【マリア企画・開発スタッフBLOG】 Mariaルアー開発秘話　vol.1　メタルジグ編　【マリア】

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今日は、古のＭａｒｉａルアーの㊙話でもしちゃいましょうか・・・。

第一回はメタルジグ編　Ｐａｒｔ 1。

皆さん、この子が誰だか知っていますか？

そう、Ｍａｒｉａの第一弾ジグ「Ｔｈｅ　Ｃａｒｎｉｖａｌ（ザ・カーニバル）」

です。

Ｍａｒｉａの第一弾プラグと言えば、「Ｔｈｅ　Ｆｉｒｓｔ(ザ・ファースト)」が思い

浮かぶ方も多いかと思いますが、実はこの「Ｔｈｅ　Ｃａｒｎｉｖａｌ」は「Ｔｈｅ

Ｆｉｒｓｔ」と同じ１９８９年生まれなのです。

今でこそ、星の数ほども種類のあるメタルジグですが、当時はほんの　　

数種類があるだけで、しかもほとんどが外国製でした。

呼び名も「メタルジグ」よりも、「メタルスキッド」の方が一般的でした。

さて、新入社員の自分に「海のルアー用のジグを創れ！」との指令が

下り、既存の他社品のサンプルとして購入してきたのが、

北欧ノルウェーが生んだ名作中の名作、「Ｓｔｉｎｇｓｉｌｄａ (スティングシル　　

ダ)」でした。

当時のルアーフィッシングの教科書によれば、スプーン・スピナー・

プラグと違い、「メタルスキッドは鉛などでできており、重量が重くて

それ自体のアクションは小さいため、ロッド操作によりアクションを

付ける・・・。」と言われていました・・・が！！！、

三崎港の岸壁で、ラインの先に結んで足元の海にポチャリッ！と落とし

て見てビックリ！！

先の教科書の教えでは、海底に向けてストンッ！と一直線に沈む物

だと思っていました・・・。

ところが、

さすが名作と呼ばれる「Ｓｔｉｎｇｓｉｌｄａ (スティングシルダ)」、完璧なセンタ

ーバランスで右に左に、ヒラヒラヒラリと揺れながら、そしてキラキラと

輝きながら沈んで行くではあ～りませんか！！！

シロウト考えにも、「これだ！」とひらめきました。

それからと言うもの、「Ｓｔｉｎｇｓｉｌｄａ」を穴が開くほど研究し尽くし、形状

はオリジナルでありながら、「Ｓｔｉｎｇｓｉｌｄａ」のフォーリングアクションを

踏襲して、誕生したのが「Ｔｈｅ　Ｃａｒｎｉｖａｌ（ザ・カーニバル）」

でした。

最初にリリースされたのは、１４ｇ・２１ｇ・２８ｇ・４２ｇ・５６ｇの５サイズ。

全サイズが「Ｓｔｉｎｇｓｉｌｄａ」譲りの「フラッターフォーリングアクション(後

に雑誌広告掲載時に命名)」を身上としていました。

その後、釣友に誘われて行った、銭洲の解禁日のカンパチ用に創った

テイルバランスの８４ｇと、自身の正月休みの楽しみだった、大黒ふ頭

のアイナメ釣り用に創った７ｇをラインナップに加えて１９９８年ごろまで

創られていました。

「Ｔｈｅ　Ｃａｒｎｉｖａｌ」の発売から２年後の１９９１年、当時のオフショアル

アーブームに乗って好評を博した、第二弾ジグ「Ｌａｆｅｓｔａ (ラ・フェス

タ)」が誕生しますが・・・、

今回はこの辺で、続きは次回のお楽しみ！？

ここで一つお知らせです。

ソメイヨシノが満開になる季節、４月４日の土曜日に神奈川県横須賀市

のＹＡＭＡＲＩＡ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ本社にて、お客様への感謝祭

「ＹＡＭＡＳＨＩＴＡ＆Ｍａｒｉａ　ＦＥＳＴＡ」が開催されます。

詳しい事は、近日中に弊社ホームページやＣＯＭＭＵＮＩＴＹ内で告知さ

れます。

「ここに来なけりゃ体験できない・・・。」ＹＡＭＡＳＨＩＴＡ　＆　Ｍａｒｉａファ

ン必見のコンテンツが満載の楽しいｲﾍﾞﾝﾄです。

皆様、お誘いあわせの上おいでください。

ｂｙ　シニアマイスターＮ　