ちーす(￣Д￣)ﾉ

 

 

今年も残り僅か・・

立ち止まり、振り返る事はあっても

後戻りはしない。

進むべき方向は何時でも

前にある。

 

 

なんて、格好良い事を言っても

前日のド級に吹き飛ばされたフラッシャーの残像が

頭から離れない・・

「仕切り直しは改めて・・」

数ヶ月振りにホームへステアリングを向ける。

師走の早朝の凛とした空気、嫌いじゃないな。

「冬の匂い」を感じながら、星空を見上げると

一筋の流星・・

「いいことあるかもよ？」

冷やかされながらポイントへ向かう・・

 


人と自然。

いつの頃からなんだろう、こんなにも人は

自然を感じれなくなったのは・・

ガキの頃野山を駆け回り、見て、触れて

感じていた事・・

同じ場所に立っても、今の俺には

何も伝わってこない・・

もっと大人は自然と繋がるべきなんだ・・

 

 

辺りが白みはじめ、水面の様子に意識を集中する。

ベイトは豊富だ。

密度とポジションを踏まえ

魚をイメージするが、不透明なビジョンしか浮かんでこない・・

（魚は少ないな）

たった一本のラインを通して繋がる、その先にある大自然・・

このだだっ広い大海原の中で

僅か数十グラムのルアーと魚の「出会い」を求め

集中力を高めていく・・

 

 

打ち込みを繰り返し進む先に、潮目・・

ヘチから斜めに伸びる潮目がハの字状に２本。

この一帯だけがいい流れが来ている。

ハのじの中のベイトの密度が濃い。

沖目では鳥が数羽・・

潮目の動きに合わせゆっくり移動しながら

イメージを膨らませる・・

暫くすると、ハの字の狭い方がぶつかり合うように

複雑な流れを形成しはじめる・・

鳥が上空で様子を伺っている。

点と点が繋がりだし、

繋がったラインが面となり

イメージを映し出す・・

ぶつかった潮目は

更に流速の変化を生み出し

そこには理想的な「ピン」が・・

 

「ハッ！」


これは！？・・

 


今更説明の必要はないだろう

 

 

 

 


「立体的クロスのピンポイント」

 

 

 

たった一本のラインで繋がった

俺と自然・・

大海原のピンポイントで

 

 

 

 

 


俺と

 

 

 

 

 

奴が

 

 

 

 

 

 

繋がる・・

 





重量感タップリゴン太８０

 

 

 

 

 

 

 


友であり、ライバルであるアイツが産みだした

渾身のアイアンマービー。

羽田に向かい「ありがとう」と

心の中で囁く。

 

 

終了間際、


もう一発、マービーが流れを掴む・・

 

 

 

 

自然と繋がり、自然を感じる。

それは何時も

キャストの先の

「たった一本のライン」

から始まっている・・

 

 

当日お会いした皆さん、お疲れ様でした☆