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▼ 利尻礼文遠征2018(前編)
※まだGWの小笠原の記事がアップできていませんが、先に先週末の遠征記です。
ーーーーーーーーー
普段ロックフィッシングはやらない私だが、北海道のロックフィッシュのポテンシャルに魅了され、毎年1・2度は北海道にロックフィッシュ遠征に行っている。
特にお気に入りは利尻島礼文島で、行くだけでかなりの交通費と時間がかかるが、釣り以外も含めてそれに見合う魅力が十分にあると思っている。
どんな魅力かというと、エゾメバル(ガヤ)を中心としたロックフィッシュ達の無限に続くようなアタリとヒット。
そして食。この時期のウニはとにかく絶品なのだ。
もちろん北海道ならではの広大な風景や湿度の低い快適な気候も最高だ。
移動時間がかなりとられるため、いつもは長い休みのとれるお盆に行っていたが、その時期は釣りにとっては夏枯れらしく(とはいえ猛烈に釣れるのだが)、もっと状況の良い時期に是非行って見たかった。
またお盆はウニにとってはもう時期遅れで、ウニにこだわっているお店は、良いウニがもう獲れていないので出してません、と断られることもある。
そんなこんなで是非6月の利尻礼文を体験してみたかったため、会社ではかなり顰蹙であったが有給を2日つけ、普通の土日の週末を4連休にして今回の遠征を計画した。
夏枯れでない利尻礼文は果たしてどんな釣れ様なのか。
そして最高の時期のウニも楽しみだ。
<1日目>
アサイチのエアドゥで羽田から旭川へ飛ぶ。
速攻でレンタカーを借り、一路稚内へ。
もうすっかり通いなれた道で、名寄まではペースの遅い国道を極力避けて裏道をスイスイ。
途中、音威子府ソバを食べつつ昼過ぎには稚内無事到着。
午後ののフェリーで利尻島へ渡る。
夕焼けに染まる利尻富士はやはり美しい。
夕方から夜が勝負なので、明るいうちに温泉へ。
茶褐色のお湯は相変わらず最高だ。
初めての6月の利尻の釣り初めは、とある小漁港で開始。
ちょうど夕マヅメで良い雰囲気。
ジグヘッドにいつものバニラ味のワームをつけて投げると期待通りの超絶バイトの嵐。
ワームが着底する前に延々とエゾメバルがヒットしボトムが殆どとれない状況。
ただ延々と釣れ続くが、20センチ前後のエゾメバル(ガヤ)しか釣れない。
(全然写真なし)
贅沢ながら、毎年ガヤの連発を楽しんでいるうちに、そろそろ流石に飽きてしまった。
そこで去年尺アップのクロソイが連発した漁港へ移動。
ところがガヤの活性が高すぎるのか、クロソイは尺くらいのが1匹出ただけで、その後はガヤばかりで移動する。
そこで今回が初めてになるのだが、夜磯ロックに挑戦してみることにした。
実は去年も考えていたのだが、雨が降ったりして安全性優先で断念していた。
ちょっと目をつけていた地磯があって、岬状の地形の先端となっていてかなり潮通しは良い。
真っ暗で磯を歩いている最中に、利尻にクマが居るらしいというニュースを思い出したりして怖かったが、頑張って行ってみる。
とんでもないモンスタークロソイでも釣れるんじゃないかとの期待もむなしく、ガヤがたった1匹食いついて来ただけで、完全に期待外れ。
潮通しは良いはずなんだが、ちょっと浅すぎたか?
ポイント選択に失敗した模様。
早々に諦めて移動する。
その後いくつか漁港をまわり24時過ぎまで頑張ったがガヤさえもイマイチ反応薄く、6月の利尻はスタートこそ良かったが、尻つぼみな感じでちょっとがっかりして初日は終了となった。
<2日目>
前日の移動疲れもあり朝はゆっくり起床する。
この日は昼に礼文へ移動する日だ。
アイナメでも釣れないかと、ちょこっとやってみたが反応なく利尻はこれで一旦納竿。
期待の夏枯れてない利尻のポテンシャルを期待したが、ガヤだけは元気だったものの、大物に縁が無くかなり残念な利尻であった。
そして、 さらっと観光する。
利尻岳が超絶にきれい。
これを見に来るだけでも価値がある。
そしてウニイクラホタテの3色丼を食す。
利尻にしてはちょっとウニがイマイチであった。
そして昼のフェリーで礼文へ。
島内のめぼしいポイントをさらっと見てまわり、一旦温泉施設で入浴。
利尻では不発であった磯ロックを、もう一度礼文でチャレンジすることにした。
今回は夕方から地磯に入り暗くなるまでやることにする。
入ると決めた磯は潮通しはまあまあ、深さもまずまずあって期待できる。
専用のロックフィッシュタックルは持っていないため、ヒラスズキ用のもので代用する。
釣れた場合は抜き上げるため、ヒラスズキが抜き上げられるらしいジャンプライズのロッドにPEは1.5号。
この磯には2年前にも来ていて、ジグやハードプラグでアイナメが連発している。
ということで、明るいうちはアイナメ狙いで、ジグを中心に攻めてみる。
どうせワームを使うとガヤの猛攻に合いそうだし。
最初は60gのロングジグを数投。
反応なし。
続いて、ショアスロー用の小さめのジグに変えてボトムを探るとゴゴン。
アイナメ40upゲット。
さらに数投でフォールでヒット。
クロソイ40弱ゲット。(これはリリース)
その後時折ガヤが釣れるくらいのちょこっと反応ない時間が続き、日が傾いてきたところで、アイナメのプチフィーバー。
ばたばたと4ヒット。
楽し過ぎる~♪
ちなみに反応が良かったのはスピンテール。
遠投して底をとり、ボトムから中層以下を引いてきて、手前の駆け上がりを越えるところでゴン!、というパターンが多かった。
1回だけ手前の根に潜られてしまった。(ソイだったかも?)
結局根掛かりに化けてラインブレイク。
リーダーから結束しなおすこととなったが、根が張り出しているので長めにリーダーをとる。
日没も過ぎいよいよ暗くなってきたので、一旦竿を置きお持ち帰り用のアイナメの内臓処理などをする。
そして第二ラウンド再開するころにはだいぶ暗くなってきた。
ハードプラグは見えずらいせいか反応なく、白いワームへ切り替えボトムをじっくり攻めることにする。
数匹ガヤがヒット。
そして、数投後ズンとした重みが乗る。
そしてゴンゴンと元気なファイトをして上がってきたのは黄色い魚体!
むちゃくちゃ嬉しいシマゾイ ジャスト40cm。
大きさも満足で本当に美味しそう!
アイナメより本当はこれが釣りたかったのだ。
去年も釣れて煮付けも刺身も最高に美味しかったのを思い出す。
キープしたアイナメ3本に良型シマゾイも追加できて、かなり満足。
まだ日没から1時間程度で、空はかすかにまだ明るいくらいの時であったが、ここは最果ての地。
独りでの夜磯は心細いので、そろそろ上がろうかと思いかけてきた。
(後編につづく)
- 2018年6月26日
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