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魔法技術者@珍士
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▼ ゴロゴロ解消~イグジストのオーバーホール~
ほい!こんにちわ珍士でございます。
さてさて、タイトルの通り今回はたまに書く技術的なお話を書いて行こうと思います。
今回は05イグジストのO/H(オーバーホール)について書いて行きますん。
正確にはいつの年式かわかりません、もう初期出荷品なら12年前のリールになるわけでいい加減いろいろなところに不都合が出てくるでしょう(´ε`; )
珍士の05イグジスト2500(以下イグジスト)もいよいよゴロゴロ言い始めました・・・・。いや違うな正確には‥‥ゴロゴロはしてたんですが、だましだまし使っていたが正解かw
今までこのイグジストはブラックバスのワッキー等のフィネスリグで使用しておりロッドメインのアクションで使用、リールはロッドワークで余ったラインを巻き取るだけだったので多少ゴロゴロ言っててもそんなに気にならなかったんですよね。
ただ、これがマキモノメインになるメバル等で使うと‥‥もうゴロツキノイズの性で釣りに集中できない(# ゚Д゚)
釣りの道具は触接自分で触るもの。ちょっとした違和感がものすごい気になる。
しかも一度気になると意識するので余計に気になる。
靴の中に小石入るとものすごい気になりますよね?あれと同意ですよ。
こんな状態じゃもう釣りが成立しないという状況に陥ったので原因特定、解消を目的にO/Hすることにしました。
本題に入る前にちょこっと書いておきたいこと。
●O/Hについて
まずオーバーホールについてですが、辞書で意味を引くと『分解点検修理』という意味が出てきました。これってつまり裏を返すととてもめんどくさいということにもなります。
例えばメーカーは新品リールを製造販売しているんですがこの時出荷されるは、多少の誤差あれど『均一の品質の合格品』なんですよね。
その後、一度ユーザーの手に渡り何年か使用した状態になるとこの「均一の品質」ではなく「個々の品質というか≒程度」に変わり果てているので、一つ一つの状態が違う。なのでどこか悪いのかを
①分解し診断する必要がある。
②汚いままでは診断ないし、原因がわからないので洗浄する。
③原因判明後、対象部品を交換し元の姿に組付ける。
言葉で書いても、すでに3ステップ。手間が掛かっているのはお分かりいただけるんじゃないでしょうか?
なので俗にO/Hに出すと費用高いよというのはこの3ステップを自分のリールだけに一人の技術者さんが付きっ切り(だとおもう)で作業するから時間当たりの工賃というか人件費を占有するので高いんですよ。つまりはオーダーメイド的なものだと思ってくれればいいですかに。
珍士技術屋なんで高い安いとかの具体性無い表現嫌いなので、一様相場みてそれっぽい数字並べるとメーカーにO/H依頼すると下記くらいの価格になると思います。
ベンチマークは珍士のイグジスト。症状はリールを回した際にゴロツキが常に出る。ハンドル単体ではゴロツキ無いで・・・・
試算開始。
A:見積もり依頼:500円 ※ただしO/H依頼するなら無料よって0円とします。
B:技術費用:約5000円 コースいろいろあるみたいですが最上級はこれくらいっぽいです。
※ぽいです=メーカーに出したこと無いから「おらぁ・・・わがんね」ってやつです(´ω`)
ここに分解、清掃、診断、再組付けの手間賃(工数)が乗っかっています。
C:交換部品費用:仮にメインギア支えているボールベアリング2個としましょう。
おおよそ1500円程度×2個=3000円
A+B+C=8000円といったところ。でもおそらくメーカーはここも交換したほうがいい等で他、子部品等を交換して総額10000円前後になって帰ってくるんじゃないでしょうかね?
