プロフィール
タケポン
欧州
プロフィール詳細
カレンダー
検索
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:71
- 昨日のアクセス:217
- 総アクセス数:903072
QRコード
タグ
タグは未登録です。
▼ 第3回オランダ釣行記(巨大レインボーとの戦い その1)
- ジャンル:釣行記
胸の高まりが、なかなか治まらない。
本当に凄かった。
振り返って見ても、もの凄いファイトだった。
自責の念にかられ、フラフラになって、地面にへたり込んでしまった。
12月24日(土)
天気:雨、のち曇り時々晴れ
気温:3-7℃
風速:3-6m
釣行時間:8-17時
暴風雨の中、ドイツからアウトバーンを車でオランダのロッテルダム方面へ。
今回のターゲットは野生化した60UPのレインボートラウト。
Oostrvoornse Meer(OVM)という汽水湖が目的地である。
元々 海だったのを堤防を人工的に作って、堰き止めた。

地図の左端の堤防挟んで、そのすぐ隣は海だ。
だから、真水でもない、塩水でもない、舐めて見ると、ほんのりとした甘さの中に、かすかな塩気がある。
オランダでも暴風雨。
天気が回復するまで、車の中で待機。
今日の一軍ルアーたち。

すべてシングルフックに換えた。

バイブレーションも、シングルフック。

ここOVMは、野生化したレインボーを守るため、すべてルアーはシングルフックに換えなければならないルールがある。
第一投目のルアーは決まっている。

既に前夜からセットした、スーサンのレッドヘッド。
おそらく地元のルアーマンは、ラパラ主体。
見たこと無いルアーに、思わず「虹色の砲弾」も飛びつくのではないか。
漆黒のような暗闇の中、朝の8時になり、ようやく明るくなってきた。
そして、雨も若干弱まってきた。
暁闇を切り裂いて、スーサンが音を立てて飛んでいった。

表層、中層、ボトム。
風上、風下、流れの入口、出口、人口堤防の際。
しかし、何を投げようとバイトがないどころか、生命感がまったくない。
空腹を感じ、時計を見たら、既にお昼。
市内で見つけたファーストフードのレストランへ。
どっかーん

ハンバーガーとポテト、サラダのセット。
オランダのフライドポテトはマヨネーズをつけて食べる。
うー、空腹に染み渡る。
うまい!!
さて、昼食後の第一投は、なんにしよう?
やっぱり、デイゲームはバイブレーションか。
バリッド70Hをチョイス。
ビシュ!とキャストし、サミングで柔らかく着水。
着水後、大急ぎでラインスラッグを取り、ロッドを水面につけ、ベールを
返し、ラインを出す。
出ていくラインが着底でふけると同時に、素早く巻きとり、ジャークを入れる。
水深があり、風もあるので、しっかりボトムを取ってから、ブレイクに沿ってルアーを這うように巻いてくる。
オランダの魚も、リフト&フォールって効くのかな?
リフトして、フォールさせた瞬間
グニューゥ!!!
ん?
ググググッー!
あっ、ヒット!!!
ボトムで何か喰ったようだ!
あまり重たくないので、力任せにぐいぐい巻き、手前まで来ると結構 元気よく右に左に走る!
2回ほど突っ込むが、難なく手を伸ばして、ネットイン!!
な、なっ、なんじゃこりゃ?

ひらめ?
かれい?

えーっと、確か目玉を上にして、左に顔が向いてたらヒラメ、右に顔が向いてたらカレイだったような気がするが。
とすると、石ガレイか?
定かではない。
こんな綺麗な水で釣れたので、結構 うまそうです。

えんがわの刺身、うまそう!
いやいや、丸ごとフライがいいかな?

身体測定の写真を撮って、未練タラタラでリリース。
だいぶ疲れてたので、時計を見ると16時。
昼休みを挟んで、7時間にも及ぶ釣行、背中も痛くなってきた。
このへんで、スプーンでも投げてみよう。
着底からボトムをノックするようにゆっくり巻いて来ると、
ココン!
アワセを入れるが乗らず。
ついに回遊してきたぞ!!
初めてトラウトらしきバイト。
同じラインをもう一度トレースすると、
ドゥスンッ!
ロッドが抑え込まれた。
次の瞬間、
ゴゴーン!!
ヒットォー!
かなり深場、水深10mぐらいのボトムで食らいついたレインボーは、ゆっくりとした動きで、更に湖底へと引っ張り込み出した。
ジジジジー、とドラグが静かに鳴り、ロッドがバットから曲がりだす。
あれ、動きは遅いな。
と、思いきや
ギャイーン!!
もの凄いスピードで右に突っ走り、ドラグが悲鳴を上げる。
まるで青物でも掛かったような走りだ。
ギャイーン!
ゴゴゴーン、とロッドがノサレ、防戦いっぽうに。
それでも、ひざを折り、ひじを使って、ロッドのテンションはかけている。
ピューンとPEが走り、今度は左に魚は走り出した。
うぅぅぅぅー。
どれだけデカイいんだ。
こんなトラウトは初めてだ!
管理釣り場のデカマスとはまったくスピードもパワーも違う。
左に走った魚は、今度はこっちに向かってやってきた。
桟橋の上に立って釣っているので、橋の下をヤツは通過しようとしているのか。
やっ、やばい!
ゴゴゴーンッ!
もの凄い突っ込みとともに、足元の橋脚の下に入ってしまった。
グイっとロッドで持ち上げ、向きを変えようとしたとき、潜り込んだ足元から、ギラリと反転した銀色の魚体が出てきた。
で、っでかい!
60UPはあるぞ!
まるでサーモンだ!
胸の鼓動は高まり、ついに俺もやったか!!と
ニヤリと頬が緩んだ瞬間
グン、ゴゴゴーン!
最後の力を振り絞って、もの凄い突込みと共に、急に右に走り出した。
そのとき
フッ。。。。。
あー、バレタ!
チクショウ!!!!!
なんてヘタクソなんだ。
くぅー、悔やんでも悔やみ切れない大物だった。
その場に座り込み、3分ぐらい、呆然としてしまった。
あっつぅぅぅぅぅぅ。。。。。。。。。。。。
3分経って、前向きに考えた。
向こうが一枚も二枚も上だったんだ。
こっちは、ドラグ調整、ロッドワーク、ミスは無かった。
それに、シングルフックの掛かリ場所も悪かったようだ。
小生は仕事も、遊びも、釣りも、カラリとサラリと、でも真剣に、いつまでもクヨクヨしないことにしている。
俺って、単純だなー。(笑)
それにしても、さすが野生化レインボー。
パワーもスピードも、桁が違う。
おいそれと、簡単にはさせてくれない。
ふつふつと燃える心を抑えながら、アムステルダムの友人宅へ向かったのであった。

FGノットを1cm未満に締め込んで、気合も入ってきた。
待ってろよ、レインボー!
明日のリベンジへ、続く。
- 2011年12月27日
- コメント(28)
コメントを見る
fimoニュース
登録ライター
- 淀川バス釣り開拓記と66センチ…
- 14 時間前
- 登石 ナオミチさん
- 悔しい一日からスタート
- 15 時間前
- はしおさん
- 『DIY系アングラー?』
- 4 日前
- hikaruさん
- クリムゾンワールドワイド:ス…
- 5 日前
- ichi-goさん
- ふらふら泳ぐサヨリを模して
- 6 日前
- 濵田就也さん
本日のGoodGame
シーバス
-
- BELUGA復帰戦
- ハマコー
-
- ナイトリバーシーバス
- OKB48
最新のコメント