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ルアーのサイズアップ時のウエイト計算

ダイビングペンシルのサイズアップ品を作ってます。


       ↑この170mmのダイビングペンシルを
        約10%アップして185mmにします。



     ↑まだ、卓上電動糸鋸で切り出したところです。

型紙の高さと長さを10%大きくして、新しい型紙を作り形を整えます。

もちろん、幅も10%大きく削ります。

相似形で10%サイズを大きくすると何グラムのウエイトを内蔵すれば良いのか?これは、計算して決めます。

170mmのルアーは型紙に記載された記録によると
ブランク(木のみ):17.3g
コーティング前:39.2g
完成時:47.2g

ということは、
内蔵ウエイト(長錘5号):16.1gだから
39.2-17.3-16.1=5.8gがワイヤー+半田+接着剤の質量で
47.2-39.2=8gがコーティングという内訳

まとめると、

ブランク(木のみ):17.3g
ワイヤー+半田+接着剤:5.8g
コーティング:8g
フックST66#2/0とスプリットリング#6を2セット:10g
ウエイト(長錘5号):16.1g

合計:57.2g

ということになる。


では、185mmバージョンは総質量何gにすればいいのか?

浮力は体積に比例するので
体積の比率と質量の比率を合わせれば良い。
10%大きくすると体積は1.1の3乗=1.33倍なので
総質量を57.2g×1.33=76.1gにすれば良い。


185mmバージョンの各パーツの質量を予測すると

ブランク(木のみ):1.1の3乗×17.3g=23g
(体積は3乗)


ワイヤー+半田+接着剤:1.1×5.8g=6.4g
(ワイヤは少ししか増えない、接着剤は断面積に比例
で平均して10%増えると仮定する。)

コーティング:1.1の2乗×8=9.7g
(コーティングは厚さは変わらないのでルアーの表面積に比例するから2乗)

ST56の#3/0で合わせたいので
ST56#3/0とスプリットリング#6を2セット:12g

ということは内蔵するウエイトは
76.1-(23+6.4+9.7+12)=25gにすれば良い。


25gのウエイトを探すとナツメ錘の4号×2個=24.9g
なのでコレを内蔵します。

注意)
錘の質量はとっても適当ですから必ず実測します。
同じ号数でも錘によって全然違います。
たとえば、今回の実測値は
ナツメ4号×2個=24.9gなのに
長錘8号×1個=29.3gでした。




ちなみに、相似形なら3乗になるって計算は魚でも通用します。
もちろん、同じ太り方ならって前提ですけど。

たとえば、一般的に
0.8m(80cm)のメジロは5kg前後
1m(100cm)のブリは10kg前後ですが

0.8の3乗=0.51だから
10kg×0.51=5.1kg で理論通りですね。

同様に計算すると
40cm 0.4の3乗=0.6kg
50cm 0.5の3乗=1.2kg
60cm 0.6の3乗=2.1kg
70cm 0.7の3乗=3.4kg
80cm 0.8の3乗=5.1kg
90cm 0.9の3乗=7.2kg
100cm       10kg      
110cm 1.1の3乗=13.3kg
120cm 1.2の3乗=17.2kg

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