チタンティップの本質

ティップを折った日、3時間強やって18バイト9ヒット2キャッチという体たらく。

18バイトの内、ラインにも手元にも出なかったバイトが4回、ほんの僅かな違和感が9回だった。

強風下だったのでラインのはらみはどうしても出ていた為、その辺りはかなり影響していたとは思うが(言い訳w)。

潮が低い時はどうしてもね…こうなるとやっぱりフロロかぁ…でもなぁ…(独り言)

以前にも書いたが、チタンティップのメリットは感度としなやかさの両立。

事実、今回折れたULロッドのティップと同じ長さで曲げてみると、遥かにしなやか。

逆に言えば、こと先端だけで言えばULと言えどカーボンは意外な程硬い。

今回、ヒットにつながった9回のバイトを除き(内2回はシーバスw)、残りは即吐きしていると思われる。

その即吐きバイトの内、物質的ではなくテンション的な違和感から吐き出したのは何回あっただろうか。

また、バラした5ヒットの内、食い込みが甘くてバラしたのは何回あっただろうか。

その内の数回でも、もう少し食い込んでくれたなら確率上がるんじゃ。


チタンならどうよ?


って事で、再検証をスタート。

ここで予めお断りしておきますが、自然環境下では比較検証というのは全く意味を成しません。

その日・その時・その瞬間で状況は変わり、魚の着き方や食い方等どんな事でも同一条件というのはあり得ない。

なので、あくまで「体感」での話になります。

…断っておかないと、「エビデンスは?」とか知ったかぶりした無知な恥知らずが騒ぎますからねぇw


だが


それ以前に、一つ不安な部分がある。

換装した後に一度ラインを通して竿を曲げてみたのだが…


あれ?




見難いけど、ラインが緩んでる状態で、ここからラインを張ると…



ティップより先に6番ガイド辺りから曲がってね?
(初めから4番ガイドから曲がってるのは、先日書いた通り取りつけ時に曲がっちゃったから(爆))

って事はバイトの初動に関しては、ULロッドじゃチタンの意味が無いんじゃ…(汗)

気を取り直して、実釣開始。


始めてみて、直ぐに判った事。


(殆ど)カーボンと変わらん


実はこの日、ラインをフロロにしていたのだが、翌日PEにしても同じ感想だったことを予めお断りしておきます。

相変わらず歯形バイト(何の変化も無かったのに、バイト痕だけ残ってるヤツ)は何も感じない。

はっきりと出るバイトに関しては、「ややクリアかな」という気がしないでもない。

ただ、それも先述した様に、その魚がカーボンの時の魚よりもしっかりとアタックした可能性もある。

しかしながら、唯一にて最大の違いがあった。それは…


ティップの動き


カーボンの時は軽く振れる程度だったバイトが、チタンだと生き物の様に曲がる(汗)

手に感じる衝撃は殆ど変わらないにも関わらず、動きが圧倒的に違う。

それに伴う可能性があるのだが、一つの問題点が浮上。それは…


スッポ抜け


いや、カーボンの時も沢山ありましたよ。

しかし、その時とは抜け方が違う。

カーボンの時は「よしヒットぉ~…あ…」ってのが「よしヒットぉ~ なぁーいすふぃっしゅぅ~ おぅ、ぐぅっどさぁーいず♪(村田基様風にw)さあネット…あ…」って感じ。

何となく解かるっしょ?(解らねぇって(爆))

始めは針先が鈍ってるとばかり思っていたのだが、ふと違和感に気付いた。



写真じゃ少し判り難いが、針先が反り返ってる。

こんな形になるって事は、唇ではなく奥の歯(っつーか、イボイボになってる部分)に掛かってるって事じゃ…

ここから推測される事は、カーボンでは反発で直ぐ抜けていたのが中で粘ってしまい、変形して抜ける。

ただ、竿が曲がるのは真ん中位だから、反発っつーよりチタンの方がより中に食い込むんじゃ?ってのが正しいか。

針を太く大きくすれば対処出来るのだろうが、圧倒的に反応が悪くなるのよね…針の形状も併せて検討材料が増えた(泣)

まあ、少しでも長く引きを楽しめるんだから、それだけでもメリットは大きいかなと(強がり)

ってな事で、針を何本も変えながら何とか…



チタンティップ筆下ろし終了♪(初物ふぃっしゅは逃しません♪)


って事で、もう換装しちゃったんだから、この竿と上手く付き合って最適解を探っていきます。

これからチヌ竿でチタンティップを検討されている方の参考になれば幸いです♪

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