春らしい気温の日が少し増えて、だいぶ過ごしやすくなってきました。


吉野川の調査を兼ねて第十堰周辺の河原を散歩していると、黄色い菜の花が一面に咲いているのが目に入りました。





普段釣りをしていると川や海ばっかり気にしていますが、周りを見渡せば季節の移り変わりが見て取れます。


水中も河原や山も季節は同じようにリンクしているでしょうし、自然の変化をとらえていきたいですね。


今回は地元河川の状況を見てきました。


日中のうちに何か所か気になるポイントを歩いて回り、河口に近い橋脚周りからキャストを開始しました。


しかしベイトっ気がなく、少し下流側のテトラ帯に移動し歩いて見てまわりますが、こちらも気配がありません。


そこで一気に河口に移動し、潮通しのよいエリアで護岸際を集中的に狙ってみます。


先行者の方がオープンエリア側を狙っていたこともありますが、日中はシェードを中心に攻めてみます。


夕マズメまで狙ってみましたが、ノーバイト。


周りが暗くなってきたので撤収しようかなと思っていると、オープンエリアを攻めていたアングラーさんにヒット！


抜き上げサイズだったようですが、シーバスを確認できました。


稚鮎がどうとか～との話も聞こえてきましたので、自身の釣果ではありませんが収穫はありました。



夕食後ポイントを変えて、吉野川の明暗下げ残りの時間帯を狙います。


ポイント付近の水際で５ｃｍ未満ぐらいのベイトが少し集まっているのが確認できました。


明暗に立つと、明るい側の表層でベイトの気配が感じられます。


表層レンジからラムタラで流す釣りから巻きの釣りまで数通りのパターンで探ってみますが、反応なく少しレンジを入れる為にドーバー120Fにチェンジ。


スローな展開で反応がないので、しっかり水をかませて強めの波動で誘ってみると｛ドンッ」と強いアタリ！


ロッドに重みが乗ったのを確認し、フッキングを入れるとルアーだけが飛んできました。その瞬間、バイトがあった付近でシーバスがエラ洗いを見せます。


「いやいや、ルアーついてませんよシーバスさん」と思わず独り言をつぶやいてしまいました（笑）


この後、フィンバックミノーにチェンジし探ってみると早巻き気味にブルブル引いてくると結構な数のバイトがあるのですが、ヒットに持ち込めません。


一度ヒットに持ち込めましたが、テールフック一本で手前で外れてしまいました。


かといってゆっくり気味に誘うと反応がありません。


これまでの感じから、多分バイブレーションで狙えばと思ったのですが、先にシンペンのゆったりとした誘いを入れてみます。


数種類のシンペンでレンジやアクションなどを試しますが、全くアタリがありません。


ということはやっぱりバイブレーションかなと、ラックVをチョイス。


こちらも、ブルブル感じるぐらいの割と早めのリトリーブで探るとコツコツアタリが出ますが、なかなかヒットに持ち込めません。


明暗に対して大きく上流側へキャストし、テンションフォールで明暗に流し込み暗い側へ少し入ったところで着底するコースを狙いそこからしっかり水流を受けてアクションさせながら下のレンジを意識してみると、明るい側に出た瞬間にヒット！


丁寧にやり取りし、無事ネットイン！





しかしこの魚も、テールフック一本しかかかっておらず、うまく状況に合わせられていない様子。


そこで今度は、波動は強くかつルアーサイズを小さくする目的でビットV12を先ほどと同じようなイメージで探ってみると、食ってきてくれました。





しっかりルアーが口の中に！





ようやく納得のいくバイトが取れました。


この日はここまで、１０回以上のバイトに対してヒットは３回、２キャッチ。


なかなか状況に合わせられない自分の不甲斐無さに、リベンジを心に決め終了しました。





後日、同じポイントへエントリー。


前回よりも潮が大きく潮位も高い状況で、流速も早い状況。


水面に気配はありませんが、まずは表層からとラムタラを選択。


数投しいい流れに乗ったなと思った瞬間、「パコンッ」と水面が割れヒット！


かなり理想的な形でのファーストフィッシュ。





しっかりフッキングが決まり、いい所フックセットできていました。





マイクロベイトがたくさんいる時期でも、１３０ｍｍのミノーにしっかりバイトしてくれる高活性の魚に出会えました。


サイズは小さくても、ものすごくうれしい一匹です。


この後前回の復習のため、ラックVをセットし強めの波動を意識し引いてくると１投目でヒット！





サイズアップしました。でもテールフックに掛かっていましたので、何かちょっと違うのでしょうか？


ビットV12で試してみましたが、今日は反応がありません。


ならばとフィンバックミノーでやってみようと、しっかりブルブル動かしていくとヒット！





今度はフロントフックがっつりフッキングしてます。


フィンバックミノーを使うと、アタリは続くのですがどうも乗せきれません。


今日の感じは、しっかりブルブル動かしたいけどレンジを入れるとダメ。


波動はしっかり出て、レンジは上でという感じからチャタビー５２をチョイス。


キャストして着水と同時にリトリーブ開始。


細かいピッチの軽量ルアーならではのアクションで引いてくると一発でヒット！


丸呑みです！





わかりにくいですが、目の上に薄く赤く見えるのがレッドヘッドのチャタビーです。


本日は、１０バイト、５ヒット、４キャッチと前回より合わせられたと思います。




少し前までは、ジグザグベイトのスローな展開の釣りでバイトがありましたが、最近はバイブレーション系の割と強めの波動が多くバイトを取れています。


その中でも、同じパターンでずっとハマることはないようですので、バイブレーションも数種類用意して使い分けてみると、なかなか乗らないバイトも合わせていけそうです。


そんな軽量コンパクトなルアーが主力になりそうですが、でっかいミノーを通してみるもの違った魚にアプローチできて忘れてはならないローテーションの一角ですね。



 

河川シーバスタックル
ロッド : Apia　Foojin‘Z　ビーストファング　91MH
リール : ステラ　3000HGM
ライン : バリバス　シーバス　PE　1.2号
リーダー : ｼｰｶﾞｰｸﾞﾗﾝﾄﾞﾏｯｸｽ　28ｌｂ