夢のような鱸と出会った夜

先日、盛大な事件発生した。


3月中旬、その日も朝から普段通り仕事して、仕事終わりの2時間釣行を目論んでいたのだが、なかなか仕事が片付けられず会社を出たのが19:50過ぎ...。

普段ならフィールドに立ち、そろそろ帰ろっかな〜なんて考え出す時間だ。
そんな中でも、ちゃっかりフィールドに向かってしまうのが釣りキチたる由縁か否か。

ホーム河川は絶賛シラスウナギ漁真っ只中。
釣りできるポイントは限られ、ピンの釣りもロコが大概叩いた後だろう。

残すポイントは数箇所のみ、エントリーするタイミングも微妙なら、潮位も微妙...。

しかしながら、サラリーマンアングラーは釣りに行ける時が時合であり、エントリーできたポイントが一級ポイントであるが為に、全てのマイナス要因を無視する事も時には大事なのかもしれない。


道中、こう言ったどうでもいい事を考えながら、釣りができて嬉しい少年の気持ちになったところで、空いているポイントへエントリー。

右岸、左岸で時合のタイミングが真逆のこの川で、時合とは全く逆側に来てしまったわけだが、小島よしおよろしく“そんなの関係ぇねぇ〜”
流れと風も大喧嘩でも“そんなの関係ぇねぇ〜”
で実釣開始。

何を思って手に取ったかかわからないマルジンのUKBW170Fを先発にし、とりあえず流れの速さを確認

魚に気付いてもらうために巻き巻きしてハイアピールする事3投目、足元に帰ってきたルアーを確認し、一瞬止めたその時に、「ゴヴァン!」........

誤爆


けたたましい捕食音の瞬間にビックリして、ヤクルトサイズのジャンプをしてしまった事はナイショにしていて欲しい。


誤爆の後、1-2分だろうか?固まった思考を呼び戻し、ちょい投げで再度誘い、誤爆のあったポイントでリトリーブを緩めるも出ず.....

なら!と誤爆のあった時と同じコースを同じようにトレース。
誤爆ポイントにU字の頂点を見据えて流し、ターンする瞬間にリトリーブを止めた。


ターンしたルアーが引かれる力を失い、フッと抜けるようなアクションをイメージをしたその時、


「ゴヴァァァン!!」


「出た!」


魚の重みをロッドで感じてから全力フッキング!!!

魚との距離が近いのはわかっていたのでドラグは最初から緩め。

暴力的なファーストランでデカイ事を確信したが、アカメだ!と勝手に歓喜していた自分を振り返ると、昨年はアカメをシーバスと勘違いし、今年は......


10mも無いくらい走らせた後は、ドラグを少しずつ締め込み、ガチンコファイト開始のゴングを鳴らす。

下へ下へ突っ込み、ダメだとわかると、上流側へ走る。
それでも振り切れないと考えたのか、急浮上からのえエラアライ。

エラアライするのがわかっていたけれど、魚体が浮上する時にはすでにリールを強引に巻き、エラアライすらも巻いて巻いて寄せると言う脳筋プレイスタイルを強行。

エラアライ後は一向に浮かず、寄っては走り寄っては走りを3度ほど繰り返した後に、疲労し横たわる巨大な鱸が現れた。

そのままネットイン.......とはいかない。

水面まで2m弱

パッと見ただけで100はこえているであろう魚体が入らない。

数回失敗を繰り返した後に我慢ならずに、安全な場所から入水しハンドランディング。
腰上まで入水し、下げの流れがガンガン効いている中でのハンドランディングなんて至難の技
しかし、なぜかこの時だけは、妙に落ち着いて色々対処できた。

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こんな出会い方があるなんて.....サイコーかよ!

釣りに行ける時が時合
釣りできるポイントが一級ポイント

そして、楽しいことワクワクする事をやり続けて行った結果が1つ出ました。

最終的に
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丸鱸
107cm
12kgちょっと

肝属スペックにようやく出会えた。
キモちゃんにはまだ全然及ばないけれど、自身のメモリアルフィッシュになった事は間違いない。






後日

同じポイントで似たようなコーストレースしてたら
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色々惜しい。


今年も3月に大事件でしたけど、こっからまた迷子になるパターンでしょうね〜。



ではでは


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