め詐欺や「誘拐ビジネス」を実行する知能犯と対峙します。
キーワードは「レ…
- 2018年4月2日
- コメント(0)
大好きな四字熟語
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』再読了。
森見登美彦との出会いの作品。
黒髪の乙女と、彼女に恋わずらい(恋い慕う気持ちが相手に伝わらず病的な状態になること)をする先輩の物語。個性豊かな登場人物たちがストーリーに厚みを加えています。
ボクの大好きな四字熟語もたくさん出てきます。輾転反側、…
森見登美彦との出会いの作品。
黒髪の乙女と、彼女に恋わずらい(恋い慕う気持ちが相手に伝わらず病的な状態になること)をする先輩の物語。個性豊かな登場人物たちがストーリーに厚みを加えています。
ボクの大好きな四字熟語もたくさん出てきます。輾転反側、…
- 2018年3月11日
- コメント(0)
歴史と未来
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
帚木蓬生『三たびの海峡』読了。
朝鮮半島日本統治時代に徴用工として朝鮮から北九州の炭鉱に連れてこられ、劣悪な環境で酷使され、辛酸を舐めさせられた主人公と朝鮮人同胞たち。
日本人だけではなく、日本人に雇われた同胞朝鮮人によってまで、死に至るほどの虐待を受けた、又は死に至らしめられた同胞の無念を晴…
朝鮮半島日本統治時代に徴用工として朝鮮から北九州の炭鉱に連れてこられ、劣悪な環境で酷使され、辛酸を舐めさせられた主人公と朝鮮人同胞たち。
日本人だけではなく、日本人に雇われた同胞朝鮮人によってまで、死に至るほどの虐待を受けた、又は死に至らしめられた同胞の無念を晴…
- 2018年3月3日
- コメント(0)
今年の総決算
- ジャンル:書籍・雑誌
- (読書)
読書が好きです。ボクの人生を豊かにしてくれるという意味で、読書は死活的に重要なものなのです。
今年は24作品(26冊)に出逢いました。どの作品にもそれぞれに魅力がありましたが、特に思い入れがあるのは、次の4作品です。
東野圭吾『秘密』
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』
横山秀夫『64』
…
今年は24作品(26冊)に出逢いました。どの作品にもそれぞれに魅力がありましたが、特に思い入れがあるのは、次の4作品です。
東野圭吾『秘密』
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』
横山秀夫『64』
…
- 2017年12月30日
- コメント(1)
最新のコメント