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禍福は糾える縄の如し (かふくはあざなえるなわのごとし)とは、 人生をより合わさった縄にたとえて、幸福と不幸は変転するものだという意味の故事成語です。 不幸を嘆いていると、いつの間にか幸福となり、幸福を喜んでいると、また不幸になる、ちょうどそれは「より合わせた縄のように表裏が交互にやってくる」ということを表しています。 感染病に心を悩まし、外出を控えたりている方が殆どだと思います。 人生不幸ばかりではありません。 希望を持って生きて行きましょう!

島くらしのススメ【0尾目】其の一 師匠が魚を欲しがった理由






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前から人相の悪い奴が歩いて来る…



ヤバイ!!!

視線は絶対合わせない様に…。

誰でも一度は経験があるはずだ。

なるべく関わり合いたくない人種。



礼儀のなってない奴には説教するし、

運転マナーのなってない奴には、

車から引きずり出して謝らせる。



筋の通らない事は、絶対にしない。

集落同士の問題が起きれば、

解決して来る。

そう…



それがオレの師匠だ(爆)
 
そんな鬼の師匠だが、

懐に飛び込んでしまえば、



家族同然の扱いになる。



「飯はちゃんと食べてるか? 家に食べに来い」
※「つまらんから、話し相手になれや」の意(笑)



「今、釣れてるから、行って来い」
※「釣れたら所場代の魚、届けろよ」の意(笑)



「家族は元気か?お中元に島のそうめんと醤油送っておいたわ」
※「そうめん食い飽きたから、お返しに珍しい食べ物送れ」の意(爆)



それも師匠の一面だ(笑)

師匠の日本語は、やや解釈が難しい(笑)



過去、師匠の為に





どんだけ魚を選りすぐって、届けたことか(爆)

折角、届けても、

師匠「血抜きが甘い!」「脂のってないぞ!?」

と言われ放題だった。

今は、 「 魚の目利き 」 「 魚の絞め方 」 を教えていてくれてたんだなと



思うように努力している(爆)

そうじゃないと、





腹が立つ(爆)

島の反対側で釣った魚を、師匠のお宅に1時間程掛けて届けたことも何回もあった。 当時の事を思い出すと、なぜか首の周りが重い。

もしやオレは、



鵜飼の鵜ですか???(笑)
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自分の隣で、師匠がロッドも出さずに、タバコを吹かしながら温かく見守る中で、釣りをする時もあった。

「 晩飯、早く釣れ~!!! 」 と言われた時の





プレッシャー半端無い(爆)

やっぱ、記憶を辿ると





鵜だわ(爆)

そんな師匠に出合ったのが、今から約4年前の8月下旬の頃。

香川県小豆島のとある小さな漁港の波止での事だ。

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その日、自分は若手社員と夜中からシーバス。 朝マズメにTOPチヌの予定だった。 この若手社員をY君とする。 Yの釣暦は、父親の影響もあり、子供の頃からと長い。 但し、餌釣りばかりで、ルアー経験は、微々たるものだった。 是非、シーバスや黒鯛が釣りたいと、島に渡ってきた。 

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 「 釣れなかったら恥じ 」 と言われるポイントにエントリー。 Yにポイントの特徴とヒットパターンを説明した。 説明と言っても、自分のキャリアは当時2ヶ月位なので、大して説明にらなかったと記憶している。 優先的美味しい立ち位置でキャストさせた。

待てど暮らせど、Yのロッドが撓る様子は無かった。 Yが休憩している時にキャストさせてもらい。 早々に 「 磯蟹・フナ虫パターン 」 (※1)で、シーバスを確保したので、自分は満足した。 
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※Y君に撮影して貰った初の物持ち。 今思えば恥ずかしいサイズ(笑) しかも飛び切りの笑顔が更に痛い(爆) キャリア二ヶ月でこの日焼けはヤバイ(笑) とどめを刺すなら生え際が恐ろしい事になってる(爆)

Yは、散々叩いたポイントで釣られたのが、相当悔しいらしく、



ここから怒涛のランガンが始まった(笑)

