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▼ フィッシュグリップ分解編
- ジャンル:釣り具インプレ
分厚い下顎を掴んだ瞬間、鱸との闘いに終止符が打たれるとともに、ある種の征服感を感じる。
これってやっぱりヒトの狩猟本能によるものでしょうか。
********************
周囲の河川が落ち鮎フィーバーに沸く頃、
自分の釣果は序々に落ち始め、
11月入った頃にはスッカラカン…
というのが例年のパターン。
まぁ、
とりあえず今年も危なげなく堕落の一途を辿っている感じです。
でも最後に獲った鱸、
個人的にドブ川のラストを飾るには充分過ぎるほどナイスな魚でした。
ある種の満足感と、
やり切った感さえある今年。
そんな時こそ、
普段奴隷のようにコキ使ってきたタックルたちをいたわってやろうではありませんか。
おもむろに取り出したのがフィッシュグリップ。
かなり汚れつつあったんですが見て見ぬ振りをしていたんです。
理由は、
まぁきっと壊れないから(笑)
かれこれ、購入したのは3年前です。
エバーグリーン信者でもない自分がこの「EGグリップ」を選んだ理由は以下の3点。
①バネ計りやローリング機能がない、とにかく魚をホールドするだけのシンプルな構造である点。
②魚をいたわる設計指針が粋に感じられた点(魚の顎を貫通させにくい幅広クロウである)。
③釣り場でかぶらなそう、な点。
①に関しては、特段それらの機能の必要性は感じていませんでしたし、今も感じていません。
②については、魚の顎を掴み、真上に持ち上げることで例え魚が暴れても下顎に穴が空くことはほとんどありません。
③……、未だにかぶったことがありません(笑)
という具合に、総じて非常に満足しております。
3年酷使してきた間、
メンテナンスは始めの頃にしていた数回の注油程度。
現在の動作は非常にスムーズ。
魚を落とすことなんてまず無し。
といった状況。
しかしまぁ、
魚の数だけお世話になっているこのツール。
感謝の意も込めてオーバーホールしちゃいます。
用意したもの、
超音波洗浄機、
溶剤、
分解用の六角レンチ、
グリス、
各種ウエス、などなど。
先に明記しておきますが、
追加で色々なものが必要になってきます(笑)
基本、見切り発車なんです…
まず、リューシュコードとの接続を3年振りに解きます。
準備は整いました。
しかし、
ここでやっと気づくんです。
バラし方がわからん(滝汗)
今回わかったんですがこのEGグリップ、
ググっても分解方法や構造がまず出てこないんです。
まだ引き返せます。
リューシュコードをつけて、
超音波洗浄機を片付ければOKですから。
ただ、
ここで引き返したら間違いなくオカマでしょう。
男だったらやると決めたらやるんです。
もう一度冷静に眺めてみます。
ボディは二枚のアルミフレームで構成されていて、
上下からネジで締結されています。
そしてアルミフレームは二枚ともグリップに刺さっています。
いずれにせよグリップをどうにかするしかなさそうです。
そこで注目したのがお尻のキャップ。
見た目にもここが取れそうです。
しかし固着なのか、
そもそも取れないからなのか(笑)、
素手ではビクともしません。
そこで、
探すとあるんですね。
ヘンタイな器具が(笑)
反時計方向へ回すとキャップがクルっと回りました。
素直に感動。
しかし、
ここからが長かった。
キャップ外れましたが何か?って状態。
何もいじれるところが無いんです(号泣)
まだ引き返せます。
キャップ締め直せばOKですから。
でもここで引き返したら、まあオカマでしょう。
男だったらやると決めたらやるんです。
そして色々いじっていたら判明しました。
グリッピング用のゴムパイプをひっぺがせるということを。
ついに御開帳。
2本のピン。
とりあえず引き抜くしか道は無さそうです。
ハンマーを駆使してピンの頭を出し…
強引に引き抜きます(笑)
はい、
一瞬ぶっ壊したかと思いましたがどうやら正しかったようです(安堵)
グリップをスライドさせると2本のプラスネジが顔を出しました。
後先考えず外すしかねえ!
ついにボディとグリップが分離。
長かったですがここまで来たら早そうです。
六角レンチのサイズは2mmです。
そして、
遂に、
“パカッ”
と。
「おぉ!」
※地獄絵図だったので一部モザイクを施しました。
うむ、
劣化したグリスとその他汚れがタップリですね。
これが毎回浸かるような人だともっと酷いんだろうなぁ。
とりあえず、
磨き甲斐がありますね。
後々間違って組まないように写真を撮りつつ一個一個バラす予定だったんですが…
まーバラしちゃいますよね、一気に(笑)
気になる内部構造は、
クロウが2枚、
アームカムが2本、
それらがフレーム内側のレールとスライダ機構に準じて動いているようです。
シンプルだからこそ壊れないんですね。
洗浄はもう機械任せです(笑)
クロウとその他細かいパーツは溶剤にドブ漬け。
そして超音波洗浄機へイン。
その間暇かと言いますと決してそんなことはありません。
フレームの汚れを溶剤で浮かせながら洗浄します。
そして待つこと10分。
上がってきたパーツがこちら!
パないっす(笑)
あとはグリスアップしながら逆の手順で組んでいくのみです。
自分の手で組んでいくからこそより一層の愛着が沸くってもんです。
グリップのピンはハンマーで打ち込み、
そして、
完成(祝)
動作自体は元々スムーズだったので劇的な変化は無し。
でも気分はまるで違いますね。
山あり谷ありでしたがEGグリップのオーバーホール、
無事完了です。
※最後に※
このログは、フィッシュグリップの分解、洗浄を奨励するものではありません。
フィッシュグリップの分解、洗浄は自己責任でお願いします。
- 2014年11月1日
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