メーカーさんも騙してるとかは無いと思いますよ。どんな人が使うかわからないから怪しい部品は前もって交換しておいて「O/H出したら今度は違うところがごろごろする」等のクレーム来ないようにするのは当然だと思いますしね。
別に悪口じゃないけど、たまにネットの知恵袋的なところでメーカー儲けるため頼んでないところ交換されたとかこの値段はおかしい等を見ますがメーカー別に悪気無いというのをわかってあげたほうがいいですよっと同じ技術者として珍士は思います(;∀;)
人間でいうとこの、こっちもちょっと治療しといたほうがいいというのと一緒だと思いますよ(感覚的には)
さて、まだ本当は書きたいこといっぱいありますが書いてるとえらい文章量になるんで、我慢して次行きます|ω・`)
結論からまず言うと、珍士のゴロツキの原因は・・・
予想通りのハンドルを支えるボールベアリング
ダイワさんの品番でいうところの ドライブボールベアリング(CRBB) 10E255
リールの中で一番力のかかる所ですしね。
前オーナーはたぶん右ハンドルでつかってましたな反対側ゴロゴロいってないし。
以上を覚えて頂いて分解に入って行きますよ。
スピニングリールのオーバーホールも部品無くさなけば、大して難しくないかと。よほどマスターグレード的なプラモデルの方が難しいと思いますよ。
参考になるかは・・・ですが一様必要工具類も書いておきます、
※自分でやって失敗しても珍士責任とりませんのでそこは自己責任でおねがいます(;´・ω・)
左上から
・#1プラスドライバー
・#0プラスドライバー
・5.5㎜マイナスドライバー
・2.5㎜マイナスドライバー
・2㎜マイナスドライバー
・ハンドルノブキャップリムーバー(ちょっと本来の違う使い方します)
・ベアリングチェックツール(珍士お手製)
・ピンセット
・つまようじ
・綿棒
写真には写ってませんが(つまり入れ忘れた)
・二面幅12㎜表示の精度の悪いスパナ(理由は後程)
・ティッシュ
・ビニール袋
・A3サイズ程度のタッパー
・パーツクリーナー
・リールオイル、グリス
・ベアリング洗浄用の瓶
これで珍士はばらして組み付けてます。
まずはドラグ、ハンドルから~っていうのは省きますね(*´ω`*)
スプールメタルについてる9番のリングは吹っ飛ぶと泣けるので珍士は袋の中にリールを入れてはずしてます↓
スプールメタルのピン押して外して、一式部品をはずして~
いよいよここからですね!初めて分解チャレンジする人はここからドキドキするはずw
まずローターを固定している19番ローターナットを固定している23番ローターットSC(たぶんスクリューの略)をはずして・・・ローターナットをはずんですが、ここで二面幅12㎜表示の精度の悪いスパナを使用します。
まず精度がいい日本製の工具では17番 ローターナットベアリングプレート が入っているんで12㎜スパナがまず入りません。
ただし・・・精度の悪い100均の工具ならそのまま入ったりしますwwww
ねっw↓
測定するとこの精度の悪い工具12.30㎜くらいだったのでそれくらいであればプレートが入ったままでも外せるってことです。削ってそのくらいの数値にするのも手ですよ。俗にいうスペシャル工具ですかに。
はずすとローターがセパレート。
次にワンウェイクラッチ側を攻めていきます。
この辺りから部品がかなり小さくなるので紛失注意ですぞm9(゚д゚)っ
ジャンジャン外していきます。
ここで私はハンドルノブキャップリムーバーを使って ドライブベアリングカバー にあるべアリリングを外してます。
無理に外すと歪んだりカジって外れなくなるんで焦らずゆっくりしてうまいこと真上にスーッと抜いてあげます。(感覚なんで文章では書けないw)
ここまでくるとドライブキアが外せます。
しかし内部汚いなwwwwwwまっくろくろすけやw
珍士の秘密の小部屋
画面に展開図出しておくと便利(b´∀`)
ユーツベで音楽聞きながらやってますよ( ^ω^ )
写真撮ってなかったですがタッパーはこんなふうに外した順番通りにならべてます。
全部外すとこんな感じ。今回はローター、ドラグまではばらしてません後からでもできますしね。
あとはパーツクリーナー、ティッシュ、綿棒をつかって各部品を清掃。
汚ない!!(゚Д゚)
そして、ゴロゴロの原因究明に使用するのがベアリングチェックツール。
こうやって突き当てで入るところまでベアリングをいれて、指で回転させゴロゴロ言うか確認します。
確かこのチェックツール作り方?みたいのを過去書いたと思うんで、気になる方は左の技術屋の仕事とかせっけいするでというタブ見てもらうと乗ってる・・・・ハズ・・・・・(たぶん)図面もあったっけな??
まぁ次に行きましょう
これで犯人を見つけたんで、釣具屋さんにいって部品注文をすると。
ゴロゴロしていたのは一つでしたが、どうせならってことで左右分2個頼んでおきました一個1300円(安)ですしね!