巡る…

巡る…

巡る…

で、最終的に



師匠と出合ったに絡まれた波止に流れ着いた訳です。

そもそも、この漁港



師匠宅が目の前(笑)

鬼の人相で話好きなんて、どう考えても無しだろ(爆)

そんな人間大好きっ子な師匠が、





絡まずには居られない(爆)

ホンマ俺達は、師匠にとって、



鴨やった(笑)
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鵜か鴨のどっちちゅう話だよな(笑)

師匠にとっては、





どっちでも良いんだろうな(爆)

で、冒頭に書いた展開になった。



めちゃくちゃ目つきの悪いオッサンが歩いてくる。
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※漫画【ばらかもん】より画像拝借。 イメージそのまんま(笑)



自分の本能が全力で叫ぶ…



ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!ヤバイ!!!

ここは、小さな波止の先端(笑)



逃げ場は無い(爆)

視線は絶対合わせない様に…。



師匠 「 オイ!お前ら何処から来たんじゃ? 」
※ 「 お前ら俺の海を汚すなよ 」 の意(笑)

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※漫画【ばらかもん】よりイメージ拝借。 イメージそのまんま。

オニギリ 「 (ヤバイ!面倒な奴に絡まれた) 」



師匠の第一印象だ(笑)

とまあ、こんな出会いだった。



師匠の懐に飛び込んでしまえば

どうって事は無い。

師匠 「 今度、よっちゃん(注2)紹介してやる。 島で釣りするなら知り合いになっておけ 」

月日が経ち、お互いの気持が折り重なれば

オニギリ 「 身体冷え切ったわ。 温かいコーヒー淹れて 」

と師匠におねだりしたり、

師匠の飛び出た腹を鷲掴みして、

オニギリ 「 少しは痩せろよ~ 」 と
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からかったりもした。





現在、自分は静岡県在住となったが、師匠が心配してメールや電話をしてくる。



師匠 「 元気か? ブログ更新されてないけど、ちゃんと釣りに行ってるか? 」「 こっちには、いつ帰ってくるんだ? 」
※ 「 さっさと魚送ってこい 」 「 顔出す時は、土産わすれるなよ? 」の意(笑)





やっぱり師匠の日本語は、解釈難しいわ(爆)

ここまで、師匠との出会いを面白おかしく書いたけど、



なぜ師匠が、毎日、魚を欲しがったか?



自分で食べる為ではなく、



そこには、理由があるんです。



過去ログでも触れなかったので、初めてログに書きたいと思う。

以前述べたが、師匠は堅気の人では無かった。 出合った当初、眼光が鋭いと思っていたが、そんな理由がある。 当時やさぐれた師匠を改心させてくれたのが、師匠の義父だった。

師匠 「 島に来て以来、ずっと幸せでな。 自分を助けてくれたのが、よっちゃん(注2)と義父で、脚を向けて寝れない。 この二人には、感謝しきれん 」 と義父への気持を何回も口にしていた。

師匠の奥さん曰く 「 父親は元猟師で、毎日のように美味しい魚を食べていた。 メバルなら島の何処で釣ったか食べれば分かる 」 と言うくらい食通でもある。

師匠は、そんな魚好きの義父に、美味しい魚を届ける事で、自分の 「 感謝の気持 」 と 「 過去への罪滅ぼし 」 をしていた訳です。 恐らく、自身が魚を釣って届ける事で、 「 堅気の男 」 「 島の男 」 になったと示したかったのではないかと思います。

ところが、



師匠は、膝や腰にひどい関節痛持ち。 目の前の漁港にすら、釣りに行く事が困難になってしまった。 それで、オレが一枚噛ませて頂き、師匠の代わりになって、釣りに行き魚を届けてた次第です。 師匠は魚を料理し、それを義父に届けていた。 



師匠やっぱり優しい。 

まあ、今でも





全然、釣りを教えてくれないけどな(爆)

