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川本 雄一

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高知アカメリベンジ

アカメが釣りたくて・・・

どうしてもアカメが釣りたくて。。。



高知弾丸アカメリベンジに行ってきた。

9/10  12:00ごろ

広島出発。

次の日の同じ時間には帰広している予定。

天気は快晴。

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途中瀬戸大橋で休憩。

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カメラで遊びながら行く。


夕方、高知着。

前回釣行時に行けなかった場所を見て回る。

前回ログその1
http://www.fimosw.com/u/kawamoto/qvfccxivkwfrvy

前回ログその2
http://www.fimosw.com/u/kawamoto/qvfccximm5gxdp


今回の釣行は満潮~干潮~上げ3分くらいで明け方。

川幅が狭まり流速が早く、ベイト量が多い場所を絞り込み居座る事に。

晩飯を喰らいリベンジスタート。

満潮からの下げ直を期待していたのですが、数日前までの豪雨の影響かゴミも多くアカメの気配がない。

ついでにベイトの気配もない。

場所を移動してみようかと対岸の駐車場まで歩いているとアカメ確認。笑

釣り人の性でしょうね。

姿が見えたら俄然ヤル気が出る。爆


対岸でラムタラを流しながら、足元を悠々と泳ぐ鯉を眺めながら見えたのは鯉だと笑っていると待望のHIT。

なかなか強烈なヤツだったが、寄らない事はない。

ただ、その前に鯉を見ていたのが悪かった。

鯉のスレ掛かりか?と頭に一瞬の迷い・・・

そして油断。

ネット際で反転した瞬間にフックアウト。

鯉とは明らかに違う鱗の並びと鰭が見えた瞬間だった。

僕からはサイズが見えなかったが60~70くらいじゃないか?と。


やらかした。

高知まで来て何やってるんだ。



自分への怒りと憤りを抑えつつ釣るが潮が下げすぎて釣りにならないので、元居た対岸へ戻る。

居合わせた地元アングラーさんと挨拶。北海道からアカメを釣りに来たという青年と上流に入ると仰るので、下流に入らせてくれと申し出ると、ここは上流がいいから皆で振ろうと誘って頂く。


せっかくのチャンスなので地元アングラーさんの釣りを後ろから拝見しつつ、自分の釣りとの違いを確認。

アカメの釣り方について質問攻めさせて頂く。笑

これが良かった。

非常に勉強になった。

一通りお話して地元の方は帰宅される。

私と友人と北海道の青年の3人。

5投ずつキャストし交代していく。




間もなく下げ止まり。

上げ始めれば夜明けまでわずか。



狙い場所は理解できた。

ベイトの動きを注視していると、ベイトが入った瞬間にベイトの動きが怪しくなる場所がある。上げ潮で潮が弛む場所。

間違いなくココに居る。


ピンで居場所が分かれば、遠投してそこに入れるだけ。

問題はレンジ。

上げ始めなので表層は川の水が下流へ。ボトムは海水が上流へ流れる。

しかし間もなく表層の水もタルんで上げ始める。

塩分濃度の違う水が交わる層にエアオグルのスラロームを流し込み可能な限り暴れないようにリトリーブ。

これしかない。






手持ちは5投。


遠投でピンに入れるしかないので集中する。





1投目、潮下から入れる。ベイトに当たるが出ない。




2投目、ラインを変えて入れると反応!乗らない。




3投目、乗らなかったのでラインを外し誘い出そうとするが出ない。




4投目、若干ミスキャストだがラインには合わせられるが・・・出ない。




5投目、キャスト前に深呼吸し落ち着いてピンに打ち込む。

     少々カウントしレンジを探す。海水の層に入った。

     リトリーブ開始。

     ルアーが暴れないように、潮のヨレと層を外さないように慎重に

     ハンドル3回転少々・・・




ドン!!!


エアオグルが吸い込まれたのを感じアワセを入れる。

動かない。


喰った!! 自然と叫ぶ。


シーバスの80クラスなら頭がコッチ向く程度には合わせた。

びくともしない

デカイ。

魚が動き出す前に2度3度と強烈に追い合わせを入れる。

それでも決してコッチを向かない。


川の中央に向かって魚がゆっくりと走り始める。

橋脚が近かったからドラグは絞めてるのにジリジリ出される。

とてつもない重量感だが、思いのほか走らない。

思ったより小さいかも。そう呟いた。

このままオープン方向へ走り続けろ。

オープンなら勝負できる。




そう確信した瞬間、急に方向転換。

上げ潮に逆らうように海へと走り出した。

それまでジリジリと引き出されていたドラグが急に悲鳴をあげる。


そっちに行くな・・・橋脚がある。


フックも交換してあるしスプリットリングも強化した。

ドラグを確かめるが、きつく締まっている。


手でスプールを抑えようと試みるが、メインラインが持たない。


魚が橋の下に入った所で魚影が見える。


もうサイズはよくわからない。

黒い塊にしか見えないがとてつもなくデカイ。



せっかく夢の魚と確信できる相手と繋がったのにバラシたくない。

そっちに行くなと叫ぶが聴いてくれるわけもない。

ラインが擦れる嫌な感触。


たまらずスプールを開けドラグを緩めて魚を自由にさせる。

かなり出されたが多少自由にしてやると動きを止めた。

ドラグを少し絞めて反応をみる。

動かない。完全に止まった。橋脚に化けたか?

グッと浮かすとかすかに動く。まだ付いている。

ラインなんかどうなってもいいから切れないでほしい。

このままずっと繋がっていたい。


橋脚に巻かれたまま2メートルほど寄せた所で、また思い出したかのように突っ走る。

待て! 

声が出たかすらわからないが・・・

その瞬間ティップが跳ね返った。


ラインンブレイク



膝から崩れ落ちた。

さっきまで張りつめていた緊張がラインと一緒に切れた気がした。



やられたと悔しさがこみ上げる。


二人の顔を見たが、どんな顔をしていたか覚えていない。


悔しいが、アカメだと確信できる相手と繋がった。


小学生の頃から夢みていたアカメとやっと繋がった。


不思議と悔しかったのは一瞬だった。


嬉しさで全身が震えて涙が止まらなかった。



自分には長い時間に感じたが、1分少しの出来事だったらしい。



落ち着いたつもりでラインを組み直すが、もう振れたもんじゃなかった。


ラインも残ってないし予備リールを取りに行く時間もない。


竿を置いた。


そこからは二人が釣るのを眺めていた。

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結局、2ヒット0キャッチ。


また夢となってしまったが、大きな一歩だった気がした。


地元アングラーと出会えた事、北海道から釣りに来た青年と出会って色々話した事、全てに感謝します。


次は・・・来年かな。


必ず戻ってきます。


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北海道の彼がこの日拾ったというメーター超のアカメの鱗。


ワクワクした。


いつかこの手に抱きたい。

 

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