次に
ギヤへのグリスアップですね。
ここで注意なのがグリス付けすぎるとグリスその物が抵抗になって巻重りするんで必要最低限を付けます。これも感覚とか経験になってくるんで失敗したらもう一回バラシて・・・・という作業を行います。
これは失敗して、感覚で覚えていきます。
ベアリング挿入時について。
ベアリングと受け側のハウジングの精度高いので↓のように斜めになるとまず入りません。
無理するとハマって取れなくなるんで注意ですよ。
入るときはちょっとのチカラでスーーっと吸い込まれるように入って行きます。(つまりこれが正解)
あと注意なのがこの後、単純に組み上げていけばいいというものでもなく、心出し、センター出すとも言いますが各部品がストレスない部分で締め付けてあげる必要があるんでこの時点での本締めは厳禁ですよ。
軽く締め付けてハンドルを軽く回して部品の行きたい位置に動かしてなじませたあと本締めしていきます。
ほかにちゃんとしたやり方とかあるかもしれませんが珍士はこれで現状なんの不具合も出ないし、から回しした際も失速しないんでこれでやってます。
いよいよ完成。
軽くグリスを馴染ませた後空回ししてみますよ。
シャーーーーーっとね(*´ω`*)
・・・・・よしいい子いい子!
ほい完成!
慣れればなんらムズカシイことはないので、やってみるのも手かと!
冒頭にも書いた通り、おそらくメーカーにO/H出すと1万円くらいなのでそのくらいの価格のリールなら自分でO/Hしてみるのがとっかかりとしてはいいんじゃないですかね?
逆にいきなりハイエンドクラスを自分でやってみるのはリスク大すぎて危険なのでおススメしません!しっかりメーカーさんに依頼することをおススメします。
いかがだったでしょうか?
今回書きたかったこととしては、自分の気に入っている道具なら自分で面倒見てあげて、致命的に壊れるまで使ってあげれば道具としても本望だろうし、メンテしてあるので信用もできますよね。
またこうやって自分で面倒みてる道具でメモリアルフィッシュなんて釣った日には・・・・・ダブルで嬉しいことが思い出に刻まれるんじゃないかとw
道具だけど、ただの道具じゃない相棒という名の愛機。
トヨタの現社長の言葉を借りるなら
車には愛が付く。愛車と呼んでもらえる。そんな道具はなかなかない。
釣り具にだって「愛」が付くはず。長年使い込んでいくと段々ととそうなっていくはずですw
それがタックルが持つ不思議な魅力だと珍士は思っています。
・・・なんか珍士っぽくない終わり方だけど。。。まぁいいか!たまにはw
では、また何かあれば書いて行きますので、よろしければまた見にいらしてくださいw
ではでは!!
さてさて、タイトルの通り今回はたまに書く技術的なお話を書いて行こうと思います。
今回は05イグジストのO/H(オーバーホール)について書いて行きますん。
正確にはいつの年式かわかりません、もう初期出荷品なら12年前のリールになるわけでいい加減いろいろなところに不都合が出てくるでしょう(´ε`; )
珍士の05イグジスト2500(以下イグジスト)もいよいよゴロゴロ言い始めました・・・・。いや違うな正確には‥‥ゴロゴロはしてたんですが、だましだまし使っていたが正解かw
今までこのイグジストはブラックバスのワッキー等のフィネスリグで使用しておりロッドメインのアクションで使用、リールはロッドワークで余ったラインを巻き取るだけだったので多少ゴロゴロ言っててもそんなに気にならなかったんですよね。
ただ、これがマキモノメインになるメバル等で使うと‥‥もうゴロツキノイズの性で釣りに集中できない(# ゚Д゚)
釣りの道具は触接自分で触るもの。ちょっとした違和感がものすごい気になる。
しかも一度気になると意識するので余計に気になる。
靴の中に小石入るとものすごい気になりますよね?あれと同意ですよ。
こんな状態じゃもう釣りが成立しないという状況に陥ったので原因特定、解消を目的にO/Hすることにしました。
本題に入る前にちょこっと書いておきたいこと。
●O/Hについて
まずオーバーホールについてですが、辞書で意味を引くと『分解点検修理』という意味が出てきました。これってつまり裏を返すととてもめんどくさいということにもなります。
例えばメーカーは新品リールを製造販売しているんですがこの時出荷されるは、多少の誤差あれど『均一の品質の合格品』なんですよね。
その後、一度ユーザーの手に渡り何年か使用した状態になるとこの「均一の品質」ではなく「個々の品質というか≒程度」に変わり果てているので、一つ一つの状態が違う。なのでどこか悪いのかを
①分解し診断する必要がある。
②汚いままでは診断ないし、原因がわからないので洗浄する。
③原因判明後、対象部品を交換し元の姿に組付ける。
言葉で書いても、すでに3ステップ。手間が掛かっているのはお分かりいただけるんじゃないでしょうか?
