秋の夜長は...

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[大江戸釣客伝] 夢枕獏



図書館で見つけて、思わずバイトしてみました(^_^;)

今読み終わったんですが、久々に後でもう一度読み返そうって思わせてくれた一冊でした。


舞台は、徳川第5代将軍、綱吉の時代

「生類憐みの令で釣り人はどう生きたか」

水戸黄門様に紀伊国屋、赤穂浪士の討ち入りに元禄地震による津波と火災そして悪法...


読み始めると、釣り人ならば思わずニヤリとしたり、ニヤニヤするものが続き、最後にはホロリとさせられ、読み終わった今は過去の釣り人に思いをはせる...

主人公の采女が、秋に落ち鮎に背針うって、鱸をかけるも船から落水!それでも糸は離さず他の船に助けられても、釣り揚げた鱸の話ばかり(笑)ってエピソードが当分忘れられそうにありません。
いつの世も釣り人ってやつは...


いつか、この本の主人公「津軽采女」の書いた我が国最古の釣り指南書となる[何羨録]
いつか、機会があったら読んでみたいと思います。


皆さんは秋の夜長、どう過ごされてますか

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