【ベイト入門者へ②の2】失敗しないタックル選び(リール編)

失敗しないタックル選び(ロッド編)からの続きです。

今回は完全に前ログと対になる内容なので、文脈上わからない点があったら前ログをご参照下さい。

前ログ(ロッド編)にて入門者の方は、
6〜8ftほどのL〜MLのロッドを最初の一本にして基礎を固めるのが一番の近道ですよ、という話をしました。

今回は↑のロッドにどんなリールを合わせるべきか、という話。



リールに関しては単純明解です。



スプール径が34mmの製品を購入して下さい


なぜ34mmか。
最もバーサタイル性が高いからです。


現在最も普及しており、ラインナップも豊富なスプール径が34mmですが、その背景にはやはりこの『バーサタイル性』というキーワードがあります。

 
32mm、34mm、36mm、37mm、40mm。
上記全てのスプール径のリールを所有していますが、最初の一台に相応しいのは絶対に34mmです。


その守備範囲はスーサンからシードライブまで。
7〜12cmミノーはどストライク。
バイブ系も極めて軽快。
30g程度のまでであればメタル系もブッ飛び。
ミドルクラスのジョイントベイト、ビッグミノーも器用にこなせる。

 
つまりシーバス釣りに使う殆どのルアーを快適に扱えるという事です。


リールに関しては実質シマノ、ダイワ、アブしか選択肢がないため、私が自信を持ってオススメ出来るものを1つ紹介します。



それはメタニウムMGL
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スプール系34mm、12lb100m(私の推奨PEは2号140m)のラインキャパを持ったコイツはシーバス釣りにどストライク。


(過去にもインプレを上げているので興味のある方は参照下さい。)


まぁ、34mm径というキーワードさえ外さなければ大きく間違った買い物をする事はないと思うので、ダイワ・シマノでお好きなものを購入して頂いていいと思います。


そもそもダイワ・シマノで迷われている方のため、あくまで私見ですがキャストフィールの違いや特徴について↓

※メタニウムMGLをオススメしているところからお分かりの通り、私は完全にシマノ派ですので、その点を加味して読んで頂ければ。


【ダイワ】
適正重量内であれば抜群のバックラッシュ耐性。
飛距離も十分以上かつキャストごとのムラが少ない。

ブレーキ設定もメカニカルブレーキをゼロ設定した後はダイヤル操作のみで単純明解。

しかし、適正値より軽いルアーのキャストは不得手。極端に軽いルアーだと鬼サミングしてもリリース直後、理不尽にバックラッシュする印象。
※私が下手なのかも知れません。

スーサン等、8グラム以下を投げたいならSVスプール搭載のリールを買ってね、という商品展開かと思います。


【シマノ】
はじめにSVS(遠心)搭載機について。
内部ブレーキと外部ダイヤルがあり調整が2段構え。初心者はまずブレーキ設定に悩むはず。

しかし、ブレーキ設定に慣れればキャストフィールは抜群。飛行中のルアーがまるで『無重力』で飛行しているような感覚に出会えます。もちろん飛距離も抜群。


ブレーキの調整、サミングの練度次第でスーサンなどのごく軽量なルアーも1台でキッチリ飛ばせます。


次にDC機について。
売り文句通り、バックラッシュ耐性は抜群です。
しかし決して『ゼロバックラッシュ』ではない。

DCの場合、極端に軽いルアーを投げる場合とミノー系などで限界飛距離を狙う場合に理不尽なバックラッシュが起きやすい印象です。

サミングがある程度出来るようになった人であれば、様々な重量のルアーを自在にキャストする性能はSVSの方が上かと思います。

しかしバイブ系、メタル系、重量級シンペンなどで限界飛距離に挑む際は、超高速回転するスプール に対して、人間には到底不可能な反応速度でDCが可変的にブレーキ調整してくれるのでバックラッシュ耐性、飛距離ともに有利と感じます。


入門者のリール選びには
34mm径スプールのリールを

というのが今回のログの主旨でした。


今回も質問等ありましたら答えられる範囲でお答えしたいと思います。

ベイト入門者へ①で予告していた、
連載③『ベイトタックルが実釣において発揮するメリット』については近いうちに書いていきます。

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