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ゴロタで××してしまった話

  • ジャンル:日記/一般
 梅雨明けも間もない7月某日。

 場所は河川の河口と言えばお分かり頂けるであろうか。


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 潮汐は大潮。タイドグラフによると、この日の干潮は午前11時
ころであるという。干潮で潮が引き切った時間帯を待って、地形の撮影を行おうとデジタル一眼レフカメラを襷掛けにし、バイブレーションで一通りボトムを攻めながら、撮影していくといった具合で移動を繰り返していた。

 


 間もなく干潮というタイミングで、岸からの距離約10メートル、
水深約50センチメートルくらいのシャローの牡蠣瀬付近に魚影を確認することができた。シーバスか、クロダイか、鯉かボラかもしれないが、もしかしたらサイトで狙えるかもしれない、と接近を試みたのであった。

 


 この釣行の数日前、私は千葉県内の管理釣り場をハシゴしな
がら休暇を過ごしていた。この時期の管理釣り場は表層攻略がほとんどで、サイトフィッシングにばかり興じていたのである。つまり、シーバスも、サイトで食わせられたら楽しいじゃないか、という妄想(欲望)が、にわかに首をもたげていたのであった。

 

 足音を立てないように、身を屈めてそろりそろりと歩を進めていたのだが、この時、水中の魚にばかり気を取られていた私は、足元への注意を払うことを怠っていた。普段なら絶対にしないミスである。

 あろうことか、私は潮位が下がって乾ききっていないゴロタの
平らになっている部分に右足を乗せてしまい、、、後方から足払いをされたような形で出来損ないのサマーソルトキックで宙に舞い、右肩甲骨のあたりからゴロタに不時着することとなってしまったのだ。

 


 無重力感は一瞬であったが、ゴロタに倒れている自分を他人
の目線から俯瞰で見ているような感覚を覚えた。視界には、ポッ
キリ折れているロッドと、既に血がダラダラと垂れている右手の
平から前腕の内側がよく見えた。

 

 やっちまったか。

 そう思いながら被害状況を確認する。タックルは、ロッドはポッキリ、リールとデジタル一眼は奇跡的にほぼ無傷であった。


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 しかしながら、この惨状、である。

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 ルアーケースも、着地の際に尻で踏み割ってしまったらしい。
 

 ロッドが真っ二つ(正確には3分割)、左右の手の平は流血し
ており、戦闘不能。

 干潮直前の時間、ゴロタに寝転がり、緩やかに流れる水面と、
ベイト達を眺めていた。左右の手の平からは、ダラダラと血が流
れ落ちていて、まだ固まる気配もない。

 中学生の頃、バス釣りで田舎の野池に釣行していたときも、土手か何かから滑って転んで、ロッドを折ったっけか。 
 
 今も昔も、ターゲットが変わっても、田舎でも都会でも同じよう
に楽しめる趣味、釣り。

 

 私の周辺を取り巻く様々なものが変わった。

 私自身も変わった。でも、釣りだけは変わっていないんだなぁ。

 いつまでも、釣りという遊びができますように。なんて思ってい
ると、出血も大分収まった頃合いであった。



 今年も、暑くなるな。
 
 と既に真夏の太陽に目を細めてから、帰路についた。
 


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 皆さんも、釣行の際は足元に気をつけて下さいね~。                           

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