深夜のとある湾奥のマリーナ。


今宵も血で血を洗う戦いがはじまろうとしていた。




佐川「おう！待たせたのう！」



矢七「なんだ！その虫取り網！？」

佐川「おう、これか！？オマエが釣ったちいせえシーバス

　　　　掬うのに持ってきてやったぞ♪」

矢七「それを言うなら、普段てめえが釣ってるシーバスに

　　　ピッタリだな！」


佐川、矢七「んだとこら！殺すぞ！？」


一触即発ムードの中、今回ジャッジを務めてくださる

もんじゃ五平さんが舵を握る船はマリーナを後にした・・・


今回は


　　　　　　「ビッグプラグ縛り」

私はストリームデーモンのみ。

矢七氏はタイドミノーシリーズの中からデカイヤツ。

そしてアカキンにこだわったセレクト（サイズより、そこが重要らしい）


明かりに照らされた水面ではしきりにセイゴが

ボイルを繰り返す。


ただ今日の相手は違う。


デーモンを一飲みにするモンスター。


この場所を早々に見切り本命ポイントへ・・・・




そこで我々が目にしたもの・・・・



それは・・・・




















































　　　　　　　　　「あんまり生命感のない明暗部」


佐川「あのー・・・これは・・・」


五平氏「うーん・・・まあ予想はしてたんだけど、風と流れが

　　　　　ケンカしちゃってるからね。今日はその大きいルアー

　　　　　じゃキツイと思うよ！」





矢七　佐川　「ガビーーーーーン」





矢七「ねえ・・・どうする・・・」

佐川「ボートでゼロじゃ、流石にかっこ悪いでしょ・・・」

矢七「そうだよね・・・」



バトル開始１０分で


　　　　　　　「縛り解禁」

まずは・・・


Kプロジェクト　Sモーション　にて


佐川「魚の写真が撮れてよかったぁ♪」

矢七「スレなのが無念！」


そしてジャッジ五平氏も


アイマ　トリップ　にて

連発！



さて、一本釣って楽になりたいトコですが、

ストリームデーモンをぶん投げるために選んだ

アウトレンジ８８Ｐ。



ワームで使うと・・・




　　　　　　佐川「当たるけど、さすがに乗らないね♪」


糸をふかせて、シーバスが吸い込みやすくしてあげたいが、

流れが効かない＆浅いため、ある程度のスピードで

引いてないと、当たるタナが外れちゃう・・・


万能に見えるワームも、ちゃんと状況にあわせなければ

なかなか上手くいかないもんで・・・



コアマン　パワーヘッド９ｇ＋マドネスバクリーフィッシュ（銀粉オレンジバック）にて


久しぶりの岩イソメ登場！

いつも閲覧してくださる方なら、

このときどんだけ悲壮感漂ってたかお解かりいただけるかと・・・


セイゴでもうれしい！



さて、ダメダメな二名をよそに、ジャッジは・・・・



アイマ　サスケ９５壱　にて

着実に数を重ねます・・・


五平「あのヨレの中にいっぱい居るよ！」

佐川「あざーっす！」


コアマンパワーヘッド６ｇ＋アルカリ（泉ナイトパール）にて


　　　　　　居た♪

そこへすかさず・・・



デュオ　マニック　にて

矢七「よーやく口に掛かったぜ！」

佐川「そんな・・・別に怒らなくても・・・」


そしてダブルヒットも・・・




　　　　　　　　　　ジャッジ五平氏圧勝！


佐川「今日、五平さんが敵じゃなくてよかったね・・・」

矢七「んだ！まったくだ！」



もうここまで、なにしに来たんだか解らない、

佐川＆矢七・・・


五平「じゃあ、朝マズメはシャローをやってお終いにしましょう！

　　　正直、上げ潮はあまり良くないけど食わせたら

　　　たいしたもんですよ！」



ここで・・・


男、矢七・・・


意地の・・・



デュオ　タイドミノー１７５　アカキン　にて

船上一同「やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！」

当初の縛りで見事、スズキサイズゲット！


ここで

　　「あれ！？モンスターがどうのこうの言ってなかった！？」

なんて疑問は野暮なのである。



オマケに・・・


コアマンパワーヘッド１２ｇ＋バクリーフィッシュ（キャスティングオリカラ佐川シークレットにて）

自分も小さいながら追加♪



帰港となった。

今回、戦いの場を設けてくださった五平さんにお礼をいい

別れた後の車中・・・




佐川「五平さん一杯釣ってたね・・・」


矢七「そだね」


佐川「でも、矢七さんの最後の一本は見事だったと思うよ！」


矢七「佐川君こそ、渋い時にワームでひねり出す一本は見事だと

　　　思うよ！」


傷をなめあう二人であった（涙）