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▼ 風速15mオーバー!?爆風時の対応糸口とは!?
- ジャンル:釣行記
- (fimoフィールドモニター)
完全に冬型の気圧配置で、雨の後は北西の爆風に曝される徳島県北部に位置する鳴門エリア。ゴロタや小磯でシーバスが狙える。
ただし、この時期の北西の風は兎に角寒い。
だが、その苦労の先に掴む魚は格別である。
今回は、爆風吹き荒れる釣行ブログを書いていこうと思います。
■ポイント選び■
どこがベイトの入りが良いとか、事前情報、よりも風向きが一番大事。だと思う。
今回の釣行日は、一度しか行ったことのないルートに黙々と歩いて行って迷子になって一旦引き返すという悲しい出来事があった...>_<...
◆風と波を真正面に受けるポイントを探す◆
北西風での釣りにおけるメリットは、強い波や風に押されたベイトが岸側に寄せられ、ゴロタサーフの地形変化に回遊するシーバスや、シモリについたシーバスが遊泳力を失ったベイトを捕食するパターンだと推測される。
また、荒れていることでアングラー側への警戒も少ないのではないだろうか?
◆風向きについて◆
爆風の中で釣りをすることにおいて、横風を受ける場所はどうにもならない。
どうにもならないとは?
釣りに対してのストレスが半端じゃない。
ルアーのキャスト、ラインメンディング、ルアーのトレースに至るまで、全て風が邪魔をする。
↓↓↓
無風なら70m飛ばせるミノーが、、、
【ルアーのキャスト】
30mほど飛んで、+30mくらい横風に余分なラインが放出されたり。ロッドのスイングスピードを上げてもルアーが押し戻されてエアノットなどのライントラブルが起きてしまう。
【ラインメンディング】
一気に風で余分に持って行かれたラインを巻き取ってメンディングをしたとしても、その間にもルアーが引っ張られたり、波に押されたりして移動してしまったり。
【ルアーのトレース】
移動してしまってるルアーに対してラインメンディングが完了した時点では、通したいコースから外れていたり、シモリや岩にスタックしてロストしてしまったり。
横風を受けて良いことは殆どない。
北西パターンでシーバスが釣れると教えてもらって、通い始めた頃は、どうやったらルアーを操作できるのか?が、分からずに何度もルアーロストやライントラブルを起こしていた。
■ルアーコントロール■
爆風、波の影響を受けてもあくまでコントロール出来ている感覚を掴みにいくことが大切。
波の影響でルアーが泳いでいない、風の影響で引っ張られてコントロールを失っている。という状況は最悪で、本当に何しているか分からないし、もし釣れてしまったとしても、次に同じ事は出来ない。
◆小細工はあまりしない◆
風と波に妨害?されてる中で、ドリフトだとかリフトアンドフォールだとかの小技を考えるよりも、投げて着水したら一発ロッドを煽ってルアーの頭を入れてやる。重心移動系ルアーであれば、重心をヘッド側に戻す感じ。
あとは、ラインメンディングを直ぐに済ませて、リトリーブする。この時の強弱には気を使うが、ルアーがちゃんと機能する速度を意識。
■実釣時のコンディションと結果■
実釣前日の夜中から朝方に雨が降り、前日の午後から天候はあれ強風が吹いていた。
釣行ポイントまで車で40分ほどの自宅でも、前夜は轟々と音を立てて風が吹いていた為、流石に荒れすぎて釣り場に立つことも困難かと思われた。
釣行当日、深夜2時半に起床し家の外は音はしないが風は強め。寒波到来の日だったので、かなり寒く。もう一度布団に入って寝ようか悩んだが、釣りは行ってみないと分からない。
いつも確認するアプリは風速10mを指し、ちょっと大まかな天気予報では15m!?と書いている。
しかし、予報はあくまで予報。
当たる時も有れば、外れる時もある
現場到着し、車の扉を開けて降りると、何もしてないのに扉が閉まる程度に風が吹いている。
仕方ないので、風向きだけを確認して即座に車に戻る。
いつまでも一緒ではない風向きと波、潮位を車の中で悩みに悩んでからエントリー。
そして、一旦迷子になったりしながら、海に到着してポイントをさらに絞っていく。
◆5:30頃◆
朝まずめ前の暗いうちは、回遊待ちのワンドエリアを広範囲に打ち、明るくなってくるのを待つ。
どのくらいルアーが飛んでいるかも分からない中、波と風に注意してキャストする。が、何もなし。
◆6:30頃◆
明るくなってからはシモリにできるサラシを打っていく。鳥も飛び始め、海に突っ込んだり浮上したりを繰り返しているので期待を持つものの、鳥が何かを掴んでいる様子を目撃しなかったので半信半疑にキープキャスト。
◆7:00頃◆
待望のヒット。
完全にサラシ打ちでヒラスズキをキャッチ。
tackle house:contact NODE150f
◆7:30頃◆
同様にシモリにできるサラシを打っていくと、突風の様な横風でルアーがシモリに直撃。
やってしまった!と思った瞬間に何かがバイト。
一瞬、間をおいてから巻くと、直ぐに重みが掛かったのでファイト開始。重量感の違いから、最初から一気にロッドをフルベントさせて主導権を握る。
シモリだらけなので走らせてやる余裕が無い。
波に合わせて、ポンピングし一気に寄せてキャッチしたのはjust 80cmのメジロ
ルアーは同様
tackle house:contact NODE150f
今回使用したNODE150Fは、荒れた中で使用することを考慮して、動きを抑えても大丈夫と、前日にfimoフックのH4へ交換していた。
シモリに直撃させてしまった事でリップは折れてしまったが、強引なファイトをしたにも関わらず、フックは伸びる事なくキャッチできていた。
■使用tackle■
rod:
jumprize all wake 105 mulch
もう少し強い竿が振り抜き易いと思うが僕は、このロッドで慣れているし、掛けてからのバッドパワーはあるので、今回のメジロも一気に寄せることが出来た。
reel:
daiwa 19certate LT4000CXH
ラインメンディングを考慮すれば明らかにハイギアが必要。
line:
famell resin sheller 8 1.2号
インプレさせて頂いた時から少し柔らかい印象のあるラインであるが、強風の中でも一度もトラブルを起こす事なく釣りが出来た。
leader:
famell 耐摩耗ショックリーダー30lb
流石に擦れ傷はついていたが、切れる事なく魚をキャッチに導いてくれた事で信頼感がある。
接続:
jumprize コンビリング#3
スナップでも良いとは思うが、開かない事や、単純に強度が強いことに信頼がある。
■まとめ■
北西風の釣りは、とにかく寒くて心が折れそうになる。家を出る前の布団から出る事から戦いが始まっていると言っても過言では無い(笑)
しっかりと防寒を整えて風邪をひかないようにチャレンジしたい。
また、
強風と波のある釣り場は決して安全ではなく常に注意が必要である。
しっかりとフェルトピンのスパイクやライフジャケットは必須で出来る限りの安全を確保して下さい。
河川の釣りも、北西風パターンの釣りも、磯の釣りも、サーフの釣りも大好きで身が足りていないが、今年はもう一度チャレンジしに行きたいと思う。
- 2021年12月21日
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