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自分はいつまで愚者側なのか?(3)




その昔、ジャーキングで名を馳せた大野ゆうき氏プロデュースルアー。飛距離全盛期にこの「大野ゆうき」という肩書きが無ければ生き残れはしなかったのでは?




独特なリップ形状がジャーキングでのレンジコントロールすら容易にする。



7投目、水面下10cm弱でスライドさせていると・・・文字通りファーストテイクで派手な水柱を撮影出来たのは運が良かったとしか言いようがない。
ステイで喰わせると「チュポン!」と地味な?食性のバイト(自分は勝手にそう呼んでいる)が多く、動画的に映えない。そういった意味で今年初めて入ったこの場所にアクティブな魚が居てくれた事は非常にラッキー。

「あそこだけ20cmくらい水深が深いよね」

たった20cmがされど20cm。ストライクのタイミングを創り出す上で、この変化を知っているかいないかは天と地ほども違う。




ジャーキングに対して自分は圧倒的に愚者側だ。
そもそもジャーキングという言葉自体も曖昧で、聞こうと思えば聞ける人間が1〜2人は居たのだけれど、自分は何も聞かないままに練習を続けた。

不器用な事もありそれなりに動かせる様になるまで数年費やす。「ドリフトと同じくらい釣れる様になったな」と思えるまで7〜8年、ドリフトの釣果を超えるまでに10年ほど、「ドリフトとジャーキングって同じ事をしているんだな」と気付くまでに15年くらい。爆
全くもって愚かな行為。賢く立ち回って聞く事は出来たのかもしれないが、もし聞いてしまっていたらと考えると寒気がする。

恐らく聞いていても明確な答えは無かった様に思う。それに聞いていれば固定概念が出来上がってしまって、恐らく今の釣りには辿り着けなかったのではないか?と。



「不必要なルアーローテーションはやらない」

「ゾーンを決めているのでスピードやアクションに変化を付けていく事を学ぶ」

「変化の作り方を考えて試して行く」



日本のジャーキングの祖、ヒロ内藤さんの言葉。
ルアーローテーションが悪い訳ではない。だが、ジャーキングの魅力は地形の変化等を理解して魚に口を使わせる駆け引きを愉しめる事。

何処でも良いと言っては語弊があるかもしれないが、場所なんて何処でも良い。一度に何十匹も釣りたいなら場所は大事かもしれないが、1匹で充分だと思えるならジャーキングは何処でも魚を連れて来てくれる可能性のある釣りだ。



1〜2投目はごっつあんミノー89fのナチュラルカラーをキャスト。



3投目はカラーを替えて。



入力後、ロッドの送り込みを減らして水面から20cmで聞いてみたが反応なく、4〜5投目は魚に水面を意識させる為にトップウォータープラグ。
5投目にルアーの下で水を盛り上げる反転をされたので再びごっつあんミノー89f。



6〜7投目はロッドの送り込みでレンジを調整して水面から10cm弱のレンジ、今まで聞いた事の答え合わせ。


1分弱のヒットシーン。バイトで立つ水柱。


弾く様に入力するリップ付きミノーのジャーキング、乗せる様に入力するリップレスミノーのジャーキングとアングラーの操作次第で様々な表情を演出出来るプラグだ。

そして面白いのが…表情の付け方で釣果が圧倒的に違う事。

2人並んでキャストしていても自分だけが連発したりする。そしてまた逆も然り。

ジャーキングは釣れる、という歴史が存在しても…自らが釣れる操作を体得する為に愚者側にまわらなければならない釣り。


それがジャーキングだ。

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