なので俗にO/Hに出すと費用高いよというのはこの3ステップを自分のリールだけに一人の技術者さんが付きっ切り(だとおもう)で作業するから時間当たりの工賃というか人件費を占有するので高いんですよ。つまりはオーダーメイド的なものだと思ってくれればいいですかに。
珍士技術屋なんで高い安いとかの具体性無い表現嫌いなので、一様相場みてそれっぽい数字並べるとメーカーにO/H依頼すると下記くらいの価格になると思います。
ベンチマークは珍士のイグジスト。症状はリールを回した際にゴロツキが常に出る。ハンドル単体ではゴロツキ無いで・・・・
試算開始。
A:見積もり依頼:500円 ※ただしO/H依頼するなら無料よって0円とします。
B:技術費用:約5000円 コースいろいろあるみたいですが最上級はこれくらいっぽいです。
※ぽいです=メーカーに出したこと無いから「おらぁ・・・わがんね」ってやつです(´ω`)
ここに分解、清掃、診断、再組付けの手間賃(工数)が乗っかっています。
C:交換部品費用:仮にメインギア支えているボールベアリング2個としましょう。
おおよそ1500円程度×2個=3000円
A+B+C=8000円といったところ。でもおそらくメーカーはここも交換したほうがいい等で他、子部品等を交換して総額10000円前後になって帰ってくるんじゃないでしょうかね?
メーカーさんも騙してるとかは無いと思いますよ。どんな人が使うかわからないから怪しい部品は前もって交換しておいて「O/H出したら今度は違うところがごろごろする」等のクレーム来ないようにするのは当然だと思いますしね。
別に悪口じゃないけど、たまにネットの知恵袋的なところでメーカー儲けるため頼んでないところ交換されたとかこの値段はおかしい等を見ますがメーカー別に悪気無いというのをわかってあげたほうがいいですよっと同じ技術者として珍士は思います(;∀;)
人間でいうとこの、こっちもちょっと治療しといたほうがいいというのと一緒だと思いますよ(感覚的には)
さて、まだ本当は書きたいこといっぱいありますが書いてるとえらい文章量になるんで、我慢して次行きます|ω・`)
結論からまず言うと、珍士のゴロツキの原因は・・・
予想通りのハンドルを支えるボールベアリング
ダイワさんの品番でいうところの ドライブボールベアリング(CRBB) 10E255
リールの中で一番力のかかる所ですしね。
前オーナーはたぶん右ハンドルでつかってましたな反対側ゴロゴロいってないし。
以上を覚えて頂いて分解に入って行きますよ。
スピニングリールのオーバーホールも部品無くさなけば、大して難しくないかと。よほどマスターグレード的なプラモデルの方が難しいと思いますよ。
参考になるかは・・・ですが一様必要工具類も書いておきます、
※自分でやって失敗しても珍士責任とりませんのでそこは自己責任でおねがいます(;´・ω・)
左上から
・#1プラスドライバー
・#0プラスドライバー
・5.5㎜マイナスドライバー
・2.5㎜マイナスドライバー
・2㎜マイナスドライバー
・ハンドルノブキャップリムーバー(ちょっと本来の違う使い方します)
・ベアリングチェックツール(珍士お手製)
・ピンセット
・つまようじ
・綿棒
写真には写ってませんが(つまり入れ忘れた)
・二面幅12㎜表示の精度の悪いスパナ(理由は後程)
・ティッシュ
・ビニール袋
・A3サイズ程度のタッパー
・パーツクリーナー
・リールオイル、グリス
・ベアリング洗浄用の瓶
これで珍士はばらして組み付けてます。
まずはドラグ、ハンドルから~っていうのは省きますね(*´ω`*)
スプールメタルについてる9番のリングは吹っ飛ぶと泣けるので珍士は袋の中にリールを入れてはずしてます↓
スプールメタルのピン押して外して、一式部品をはずして~
いよいよここからですね!初めて分解チャレンジする人はここからドキドキするはずw
まずローターを固定している19番ローターナットを固定している23番ローターットSC(たぶんスクリューの略)をはずして・・・ローターナットをはずんですが、ここで二面幅12㎜表示の精度の悪いスパナを使用します。
まず精度がいい日本製の工具では17番 ローターナットベアリングプレート が入っているんで12㎜スパナがまず入りません。
ただし・・・精度の悪い100均の工具ならそのまま入ったりしますwwww
ねっw↓
測定するとこの精度の悪い工具12.30㎜くらいだったのでそれくらいであればプレートが入ったままでも外せるってことです。削ってそのくらいの数値にするのも手ですよ。俗にいうスペシャル工具ですかに。
