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第7回 オランダ釣行記(モンスターレインボーとの戦い)

  • ジャンル:釣行記



腕が痺れて、ロッドを持つ手が震えてきている。











息が上がってきて、喉もカラカラになってきた。











かれこれ、ヒットしてから10分は経過しているのではないか。











その魚体を見た瞬間、背筋が凍るような感覚が走った!










グラリと傾いた巨体はゆうに80cmを超えていた。











それは、恐ろしいまでに大きな砲弾。

まるでアラスカ・キングサーモンのような尖った顎をしていた。











第7回オランダ釣行記
  (モンスターレインボーとの戦い)









前回の釣行で、湖底のブレイクとカレントを探しあて、レインボーを釣り上げた要因への確信が間違いがないか、今回の釣行で再検証を行い、それを大きな自信へと換えたかった。












渓流や大型河川にいるものとは違って、湖のトラウトは回遊しており、大体 決まった時間に決まったエリアを回って捕食活動する性質がある、と思う。











前回 釣れた時間帯を今回の釣りに当てはめて、自分の仮説が正しいか、PDCA(プラン・ドゥ・チェック・アクション)を繰り返していく。












と、かっこいい事は言っても、自然相手なので、どうなるか分からない。(苦笑)












日本のシーバスの時と同じく、こっちでも基地外釣行メモをつけている。

OVでのヒットパターン、ヒットした時間、レンジ、ルアー、気温、天候、気圧、風速、風向き、日の出、日の入り時間、ポイント、潮の流れる方向。

これらを組み合わせて、OV湖の地図を睨めっこしながら、当日のポイントと立ち居地を決める。

とは言っても、実際には最後は経験に基づく勘が頼り。

でも、ここOVの汽水湖では、まだ勘を働かせるほど経験がないので、最低1年間はデータを蓄積して、データ通りの確立で、可能性を追い求めるしか、他に手だてはない。












前回は、日の出前と日の入り後のごく短い時間帯に、バタバタとアタリがあった。

それ以外の時間帯はさっぱり。

今回の日の出、日没の時間、それに、当日の天候などを要素に、時合と読んだ時間を若干 修正していく。












駐車場から、遠いポイントへ、湖の水に浸かりながら、約1kmをハーハー言いながら渡って到着。

あー、しんど。

足がつりそうで、もうフラフラ。

戦う前からヘロヘロ状態。(涙)













まだ暗いポイントに静かに近づく。

一旦 水鳥たちが遠ざかったが、自分の気配がなくなり、再び近くまで寄ってくるのを静かに待つ。












30m近くまで、水鳥と白鳥がやってきた。


よしっ、今だ!!













場スレを嫌い、茶色の暗いカラーのスプーンから投げだす。

ロッドを手首と肘を使って、鋭く振り下ろすと、

ビッシュ! と、Savage Gearの9.2ftが鳴った。















ピューン !!

5gのスリムスイマーが闇を切り裂き、飛んで行った。














1投、2投とウイードがフックに絡まってきた。

うーん、ちょっと違うなー。













立ち位置を変えた、3投目。

北東5mの風を読み、フルキャストしたルアーが左斜め前にいる白鳥の頭上を越え、50m先の前方斜め右のポイントに着水した。














ラインスラッグを急いでとり、ロッドを立てて表層を引いてくる。

5秒ほど巻いても、ウイードは絡まない。

ここだ!!

カレントが利き出し、それに合わせて、垂直に立てているロッドも少しずつ、左に倒していく。














おやっ??













半分ほど巻いただろうか。

表層を漂うルアーの真後ろが、まるで潜水艦が浮上しているように盛り上がっているのに気づく。













あっ、レインボーだっ!!

本能で警戒して、ルアーの後ろに、ピタリとついているのだ。

こんなの初めての経験、ドキドキと胸が高鳴った。














喰えー、喰ってくれー!!!

ロッドにチョンチョンとアクションを加えて、少しロッドを寝かした、

その瞬間!















コツッ!














それがバイトなのか疑うくらい、とても小さいアタリが手に伝わってきた














突然


ゴゴゴゴゴーン!!















バッドがブチ曲がり、ドラグがギャイーンと、わめき出す。















右や左に突っ走り、5分ぐらい、ドラグが止まらない。
















間違いなく大物だ !

それもハンパなサイズじゃない!!















ウイードのほうに突っ走ると、そうはさせまいと、自分も走り、ロッドをいなして応戦。

とは言っても、胸まである水深、ちょっと動けば、まるでプールでの冬季トレーニングをやっているように、息が上がってくる。













ギャイーン!!



ジャンプは一度もせず、グイグイと左右に走るだけ。














スピード感はないが、トルクがもの凄く、巻いても巻いてもまたドラグが出て行ってしまう。














60mはラインが出たであろうか。














10分ほどの戦いで、ようやくドラグが鳴らなくなった。














何とか岸まで寄せて、手前まで来た魚体を見た瞬間、驚愕した!!














