年間1000本のカラクリ ~理~

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シーバスが難しいんじゃない
業界がシーバスを難しくしてるんだっ!


端的に言うと、~序~で言った「確固たる理由」はこれです。

んじゃ、それを長々と説明させて頂きますね。
(これを書いている(8/7、1時現在)時点で、ファン数が63人・・・あの雑誌に2Pカラーで出てる「ランカーハンター・もりさん」を抜いてしまった・・・こんなヘタレなのに、本当に嬉しいし有難い事です。しかし、謀の影響力って・・・(--;))

現在のシーバス界は、そりゃもう技術革新の嵐。
数年前じゃ高値の花だった道具と同じ性能が、今や半値以下で新品が購入出来る。
それはそれで、素晴らしい事。
業界の本気度が、痛いほど良く判る。
そのメリットは、言葉には言い表せない程である。

が、それは私の様な、初級者からちょっと抜けたかな?レベルの人間に対してのみ

最高級モデルの技術を、下位クラスにフィードバックしていく。
これはメーカーとしての使命でもあり、腕の見せ所でもある。
そして、技術はどんどん上にあがっていく。

が、ここに一つ落とし穴がある。


「入門者を忘れちゃいませんか?」


情報が氾濫する世の中で、人は容易に情報を得られるようになった。
が、しかし、知識の無い人間は、それを信じて鵜呑みにするしかない。

するとどうなるか?

初めてシーバスをやる人間が、いきなり高級品クラスを持つ事になる。

車を例にしてみよう。
免許取りたての人間に、いきなりレースチューンしたRX-7(FC)に乗れと言ってるようなもの。
幾ら型落ちとは言っても、そりゃもう凄いピーキーなワケですよ。
結果は想像つきますね?
まともに運転出来ず、車嫌いになる事請け合い(一部の人を除く)。

業界は、それに気付いてないんでしょうか?

簡単に言えば、初めての人が使うにふさわしい道具が、少な過ぎる。
ある物はどんどん抹殺され、上位機種の亜種がどんどん増えている。
例えあったとしても、一切のPRはされず、売り場の片隅にひっそりと置いてある。
そして店側も、(売上単価が低いから)勧めようともしない。
機能を使いこなせる人ならば良いが、その使い方すら知らない人に持たせても、ただのゴミとなるだけ。

なぜそう言い切るか、具体例を挙げましょう。

私は、ほぼ同じ場所で釣りをしている事から、通行人に良く声を掛けられる。
シーバスが釣れる旨を話し、その内の何人もが、数日後に道具を一式揃えてやってくる。
しかし、それを見て、がっくりするのである。

「ああ、また業界に騙された人が一人・・・」

何故、そのタックルにしたかを聞くと、「店に勧められた」「雑誌に出てて良さそうだから」等々・・・
そうなると、私はこう思う。
「あと何回来るかな?」と。
そして予想通り、少し通って来なくなる。
理由は簡単、釣れないからである。(本人確認済み)
そりゃそうだ。初めての人じゃ、使いこなせないよ。

これを、何回経験したか!

はっきり言うと、10人じゃ下らない。
つまり、ほんの狭いエリアですら、釣り業界は10人の新規顧客を逃した事になる。
(まあ、1式は買わせたから良いのかも知れないが)この人達が嵌って道具を揃えたり仲間を増やせば、その先は無限に広がっていくはずなのに。

つまり、
業界自体が、入口を閉ざしてるんじゃねーか!
と。

誰もが、シーバスを始めて一番初めに投げる時は、初心者なんです。
その初心者の芽を業界自体が摘み取っている今の構造じゃ、この業界は尻すぼみになっていく事請け合い。
だって、新入社員が入ってこない会社みたいなモンだからね。
成熟期はいいけど、その先は間違いなく衰退していくでしょ?
んで、全員が目出度く定年退職し、その会社は消滅、と。

幸い私は、そういった業界の洗礼にさらされず、良き友人と出会い、「シーバスって手軽に簡単に釣れて楽しいっ」と思えたから、今この場に居ます。
過去に嫌な思いをしたので雑誌等のメディアを見なかったからこそ、年間1000本オーバーをゲット出来たと言っても過言ではないのです。
(因みに、シーバスネットを見始めたのも、ラスト2年弱(^^;))


次からは、具体例を挙げていきながら、これからシーバスを始める方や、もっと沢山釣ってシーバスの楽しさを感じたい方のアドバイスになれば良いな、的な事を書いていきます。

間違いなく、今の時代の流れに逆行する話しになりますから・・・


だから、中級者以上は、閲覧禁止だからねっっ(^^;)

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