落地成根 (らくちせいこん)

  • ジャンル:釣行記
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三寒四温、寒さが続き、束の間の暖かい日が訪れたかと思えば再び突き刺すような寒さに相次ぐ大雪

河川敷の菜の花が、川沿いの桜が、来たる季節を待ち望むように春を待ちわびる者、ここにもひとり

春が遠い、今年はそんな気持ちになることが多い、否、多かった。














水の中に春を呼び込む切欠となった塩水の楔がより上へと届くタイミングの南風、そして雨と

それに連られて遡上してゆく魚達

稚魚たちに連られて上がって行ったのか?、はたまた遡上して行った先に、遅れてやって来た捕食対象の鰡稚魚が居合わせたのかは解らないが、早春のこの時期、釣れた時には稚魚の姿を確認することが出来た



纏まった雨から二日が過ぎようとしたこの日、今時期から日課となるテレメーターの情報では平水時の水位に戻っているだろうと

現地の状況は水の勢いは残るものの水位は落ち着き、強い濁り、流れの弱まった岸際のヨレには鰡稚魚の姿が

今いるポイントから上流に移動し、上側から何ヵ所かポイントを見て回ることにし昨年、鰡稚魚を水面付近で頻りに捕食して場所に来てみたがベイト在りだが反応は無い




淡水域では魚の気配を感じる事が出来ず、下流の感潮域へ移動を繰り返すも何処もベイトは居るが本命はおろか鯰の反応もない






まだ早かったか?







たしか昨年も早春の雨後、ベイトは居るが本命の反応なく半ば諦めた際に立ち寄った場所にて反応を得た






そんな場所があった







ただ肝心な"その場所"がどこだったのかを思い出すことが出来ない








記憶の糸を手繰り寄せ、それが何処かを思い出そうとするが











どうやら記憶の糸は絶賛バックラッシュ中









深夜のコンビニに寄り、火を点けた煙草と眠気覚ましのブラック


絡まった糸を解くには根気と時間が必要なのだ






自分の過去ログを見たあと (笑)、ある場所に向けハンドルを握り、エンジンを切る頃に潮止まりを向かえた




遡上して来た魚が一度歩みを止める、そんな気がしている場所で




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遡上してきたのか、元々ここに居た魚なのかは定かではないが、小さいけれど嬉しい1尾



浸るよろこびも早々に、魚には水に帰って頂く


数時間後に控えた娘の卒園式での居眠りは避けたいところだ



慌てて道具を終い、帰路についた





ハンドルを握る手についた匂いとともに。












ロッド:the custom CTS EX-ER86

リール:Antares

ルアー:CDL9



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