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▼ ベイト道
- ジャンル:釣行記
■ベイト道■
太いPE、太いリーダーを扱わなければ、どうしても叶わない魚を追いかけ続けているが、その土俵にまだまだ立ち入れないでいる僕は、無論ベイトタックル初心者である。
相手がデカイので、竿はなるべく強さが欲しい。
ルアーによって竿を変えるような腕はないから、なるべく1本でなんでも扱いたい。
ビックベイト?っと呼ばれるジョイント系のルアーはとりあえず視野には入れない。
けど、20グラム~40グラムのルアーが普通に投げれて、尚且つ60グラムを超えるビックポッパーの可能性を追いかける鱸釣りにも使いたい。
でも、しっかり曲がって欲しい。
初心者マークの小僧が、生意気に出してくる無茶な要望。笑
そんな竿を、日本の技術と熱き男達が形にしていた相棒をご紹介。
・ゼナック PA-B80 SOPMOD
15~100グラム(Plug)
※Best mach 30~70グラム
PE : 3~5号 リーダー : 30~50ポンド
※Best mach40ポンド
ガイドシステムはPEライン専用スパイラルセッティング
コシの無いPEラインをベイトで扱うに当たってキャスト時の糸ふけを極限まで抑える設定で、実釣時のストレスを抑える。
スパイラル設定もその為の一つで、スプール頂点からのラインの流れ、キャスト時のラインのバタつきの収束を図る為のバットガイドの位置決め、などの関係からスパイラル設定にしている。
また、このロッドは曲げて使うロッドの為、ロッドを曲げた時のブランクスとガイドの干渉を避ける目的もある。
※ゼナックサイト引用
ベイトキャストは雷魚しか経験がないため、この辺の感覚はご愛嬌。
購入して丸2年。
まだチヌ1枚しか釣ってない。
宝の持ち腐れになってはいけないが、なかなか理想のリールが見つからなく、ここまでの時間を過ごす事となった。
合わせるリールは、
18カルカッタコンクエスト300
PE3号(200メートル)
ナイロン50ポンド
僕の悪い癖は、なんでもかんでも感覚でこなそうとするくせに
内部構造、作動方法等の意味を理解できないと全然頭に入って来ない事。
のくせに動かして壊す。
''バカ''ヤ''ロウ''3段活用''の持ち主。
お陰様で機械を直す事が得意となり今の仕事にも生きている。
なのに、自分の事はいつまでも直せないでいる。笑
とりあえずキャストしてみよう。っと、ブレーキセッティングやサミング。
SVSブレーキの'ブ'の字も気にせずキャストすると、切れるわ切れるわ。
あーなるわ、こーなるわ。←お察しください
ベイトタックルは雷魚とカワハギ釣りでしか経験がない俺は、先にベイトタックルでの釣りに精通するマブタチにお世話になる以外方法が無かった。笑
※平田氏、おおやん氏、もびー氏。その説はありがとう(ハート)
■飛距離・ブレーキ無視。まずはフォーム■
動画を撮影した。
どうやら僕のフォームは、スピニングタックルのフォームのまま、ベイトタックルを持ってるにすぎない、お恥ずかしいキャストフォームだった。
竿の曲がりは貧相。
意味がわからない所に力が入っているのと、夢にまで出てきたバックラッシュの恐怖で顔がひきつる。
そりゃー飛ばないわ。
なんだか、納得。
メカニカルブレーキも強めが良い。
など、どのサイトにも書いているけど、どこまでが強くて、どれが弱めなのかがわからないし、SVSブレーキの意味もわからなかったため、詳しくお勉強。
そして、30グラム前後のミノーがゆっくり落ちる所まで締め込み、SVSブレーキは、8個全部オン。
バックラッシュの恐怖が無くなるまで、毎日投げ込んだ。
■スピニングタックルの概念を捨てろ■
キューーン。ぽちゃ
キューーーン。ぽちゃ
ス...
ピニングが出てきそうになるのを抑え
キューーーーン。ぽちゃ
どうやら3~4投に1投の割合でスピニングが顔を出す癖を持ってるらしい。笑
6投くらいうまく行き、油断していると7投目辺りでも、スピニングヤロウの感覚を俺の脳ミソは指令してくる。笑
およそ2ヵ月。
毎日のようにヘッポコキャストでも振っていると、不思議と感覚がついて来る。
のと、
「どーけ?」←職場の先輩
「今日は暖かいからよかねー昨日はあれから上がった?」←サンキューに買い物に向かうおばちゃん
「○○○で、イカがあがってるみたいだよ」←同じアパートの人
「おー?釣れます?」←車で通りかかった行き付けの美容師さん
「前あそこで70センチが釣れたよ」←近所の鱸釣師
「鱸?うちの旦那もやるわよ」←鱸釣師の奥さん
など。
顔見知りが増える。笑
日中だが、なんとなく力まず40~50メートル投げれるまでになってきた。
■ゼロブレーキ■
なんとなくフォームが染み付き、飛躍的に飛ばすことは出来ないけど、バックラッシュの恐怖が身体と脳ミソから抜けてきた。
SVSブレーキはいろいろ試した所、2つに落ち着いた。
よかった。イップスにならなくて。笑
そして、いよいよ''ゼロセッティング''への挑戦。
ベイトキャスト。サミングについてのブログを読み漁った。所で、俺は感覚派。
「読んでもわからねえ。動画だ」
ブログと動画をなんとか繋ぎあわせる。
ここで初めて、感覚派神経が研ぎ澄まされる瞬間が現れた。のと、動画を見すぎるとギガル。と言う事に気がつく。笑
メカニカルブレーキをゼロ調整にセット。
スプールを押さえる(サミング)する感覚をなんとなく掴み、初めは強めに、だんだんと弱めていく。
キューーーーーーーーーーーン。ポチャ
っと渾身の1投が決まる。
おぉ~お!っと叫ぶ。笑
同じ50メートルだが、時空を越えるような不思議な快感に包まれる。
楽しい。笑
タックルハウス、K-TEN重心移動のミノーがとても投げやすく、20グラムでも、60グラムのポッパーも、同じ感覚で投げれるまでになってきた。
サイド、オーバー、アンダーっと、竿を曲げる感覚を覚えた俺は、横でも上でも下からでも普通にキャストできるまでに成長した。
この感覚を忘れないようにしよう。
そして、ベイトタックルなんてつまんねぇわ。ってマブタチにこぼした愚痴は忘れるとしよう。笑
次はどこまで飛距離を伸ばせるか。
これは、またマブタチの世話になろう。笑
続く
- 2019年12月18日
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