ある夜。

潮周りを考えると今潮はもう終わりかなと思っていた夜。

何事もなかった夜が突然の豪雨に。

「濁りが入れば…」

とにかく様子見だけでもと河川へ車を走らせる。

見事に川は氾濫し濁流。

「これなら出るな…」

しかし凄まじい雨に風。

迷いながらも意を決し雨にうたれる事に。

あくまでも自分の経験上持論の範囲ながら出るならこのタイミング、と言う時間まで少しでも雨に打たれぬようｷﾞﾘｷﾞﾘまで車で待機。

「そろそろか…？」

水面にﾊﾞﾗﾊﾞﾗと大粒の激しく打ち付ける雨にﾙｱｰの着水点も気を抜くと分からなくなる程。

先発はラムタラ。

出るんなら10投以内。

それ以上は風邪をひかぬよう深追いはやめようと思っていたが３投目

無敵を誇るラムタラIGスノーに反応がなくバデルに変更して一投目。

数えるとどれほどになるか…
何度もﾗﾝｶｰを捕獲してきた完璧なﾗｲﾝにバデルが通る。

ｯｯツンｯｯ！！

間違いないﾗﾝｶｰのバイト。

魚のウエイトに増水した激流が加わりﾚｸｼｰﾀがﾌﾙﾍﾞﾝﾄﾞ。

ﾌﾙﾛｯｸのｽﾃﾗでもｼﾞﾘｼﾞﾘと出るﾄﾞﾗｸﾞを手で止め主導権は一切与えない。

どんなに抵抗しようがフル無視で全力の剛腕ファイト。

一気に手元まで寄せた魚体はパンパンのｽｰﾊﾟｰﾗﾝｶｰ。

ここまではこれまでの経験から余裕。

問題は濁った水と水面を叩く雨で見にくい事とランディングに相棒がいない事。。

が、だからといって少しでもヤバイと思ったらその時点で負けるというのは過去に何度も経験済み。

疲労でパンパンになった腕で慎重かつ強引にどーにかネットinして雄叫びをあげた瞬間…

「バキ！！」

！！！！！！！？？？？

ネットの柄が折れて逃走される寸前。

竿をほおりなげネット枠を両手でフォロー。

危なげながらも無事に終幕。




106cm　7ヶ月振り、自身3尾目となるメーターオーバー。

記録は超えられなかったけれどウェイトの乗った満足の１尾！！

ブツ持ちが撮れなかったのが残念だったけれど最高の魚体がウェイン出来て感無量。

凄腕終了まで残り１潮。

雨が絡めばランカーの入れ換えは間違いなく可能。

寝不足が続くけど突っ走り続けて絶対に今回は取ってやると自分に誓う。

応援よろしくお願いします！




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