はずすとローターがセパレート。
次にワンウェイクラッチ側を攻めていきます。
この辺りから部品がかなり小さくなるので紛失注意ですぞm9(゚д゚)っ
ジャンジャン外していきます。
ここで私はハンドルノブキャップリムーバーを使って ドライブベアリングカバー にあるべアリリングを外してます。
無理に外すと歪んだりカジって外れなくなるんで焦らずゆっくりしてうまいこと真上にスーッと抜いてあげます。(感覚なんで文章では書けないw)
ここまでくるとドライブキアが外せます。
しかし内部汚いなwwwwwwまっくろくろすけやw
珍士の秘密の小部屋
画面に展開図出しておくと便利(b´∀`)
ユーツベで音楽聞きながらやってますよ( ^ω^ )
写真撮ってなかったですがタッパーはこんなふうに外した順番通りにならべてます。
全部外すとこんな感じ。今回はローター、ドラグまではばらしてません後からでもできますしね。
あとはパーツクリーナー、ティッシュ、綿棒をつかって各部品を清掃。
汚ない!!(゚Д゚)
そして、ゴロゴロの原因究明に使用するのがベアリングチェックツール。
こうやって突き当てで入るところまでベアリングをいれて、指で回転させゴロゴロ言うか確認します。
確かこのチェックツール作り方?みたいのを過去書いたと思うんで、気になる方は左の技術屋の仕事とかせっけいするでというタブ見てもらうと乗ってる・・・・ハズ・・・・・(たぶん)図面もあったっけな??
まぁ次に行きましょう
これで犯人を見つけたんで、釣具屋さんにいって部品注文をすると。
ゴロゴロしていたのは一つでしたが、どうせならってことで左右分2個頼んでおきました一個1300円(安)ですしね!
次に
ギヤへのグリスアップですね。
ここで注意なのがグリス付けすぎるとグリスその物が抵抗になって巻重りするんで必要最低限を付けます。これも感覚とか経験になってくるんで失敗したらもう一回バラシて・・・・という作業を行います。
これは失敗して、感覚で覚えていきます。
ベアリング挿入時について。
ベアリングと受け側のハウジングの精度高いので↓のように斜めになるとまず入りません。
無理するとハマって取れなくなるんで注意ですよ。
入るときはちょっとのチカラでスーーっと吸い込まれるように入って行きます。(つまりこれが正解)
あと注意なのがこの後、単純に組み上げていけばいいというものでもなく、心出し、センター出すとも言いますが各部品がストレスない部分で締め付けてあげる必要があるんでこの時点での本締めは厳禁ですよ。
軽く締め付けてハンドルを軽く回して部品の行きたい位置に動かしてなじませたあと本締めしていきます。
ほかにちゃんとしたやり方とかあるかもしれませんが珍士はこれで現状なんの不具合も出ないし、から回しした際も失速しないんでこれでやってます。
いよいよ完成。
軽くグリスを馴染ませた後空回ししてみますよ。
シャーーーーーっとね(*´ω`*)
・・・・・よしいい子いい子!
ほい完成!
慣れればなんらムズカシイことはないので、やってみるのも手かと!
冒頭にも書いた通り、おそらくメーカーにO/H出すと1万円くらいなのでそのくらいの価格のリールなら自分でO/Hしてみるのがとっかかりとしてはいいんじゃないですかね?
逆にいきなりハイエンドクラスを自分でやってみるのはリスク大すぎて危険なのでおススメしません!しっかりメーカーさんに依頼することをおススメします。
いかがだったでしょうか?
今回書きたかったこととしては、自分の気に入っている道具なら自分で面倒見てあげて、致命的に壊れるまで使ってあげれば道具としても本望だろうし、メンテしてあるので信用もできますよね。
またこうやって自分で面倒みてる道具でメモリアルフィッシュなんて釣った日には・・・・・ダブルで嬉しいことが思い出に刻まれるんじゃないかとw
道具だけど、ただの道具じゃない相棒という名の愛機。
トヨタの現社長の言葉を借りるなら
車には愛が付く。愛車と呼んでもらえる。そんな道具はなかなかない。
釣り具にだって「愛」が付くはず。長年使い込んでいくと段々ととそうなっていくはずですw
それがタックルが持つ不思議な魅力だと珍士は思っています。
・・・なんか珍士っぽくない終わり方だけど。。。まぁいいか!たまにはw
では、また何かあれば書いて行きますので、よろしければまた見にいらしてくださいw
ではでは!!
- 2017年2月25日
- コメント(3)
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