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P5の話 その2





さてさて

やっとP5の登場ですな(^_^)ノ

普通のベアリングよりもランクで言うと2つ上の高精度ベアリングであります。
交差(誤差ですな)がP0の1/2~1/3位に小さくなりましてね、
標準品のガタは1/100ミリ単位ですけど、P5クラスになると1/1000ミリ単位に成ります。

「脱脂した状態で絶対に回すなよ!(-_-#)」

な~んて言われましたわ~
油分の無い状態で不用意に回すと玉にキズが入る、もしも砂粒が噛んだりしたら一発でオシャカになりますしね、、、

結構特殊なベアリングなのですが地方都市の大分でもベアリングの専門店に注文すればちゃんと手に入ります。
(あたりまえか、、、(^_^;))


箱を開けるとベアリングと一緒になにやら紙切れが入っていましてね?
そのベアリングの各クリアランスをキッチリ測定して、その測定結果を事細かにびっしりと手書きしてるんですよ。
確かにP5の基準をクリアしていますって言う証明書か~?
って思ったら、、、
ベアリングの外枠にレーザーペンの手書きでP5って書いてあるのよ(^_^;)

な、なに~(-_-#)

偽物を掴まされたのか~?

多分違いますね、、、(^_^;)
P5規格で作ってるのではなくて、作った物から出来の良い奴をより分けて、測定したらP5ランクをクリアーしてましたって事なんでしょう、、、たぶん?

こいつの兄弟にはP6も、もしかしたら最高ランクのP2のラベル張ってる奴も居るのかもしれないですな~
別に珍しい事ではないでしょう。
パソコンのCPUなんてこんなのあたりまえ(^_^)ゞ




話を戻しましょうか。

此のベアリング、レースの外内にそれぞれマークが入ってましてね。
それを合わせた所がその個体の一番振り幅の大きくなる位置です、、、
精度の良い個体ですが詳しく測定すると場所によってクリアランスにばらつきがありまして、それが最大になる所って意味であります。

元々1/1000ミリ単位の精度ですよ。
(実際には5/1000+-ってとこです)
それの一番振りの大きい所ったってなんぼのもんですか??(-_-;)
これは、このベアリングと組み合わせる回転物(シャフト)の振りが最大になる所と合わせて組むとお互いの振りを消しあって
よりブレの無い回転が得られるって事なんですわ、、、(^_^;)

クランクシャフトの振りをマイクロメーターで一所懸命測りますが、、、
マイクロメーターって最小単位は0.01ミリ、
クランクの振りってのもその単位です。
ベアリングに比べてずいぶん大きいですな、あんまり測る意味が無いかもね、、、(-_-;)
兎に角いちばん振る位置をマークしておき、組む時に合わせます。

ケースもクランクも良く出来ているとは言えP5クラスのベアリングを組み込むには少々荷が重いかもしれませんね
どれほどの効果があるのか目で見える形では検証できないかもしれません(-_-;)

じゃ~何で組むのよ?




田舎のバイク屋ごときが、たかだか草レースに毛が生えた程度の地方選手権で、素人のレースにそんな事しても意味ないでしょ~

そ~です。その通りであります。
ベアリング変えたからってなんぼのもんですか(-_-;)


競走ってのは単純明快であります。
他よりも速く、ライバルよりも1センチでも前にいさえすれば勝ちなんです。
ライダー達は人よりも長くアクセルを開け続けるために、誰よりも遅くブレーキレバーを握るために切磋琢磨するわけですよ。
メカニックはそれをを実現させるために、
あとひと伸び、あと1キロ速く走らせるためにバイクをいじくるのであります。

たかが草レース、されど草レース!
やってる連中は眉間にしわ寄せて本気でガチの勝負をやってるのでありますよ。
その心意気は地方選手権だろうが世界選手権だろうが全く変わらないのであります。

ベアリング変えて100回転よけいに回ったら?
加速の伸びがほんの少しだけ良くなったら?
もしかしたら勝てるかもしれない??
だったらやるしかないでしょ~!


なのでありますよ(^_^)ゞ






ベアリングはケースに圧入です。
プレスを使うのが普通ですな。

(原チャリならわっきゃないんですがね~
当て金あててハンマーでガ~ンってやっつけちゃいますよ(^_^;))


此の圧入ってのも結構気を使うんですわ。
真っ直ぐ入れないとならないの。
斜めに入ると歪みが出るし下手すればケースに傷を入れてしまう。
プレスってどの位力が架かってるのか分かり難くてね~最悪ケース破損なんて事も有るんですわ。


そこでベテランメカニックから教えてもらった裏技登場~(ノ^^)ノ

先ずはケースを電気コンロで温めま~す(^_^)ゞ
ケースに熱をかける訳なんですけど、直接火をあてるのはリスクが高いので電気コンロでじわ~っとやるんです。
手で触れなくなる位に温まったら、
冷蔵庫からベアリングを取り出しま~す

へっ、、、??

(ベアリングは前の日位から冷凍室に入れおいて充分に冷やしておくんです(^_^)ノ)

ベアリングはケースに落とすだけでカパーン!と一発で入りま~す、引っ掛かっても少し押し込めば楽~に沈んで行くんですよ。
そのまま暫くそっと放置しとけばケースは冷え、ベアリングは温もり、ガッチリと固定され完成で~す(^_^)ノ

ね、簡単で確実そして安全でしょう。



いよいよクランクシャフトを組み込むわけなんですけど、、、
やっと一人前になったばかりのとーさくさん、マニュアルに則って組むしか能がありません(-_-;)
普段よりもより慎重に組み上げました。
ベアリングだけは高精度ですからほんのちょっとだけは回転抵抗が減ってるはずです。
私に出来るのはそこまででしたわ~

精度の高いベアリングだからと言っても魔法のアイテムではありませんからね。




結果の程は、、、、、ヒ、ミ、ツ、(^_^;)






ところがですな~

此のベアリングの性能を遺憾なく発揮させる凄腕メカニックって御仁がいるんですわ~
(30年も前の話ですから、居た、ですな)







長くなるのでもう一回引っ張ります。

つづく~(^_^)ノ









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