師匠 「 やってみたらエエ 」 が口癖。

師匠 「 釣れたら正解、釣れなくても正解 」
※チャレンジした事が駄目でも、駄目という事実が分かり、一歩正解に近づいたという意味です。

直ぐに正解を知りたがる自分にとっては、



衝撃的な言葉だった。



師匠 「 そもそも、釣ろうと思うたらあかん。 魚に遊んで貰おうという気持がないとな 」



心構えすら、師匠には適わない。





師匠へ…

面等向かって言うの恥ずかしいから、ブログに書いておく。

師匠には、一生恩返し出来ないかもだけど、

だから、頂いた気持は、いつか何処かの誰かに伝えたいと思う。





それと、魚を届けられなくなってゴメンな…。

まあ、師匠の事だから、新しい





鵜?鴨?を捕まえて育てるから、心配ないか(爆)

それから、早く身体治せ!

島に帰省したら、一緒に釣りするぞ!!!

あと…

早死にしたら



承知せんぞ!





形見分けは、ABUの愛用ロッドで勘弁しちゃる(爆)
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ああ…未だくたばってなかったな(笑)

オレが老いて釣りに行けなくなるまで、



師匠の代わりに使ってやるよ。


(注1)ベイトのイワシが接岸していない時、たまに起きるパターン。 野良猫やアングラーに驚いた蟹やフナ虫が、波止やテトラから海に落ちるのを捕食している。 本当、島のシーバスパターンは、特殊です。 その他難しいとされるサヨリパターン。 自分はイワシよりサヨリの方が慣れているので楽です。 この辺りを大野ゆうきプロに実釣して、ランカーを引きずり出して欲しい。 島には得意な河川一切無いし。 プロの腕の見せ所だわな。 ※参考過去ログ【47尾目】【48尾目】【37尾目】他

(注2)過去ログにも度々登場する凄腕の初老。 元釣り雑誌の記者。 この人も年間300日釣行してる変人。 雑誌の取材時、この人がサポート役になってくれた。 折角、来島したんだから、面白い経験して行けと、オレ実釣レポに参加させた黒幕。 ※参考過去ログ【54尾目】【28尾目】他






おしまい。





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追伸1:

お気付きだと思いますが、ブログのナンバリングが【0尾目】原点回帰になっています。 今回、自分の釣りの原点、小豆島釣行記の回顧録になります。 

釣りを始めたのが、2017年7月中頃。 fimoを登録したのが、2014年1月下旬頃。 初投稿が、2014年2月です。

この間、ブログに約6ヶ月の空白があり、その事をブログに綴っていないのです。 特に「釣りを教えてくれない師匠」との出会いについて、全く触れられていません。 師匠に感謝の意味を込めて書きたかった。 今の今までずっと綴りたいと願望がありました。 誤解して欲しくはないのですが、「回顧録=過去を振り返る=後ろ向き」と解釈されると、本意ではありません。 

恐らく、この回顧録は、ログ【0尾目】をシリーズ化して、今後も話題を差し替え続けさせて頂きます。



追伸2:

大きい魚と遊んでん貰いたいわ…小物は飽きた。



追伸3:

拝啓

fimo本部殿、暑中お見舞い申し上げます。

皆様、お元気で過ごされていますでしょうか。

本日はお礼を兼ねて筆を執りました。

小生、fimoブログを楽しみにしているアングラーの端くれです。

毎回、オニギリblogをニュースに取り上げて頂き感謝しています。

ブログ投稿は、文章構成を練り直したり、表現方法を工夫したり、読者が楽しめる方法に苦心しています。 特にタイトルは、最終投稿文章を何度も読み直し、題名をつけています。

タイトルには、想像以上の拘りがあります。

元々自分には、プライドを持ち合わせていませんが、ブログのタイトルには、非常に思い入れがあるのです。 ところが、赤ペン先生よろしく、タイトルを修正後ニュース掲載するなら、

序でに



文章の誤字脱字も直して頂けると大変助かります(爆)

それから

最近、fimoメジャーが欲しくなりましたので、過去に掲載して頂いたGoodGameとかNewsへの再掲載とか、

ポイント加算してくれて エエんやで? エエんやで? エエんやで?


てか、



下さい(笑)

それでは、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。


敬具
 

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