その日下げが効くのは完全に暗くなってから


今年は昨年と少し地形が変わったのが原因なのか時合がはっきりしない



他の場所の開拓も進めているのでそんなに入れてないのもはっきりさせられない要因のひとつだ



それでも何回か地形をチェックしに足を運び何となく水中のイメージは出来ている





タイミングに合わせていつもよりゆっくりと準備をする



験担ぎのアイスを食べてすっかり日も落ちた頃現場に到着





ロッドを継ぎ、ガイドの位置を確認する



一つ一つのガイドに丁寧にラインを通す



いつもよりゆっくりと丁寧にリーダーを組む




ラインセッティングを変えているので少々不安なところはあるが
それでも切られることはないだろう






準備が終わったところで遠くの町の光に照らされぼんやり明るい川を眺める




ベイトの群れが降りてくるのが見える




もうすぐだ




ライトは付けず薄明かりを頼りにエントリー




糸の先に垂れるのは「ナレージ65」



発売当初から慣れ親しんだルアー



今年はまだ一度も投げていない
今日は潮位的にも一投目はこいつと決めていた



投げて巻く、その間に意図的にテンションを抜きバランスを崩してやる



張るんじゃなく抜くのが大切




CRAWLA8.3L＋ほどのレングスがあれはロッドテーパー的にメリハリのあるバイブのリフトは中々しんどくても抜く方なら全然余裕である





テンションを抜けばナレージは真横に倒れ込むようにバランスを崩す



それを大体把握した地形に合わせてやる



ブレイクに合わせてアクションを抜く

たったそれだけ



手元に衝撃が伝わり数回にわたるエラ洗いをかわす



手前の突っ込みのいなしやすさはさすがのL＋と言える




そして上がってきたのは
今年１番コンディションのいいシーバス






今年は大分渋い夏だがそれでもいい魚との出会いがあればそれまでの苦労も吹き飛ぶと言うもの


まだまだ暑い夏が続くが良い出会いを求めてフィールドに赴きたいと思う

ロッド : fishman CRAWLA 83L＋
リール : シマノ スコーピオンBFS
ライン : SUNLINE  CASTAWAY 1.5号 
リーダー :SEAGUER  ace    5号