80UPはある化け物である、これってレインボー???













手前3mまで来たとき、シングルフックが口の外に、薄皮1枚で掛っているのが目に留まった。













やっ、やばい!

一気に勝負をかけようと、リールをゴリ巻きして、ロッドをグイーっと

持ち上げた瞬間














ドドドドーン !!

強烈なテールウオーク!!













ふっ。。。。。。

あー、ま、待ってー!!

膝ぐらいの水深のところを、10mほどレインボーと追いかけっこ。















手の届きそうなところまで近づいた瞬間

ピューン!! とレインボーは沖に消えてしまった。















あっつぅぅぅー。。。。















対面の消波堤に4名、そして、小生の両隣りに2名。

計 6名のフライアングラー。

皆 一部始終を見ていた。

オランダ語で話しながら、こっちを指差して笑っている奴もいる。

ダーハハハッ!! なんて大喜びしている奴もいる。















くうぅー、チクショー!!

悔しいなんてもんじゃない!!

チクショー、チクショー!!!














でも、自分の隣でも、同じことが起こったら ???

惜しかったね~、ナイスファイト、ナイスフィッシュ!!

などと言いながら、エヘへ ザマーミロ なーんて、
内心は喜んでしまうかも知れない。(笑)

人間は罪深き、妬み深き生き物なのである。














まー、悔やんでもしょうがない。

あれだけ大きくなったモンスター、今まで釣られないという技量と強運を兼ね備えているのだろう。

でなければ あんな化け物になるはずがない!














それから無心に帰り、全身全霊で風と流れの変化を感じ、キャストに没頭した。













まずは、


ガンッ!


ドドドドーン!!


1匹目





これも口の中ではなく、横の柔らかい皮へ、外からフッキング。

ルアー触っただけで、フックがポロリと外れました。

危なかったー。

やっぱり、シングルフック、恐ろしいなー。













サイズは52cm

でも、このクラスのスピードとジャンプは凄まじい!!


左上部分の背中に、黒い大きな傷跡があり。

メジャー15cmのところの、上の部分です。

幼魚の時に、鷹にでも襲われた爪痕のようでした。














さらに、


ゴンッ!!


ババババーン!!


2匹目





これは、横あごの固いところに、しっかりと中からフッキング。





素晴らしいジャンプを見せてくれました!









サイズは54cm















そして、


ドスン!

ピューン!

ギャイーン! ドドドドーン!!

うぅぅぅー、強烈www!!




3匹目、結構デカイ!!






これは、口の中の下あごに、ガッチリとフッキング。

プライヤーでなければ、フック外せませんでした。






なんて綺麗なんだ!!




スピードもパワーも、ジャンプもありで、結構 手こずりました。

サイズは?





うーん、60cm? と言いたいとこだけど。

尾っぽが1cmメジャーズレしてるから、正直に59cmです。(涙)












なんとか今回も、3匹釣り上げることが出来ました。

実は大物バラシの後、もう一回 同じ潜水艦が浮上するような、ルアーの後ろを、もわーっとついて来るパターンで1匹バラシました。(涙)

50cmぐらいでしたが、目も回るようなスピードで連続ジャンプを繰り返す、体側が真っ赤な砲弾でした。

これも、様子を探るような、ルアーを小突くバイトで、口の中にフッキングしてなかったようです。












今回のヒットルアーたち。






上2つが、Shimanoのスリムスイマー5g。

下は、SmithのPURE 5g、オレンジアワビです。











そして、使用タックルは。

Rod: Savage Gear(Sweden), Parabellum Spin 9.2ft 7-23gr
Reel: Shimano Stradic 2500FD (Europen Model)
Line: Spool 1 : YGK G-Soul X3 1.2号
Spool 2 : Rapala Sufix 832 1号
Leader : Spool 1 : Barkley Trilene 6.3kg ( Florocarbone )
Spool 2 : Trabucco T-Force Japan 6.95kg ( Nylon )













こんな素晴らしい魚たちに欧州で出会えて、最高の幸せ者です。

こうやって、釣りが出来ることを感謝します!

そして、これまで惜しみなくOVの地形やヒットパターン、ポイントをご教示くださった、OVの神 IKUさん、大師匠 MRTさん、さらに欧州渓流の達人 SKTさん、本当にありがとうございました。













さて、オランダの汽水湖で60UP、70UPの挑戦、そしてバラシたモンスターとのリベンジは一旦 お預けとさせていただきます。


3月31日から2ヶ月間、産卵で禁漁になる、メーターパイクを狙って、3月からカエルとネズミルアーを葦の茂みに走らせます。


実は、これはこれで、凄い楽しみです!!


前回 ヒットしたごっつあんミノーも、そして出番を待っているスーサンも、間違いなく活躍してくれると思います。


乞うご期待!!








最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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